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2026年10月31日追記:10MB送信前・中・後のHTTPS50要求を新規測定しました。送信中のタイムアウトと、送信前後にも残った応答の遅れを分けて記録しています。
2026年10月31日追記:午前の20MB受信・1MB送信を各3回追試しました。前日分と今回分は日時を分けて掲載しています。
2026年10月30日追記:17時台にダウンロード要求中のPingを新規測定しました。初回と追試の数値は日時・条件を分けて掲載しています。
初回実測日:2026年10月30日14:12〜14:21(日本時間)/契約:楽天最強プラン/端末:Rakuten WiFi Pocket 5G/PC側:2.4GHz Wi-Fi接続
楽天最強プランで運用するRakuten WiFi Pocket 5Gを、検証用PCの既存の2.4GHz Wi-Fi接続で測定した。10月30日14時台の初回測定では、完了した20MBダウンロードは22.13〜26.75Mbpsだった。一方、20MB受信と5MB送信で各1回のタイムアウトが発生。1MB送信3回の実効速度の中央値は0.36Mbpsにとどまった。初回は、送信速度と転送のばらつきが気になる結果だった。翌31日午前の追試では送信が上がる一方で受信が下がり、日時ごとに分けて評価している。
10月31日追試:10MB送信中のHTTPS要求を新規測定
新規実測:2026年10月31日11:52:55〜11:54:59(日本時間)。ここからは、以前の送受信速度やPingとは別の試験だ。
10MBのデータを送信しながら、別サイトへの小さなHTTPS要求を確認した。10,000,000byteの送信はHTTP 200で完了し、所要26.82秒・実効約2.98Mbpsだった。送信要求中に開始・終了した確認は、Googleと楽天モバイルの各2/4回が成功し、各2回がタイムアウトした。
ただし、送信前から数秒かかる応答があり、終了後も成功分の中央値は元に戻っていない。単回の時系列観測なので、遅れや失敗の原因をアップロードだけに特定したり、送信を止めれば必ず改善すると結論したりはしない。

上りが遅いという相談から、同時利用中の応答も確認
価格.comには、2021年4月13日、Rakuten Handで下りと比べて上りが極端に遅い、という相談がある。今回のPocket 5Gとは別機種・別時点の報告で、投稿者の環境を再現した試験ではない。上りのMbpsだけでなく、送信要求が動いている間の別の通信も見るための題材とした。相談の原文:「なぜ?Uploadが遅すぎる」
送信先はCloudflareの公開測定用https://speed.cloudflare.com/__upで、測定用に生成したランダムデータをPOSTした。Cloudflareの公式モジュールにはアップロード用APIや、送信中の遅延を測る機能がある。今回はそのAPIを利用した独自の確認で、同社のブラウザー版スコアや測定手順をそのまま再現したものではない。Cloudflare公式:speedtestのAPI資料
確認結果:50要求のうちHTTP応答45件、タイムアウト5件
Googleにはhttps://www.google.com/generate_204、楽天モバイルにはhttps://network.mobile.rakuten.co.jp/へHEAD要求を送った。成功時はそれぞれ204と200。ページ本文は取得しておらず、この表はWebページ全体の描画時間ではない。中央値は成功した要求だけで計算し、失敗を0秒にしたり平均に混ぜたりしていない。特に送信中は各2件の成功分しかない。
送信は11:53:40.597〜11:54:07.543に実行した。要求の開始・終了が両方ともこの窓に収まった各4件を「進行中」に集計した。最後の各1要求は送信終了をまたいだため別集計とし、Googleは1/1成功・5.793秒、楽天モバイルは0/1・タイムアウトだった。送信要求を開始したというフラグだけで区間を決めていない。
失敗5件はすべてcurl終了コード28で、約5.00〜5.02秒でHTTP応答を取得できずに終了した。接続段階の上限を5秒、要求全体を10秒としている。curlの接続段階には名前解決とTCP・TLS等の確立が含まれるため、「本文が5秒止まった」とは同じ意味ではない。HTTPステータス0のサーバー応答としても扱っていない。curl公式:connect-timeoutとtime_total
