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新規実測:2026年10月30日17:