送信前から遅れがあり、終了後にも所要時間が残った
成功分の中央値は、Googleが前2.706秒・中3.141秒・後3.413秒、楽天モバイルが前3.081秒・中3.793秒・後4.020秒だった。今回の送信前後も、以前の別日時のHTTPS確認と同じ状態ではない。過去の速い応答を今回の「送信前」として使わず、この直前・直後に実際に測った値を掲載した。
これは、送信中に未応答が出たという観測と、送信だけが原因だという診断を分けるための結果だ。帯域を使い切ったことやルーター内部のキューは調べていない。送信要求の窓には接続確立や応答待ちも含まれ、全期間を一定速度で送信し続けたと確認したものではない。
送信量・測定条件・この追試の限界
送信本文は10,000,000byte(10MB、10進表記)。この1要求の完了までのcurl所要時間26.822548秒を使い、byte×8÷秒から約2.98Mbpsを算出した。接続確立も含む実効値で、携帯回線の物理リンク速度ではない。写真、バックアップサービス、会議、ゲーム等を実際に動かした試験でもない。
送信1件とHEAD50件で、curlが記録した要求は合計10,004,337byte。この値には10MBの送信本文も含まれるため、さらに10MBを足してはいない。受信ヘッダーは合計44,917byte、取得した応答本文は0byteだった。DNS・TLS・IP・Wi-Fi等の付加情報や、PCの他の通信を含む総使用量は計測していない。
Windows 11 Pro、Intel Dual Band Wireless-AC 8265、2.4GHz・802.11n・チャネル6、開始時の送受信リンク速度144.4Mbps、信号表示98%、RSSI−30dBmで実施した。開始時、送信直前、送信終了後、全確認終了時の4回、同じ楽天ルーターとIPv4・IPv6の既定経路がWi-Fiであることを確認した。携帯回線側の4G・5Gは未確認だ。
curl 8.21.0、IPv4・HTTP/1.1、証明書検証有効。送信上限90秒、HEAD上限10秒、いずれも接続待機上限5秒、再試行と自動転送追従なし、この要求に限りプロキシを通さず実施した。各組では2宛先を並行確認し、両方の終了後に約1秒空けた。送信前・後は各10組、送信要求中のループは5組だったため、固定の1秒周期ではない。
相談資料のブラウザー表示などの背景通信や、他の接続機器、配信CDN、基地局の状態を統制していない。無線設定やルーターの再起動・設置場所は変更していない。1回の送信で、区間ごとの標本数も異なる。会議アプリの品質、写真のクラウド保存、長時間の安定性、QoS設定の効果は未検証だ。
送信中でもWebや会議を快適に使えると分かった?
そこまでは確認していない。今回は小さなHEAD要求にも失敗があり、ページ本文の表示や会議アプリは試していない。約2.98Mbpsという送信の完了速度だけで、同時利用の快適さを保証することはできない。
10月31日午前の追試:20MB受信・1MB送信を各3回
新規実測:2026年10月31日10:37:55〜10:39:56(日本時間)。同じPCとRakuten WiFi Pocket 5Gの2.4GHz接続で、20MB受信と1MB送信を各3回測り直した。6回とも完了し、受信は4.59〜6.60Mbps、中央値6.49Mbps。送信は1.90〜3.85Mbps、中央値3.58Mbpsだった。
楽天コミュニティには、時間帯によって通信速度が違うという相談がある。今回も「遅い・速い」という一度の数値で評価せず、別の日時で同じ転送量を試した。相談者と同じ場所・端末での再現試験ではない。相談の原文(楽天モバイルコミュニティ)

| 転送と回数 | 転送量 | 結果 | 所要時間 | 実効速度 |
|---|---|---|---|---|
| 20MB受信・1回目 | 20,000,000byte | 完了 | 24.24秒 | 6.60Mbps |
| 1MB送信・1回目 | 1,000,000byte | 完了 | 4.20秒 | 1.90Mbps |
| 20MB受信・2回目 | 20,000,000byte | 完了 | 34.87秒 | 4.59Mbps |
| 1MB送信・2回目 | 1,000,000byte | 完了 | 2.24秒 | 3.58Mbps |
| 20MB受信・3回目 | 20,000,000byte | 完了 | 24.65秒 | 6.49Mbps |
| 1MB送信・3回目 | 1,000,000byte | 完了 | 2.08秒 | 3.85Mbps |
前日14時台との違い:受信と送信は同じ方向に変化しなかった
| 実測した日時 | 20MB受信3回 | 1MB送信3回 |
|---|---|---|
| 10月30日・金曜14時台(既報) | 22.13Mbps/90秒で未完了/26.75Mbps | 0.27/0.36/0.45Mbps(全回完了) |
| 10月31日・土曜10時台(今回) | 6.60/4.59/6.49Mbps(全回完了) | 1.90/3.58/3.85Mbps(全回完了) |
前日の完了した受信2回より、今回の受信3回は低い数値だった。一方、1MB送信は前日より高い。前日の受信の時間切れを速度0Mbpsに置き換えたり、完了した試行だけで全3回の平均を表したりはしていない。前日の値は既報の記録で、今回の新しい実測ではない。
楽天モバイルの公式解説も、実測値は回線種別、場所、時間帯、電波、混雑等の条件で変化すると説明している。今回の2日分は、曜日や時間帯のほかの条件も統制していない。したがって「土曜の午前だから送信が改善した」「午前はいつも速い」といった因果関係や、地域全体の傾向は判断できない。楽天モバイル公式:通信速度の実測値が変わる条件
今回の通信量・手順・比較の限界
Cloudflareの受信・送信測定用エンドポイントを使い、IPv4・HTTPS・HTTP/1.1の単一接続を要求ごとに新しく開始した。各組で20MBを受信し、5秒空けて1MBを送信し、さらに5秒空けた。3組を順番に実施し、開始時・各組終了後・最終終了時に同じルーターとWi-Fiの既定経路を確認した。Cloudflare公式:測定用エンドポイント
受信本文は計60,000,000byte、送信本文は計3,000,000byteで、合計63MB(1MB=1,000,000byte)。全6要求がHTTP 200、curl終了コード0で、要求した転送量に一致した。1要求の上限は90秒、接続確立の上限は10秒、再試行なし、転送速度の上限指定なし。通信方式・転送量・90秒上限は初回とそろえたが、送受信の実行順序と間隔は異なる。Mbpsは本文byte数×8÷curlの総所要秒÷1,000,000で算出し、接続確立や応答待ちの時間も含む。Cloudflare公式画面の自動テストと同一の採点方式ではない。
PC側は2.4GHz・802.11n・チャネル6、リンク速度144.4Mbps。開始時の信号表示96%、RSSI −31dBm、応答ヘッダーの拠点表示は6回ともKIXだった。PC・ルーターの設置位置の固定、他の接続機器、背景通信、基地局やインターネット経路は統制していない。携帯回線側の4G・5Gは未確認だ。本文の63MBにDNS、HTTPやTCP/IP等のヘッダー、PCの他の通信は含めておらず、回線全体の使用量とは同じではない。
今回は転送速度と完了の有無を追試し、負荷時Pingや実際の会議・動画アプリは測っていない。新しい送信速度の結果から、前日に測った送信中のPingやアプリの快適さも改善したとは判断していない。
初回測定のPC・ルーター接続条件
使用したのはWindows 11 ProのPCで、無線LANアダプターはIntel Dual Band Wireless-AC 8265。インターネットへの既定経路がWi-Fiであることを確認し、PC自身から外部へ通信させた。別のサーバーで実行した速度測定を転記したものではない。
| 無線の接続 | 2.4GHz、802.11n、チャネル6 |
|---|---|
| リンク速度 | 送受信とも144.4Mbps |
| 開始時のWi-Fi電波表示 | 92%、RSSI −39dBm |
| 暗号化 | WPA2-Personal、CCMP |
| 主な測定先 | Cloudflare Speed Test、応答ヘッダーの拠点表示 KIX |
144.4MbpsはPCとルーター間のリンク速度で、インターネットへの実効速度を示す値ではない。また、ここでいう2.4GHzはWi-Fi側の周波数帯であり、携帯回線側の4G・5Gとは別のものだ。Rakuten WiFi Pocket 5Gは公式仕様で802.11ac・axやUSBテザリングにも対応するが、今回は2.4GHz・802.11nで接続した状態の評価で、5GHz接続やUSB接続との比較は含まない。楽天モバイルの製品仕様
10月30日14時台:20MBダウンロード3回の結果
Cloudflareの測定用エンドポイントから20MBを1本のHTTPS接続で受信する試験を3回行った。
| 試行 | 結果 | 所要時間 | データ量 |
|---|---|---|---|
| 1回目 | 22.13 Mbps | 7.23秒 | 20.00 MB |
| 2回目 | 時間切れ 16.92 MBまで転送 |
90.01秒 | 20.00 MB |
| 3回目 | 26.75 Mbps | 5.98秒 | 20.00 MB |
成功した2回だけを見ると、20MBを約6〜7秒で受信できた。しかし、2回目は90秒たっても完了しなかった。「常に20Mbps以上出る」とは評価できない。今回の試験では、速いときの数値と、転送を最後まで続けられるかどうかの両方を見る必要があった。
10月30日14時台:1MB送信の中央値は0.36Mbps
最初に試した5MBアップロードは90秒で時間切れになり、完了速度は得られなかった。そこでサイズを1MBに下げて3回測定した。
| 試行 | 結果 | 所要時間 | データ量 |
|---|---|---|---|
| 1回目 | 0.27 Mbps | 29.23秒 | 1.00 MB |
| 2回目 | 0.36 Mbps | 22.38秒 | 1.00 MB |
| 3回目 | 0.45 Mbps | 17.92秒 | 1.00 MB |
小さいサイズでは3回が完了したものの、受信と送信には大きな速度差があった。今回の数値からは、資料や写真をクラウドへ送る作業で待ち時間が長くなると判断する。映像を送るオンライン会議や大きなファイルの送信を主用途にするには、この環境では余裕が乏しい。
10月30日14時台:送信中のPing中央値は240ms
ルーター、Cloudflareの1.1.1.1、Googleの8.8.8.8へ、約1秒間隔でICMP応答を記録した。転送試験をしていない時間の中央値は、ルーターまで5ms、1.1.1.1まで56msだった。以下は1.1.1.1への結果で、P95は成功した応答の95%が収まる時間を表す。
| 条件 | 中央値 | P95 | 最大 | 1秒以内の応答なし/送信数 |
|---|---|---|---|---|
| 転送試験をしていない時間 | 56 ms | 372 ms | 716 ms | 0 / 154 |
| ダウンロード試験中 | 80 ms | 377 ms | 533 ms | 0 / 102 |
| 1MBアップロード試験中 | 240 ms | 425 ms | 547 ms | 0 / 69 |
| 5MBアップロード試験中 | 241 ms | 418 ms | 526 ms | 2 / 90 |
1MB送信中の応答の中央値は240msで、転送試験をしていない時間の56msから長くなった。5MB送信中には1秒以内に返答がない測定も2回あった。外部への応答には、転送試験をしていない時間にも大きな遅れが含まれていた。PCとルーター間の強い電波表示だけでは、外部との通信の安定性までは判断できない。遅延や速度低下の原因が、携帯回線、Wi-Fiの干渉、他端末の通信、測定先のいずれにあるかは、この試験だけでは特定できない。
追試:ダウンロード要求中のPingを新規測定
追試日時:2026年10月30日17:35〜17:36(日本時間)。ここからは上の14時台の試験とは別の新規実測で、同じWindows PC・2.4GHz接続を使った。
楽天モバイルコミュニティには、別機種Aterm MR05LNで測った通信速度とPingの結果が妥当かを問う相談がある。速度と応答の遅れは別々に確認したい。本追試は投稿者の不具合の再現ではなく、Rakuten WiFi Pocket 5Gで受信要求の前・中・後を比べた。楽天モバイルコミュニティの相談
外部2宛先とも、受信要求中の44回で正常なEcho応答は1回、900ms以内の応答なしは43回だった。ただし、受信前にも31回中11回の応答待ち切れがあり、ダウンロードだけが原因だとは断定できない。応答が返った1件の中央値だけでは、この区間の状態を表せないため、成功数を併記している。
| 宛先・区間 | 正常応答/実行 | 成功分の中央値 | 成功分のP95 | 900ms以内の応答なし |
|---|---|---|---|---|
| ルーター宛て・受信要求前 | 31 / 31 | 5ms | 37ms | 0 / 31 |
| ルーター宛て・受信要求中 | 43 / 44 | 4ms | 9ms | 1 / 44 |
| ルーター宛て・終了後 | 30 / 30 | 5ms | 15ms | 0 / 30 |
| Cloudflare(1.1.1.1)・受信要求前 | 20 / 31 | 66.5ms | 176ms | 11 / 31 |
| Cloudflare(1.1.1.1)・受信要求中 | 1 / 44 | 96ms(1件のみ) | — | 43 / 44 |
| Cloudflare(1.1.1.1)・終了後 | 25 / 30 | 52ms | 125ms | 5 / 30 |
| Google(8.8.8.8)・受信要求前 | 20 / 31 | 67ms | 176ms | 11 / 31 |
| Google(8.8.8.8)・受信要求中 | 1 / 44 | 95ms(1件のみ) | — | 43 / 44 |
| Google(8.8.8.8)・終了後 | 25 / 30 | 59ms | 125ms | 5 / 30 |
P95と中央値は正常に返ったEcho応答だけで算出した。成功1件の区間はP95を掲載せず「—」とした。900ms以内に返らなかった記録は、永久に失われたパケットやアプリの切断回数を示すものではない。ICMPの扱い、経路、Wi-Fi、回線、測定先などのどこが原因だったかは今回の記録からは特定できない。Pingと待機時間の意味はMicrosoftの公式資料で確認できる。

×は900ms以内の応答なしを示し、RTTが900msだったという測定点ではない。図の時系列はCloudflare宛て。Google宛ての成功数は各区間で同じだった。
受信量と未完了の扱い
Cloudflareの公開測定用エンドポイントへ10,000,000byteを要求した。HTTP 200で本文の受信が始まったが、45.01秒の上限で1,380,608byte(約1.38MB)までとなり、転送は完了していない。したがって、これを10MBの完了速度として掲載していない。受信側には2MiB/秒の上限を設定しており、最大帯域を使い切る試験でも、一定速度の負荷を保証する試験でもない。接続開始や受信が止まっていた可能性のある時間も「受信要求中」に含む。
先に行った100MB要求はHTTP 403で本文1byteとなり、持続した受信負荷が成立しなかったため、上の区間比較には使わなかった。この失敗も記録に残しているが、403の原因は特定していない。Cloudflareの測定用API資料を参照した独自試験で、公式ブラウザー版のスコアと同じ集計ではない。
追試の条件と評価の限界
ルーター、1.1.1.1、8.8.8.8へIPv4のICMP Echoを約1秒ごとに並行して実行した。データ長32byte、待機上限900ms、計315回。受信要求前は各31回、要求中は各44回、終了後は各30回になった。開始時のWi-Fi電波表示は97%、RSSIは-23dBm、リンク速度は144.4Mbps。開始・受信要求直前・終了時に同じルーターとWi-Fiの既定経路を確認した。
事前にも外部宛ての応答なしがあり、終了後も各5/30回で待機上限を超えた。今回の単回試験から、受信を止めれば必ず解消する、ルーターが故障している、楽天回線の混雑が原因だ、といった診断はできない。PCのバックグラウンド通信と他端末は統制しておらず、携帯回線側の4G・5Gも未確認。ゲームや会議アプリの実動作、IPv6、キューの状態やパケットキャプチャは調べていない。
この追試で確認できたのは、電波表示が強い接続でも外部の小さな応答がそろわない時間があったことだ。大容量転送と同時に使う用途では、Mbpsだけでなく成功数や応答待ち切れも見る必要がある。動画そのものの確認は、別の新規測定によるYouTube1080pの実再生レビューに掲載した。
別の測定先と通常サイトでも確認
別系統のFastly上にあるHowFastlyのエンドポイントでも、2MBの受信と1MBの送信を各1回確認した。受信は4.55Mbps、3.51秒で完了。送信は0.35Mbps、22.84秒で完了。測定先、サイズ、時刻が異なるため、Cloudflareの3回分とは集計を分けている。 HowFastlyは開発者がFastly上に公開する測定サービスで、Fastly公式製品ではない。開発者の公開資料
example.comと楽天モバイル公式製品ページのHTMLも各3回取得し、6/6回でHTTP 200を確認した。これはHTML取得の試験であり、画像やJavaScriptを含む画面全体の表示時間、動画再生や会議の体験を測った結果ではない。
楽天WiFi Pocket 5Gは仕事や動画に使えるか
10月30日14時台は20Mbps台で受信できた一方、同量の受信で時間切れがあり、1MB送信の中央値は0.36Mbpsだった。翌31日午前は受信4.59〜6.60Mbps、送信1.90〜3.85Mbpsで全回完了した。初回の遅い送信だけで、その後も同じ速度が続くとは評価できない。
このPCで得た範囲では、送受信と日時で結果が変わっており、一度の最大値だけで仕事の主回線としての適性を決めにくい。会議が必要な場合は、利用する場所・時間帯・アプリでの確認が必要だ。本記事の速度・Ping試験に実会議は含めていない。別の日時に行ったYouTube1080pの実再生は、動画再生の実測記事で確認できる。
測定方法と適用範囲
速度は、転送したアプリケーションデータのビット数を、DNS・TCP・TLS・サーバー待ちを含むリクエスト全体の秒数で割った値。1Mbpsは100万bit/秒、1MBは100万byteとした。IPv4、HTTP/1.1、curlを使い、明示的なプロキシを経由させずに測定した。Cloudflareが公開する測定エンドポイントの説明を参照し、公式のブラウザー測定と同じスコアや集計方式は用いていない。
初回の速度試験は1か所・1台・14時台の試験で、バックグラウンド通信と同じルーターにつながる他端末は管理していない。手順変更中に監視を一時中断し、その際に中断した予備ダウンロード1回を速度集計から除外した。正式試験のタイムアウトは結果に含めている。機種名と契約プランは利用者の申告による。携帯回線側が実際に4G・5Gのどちらで接続していたかは未確認。バッテリー、発熱、移動中や夜間の性能は本評価の対象外とした。
Rakuten WiFi Pocket 5Gのよくある質問
Rakuten WiFi Pocket 5Gの実測速度はどれくらい?
10月30日14時台は20MB受信が22.13Mbps・90秒で未完了・26.75Mbps、1MB送信は0.27〜0.45Mbpsでした。10月31日午前の追試は、受信4.59〜6.60Mbps、送信1.90〜3.85Mbpsで各3回とも完了。いずれもこのPCとルーターでの結果で、製品全体の平均速度ではありません。
楽天WiFi Pocket 5Gはオンライン会議に使える?
10月30日14時台は1MB送信に約18〜29秒かかり、送信中の外部Ping中央値は240msでした。翌31日午前の1MB送信は2.08〜4.20秒に短縮しましたが、この追試で負荷時PingやZoom・Teamsの実会議は測っていません。転送速度の変化だけで会議の快適さを保証することはできません。
午前なら必ず速くなる?
今回の2日分では、翌日の午前に送信速度は高くなりましたが、受信速度は低くなりました。曜日、電波、背景通信等を統制していないため、時間帯だけを原因とは判断していません。
5G対応なのに2.4GHzで測定しているのはなぜ?
製品名の5Gは携帯回線側の世代を、2.4GHzはPCとルーターをつなぐWi-Fi側の周波数帯を示します。今回はPCが既に接続していた2.4GHz・802.11nを使用しました。携帯回線側が測定時に4G・5Gのどちらだったかは未確認です。
5GHz Wi-FiやUSBテザリングなら速くなる?
本記事では比較していないため、改善幅は分かりません。今回のPCとルーター間のリンク速度は144.4Mbpsでした。Wi-Fiの接続条件を変えても携帯回線側や他の通信の影響は残るため、同じ場所と測定方法で比較する必要があります。
関連する実測レビュー
旧モデルの検証は、Rakuten WiFi Pocket 2Cを2日連続で実測したレビューに掲載しています。機種・測定日・条件が異なるため、本記事の5Gモデルとの数値の直接比較には使っていません。


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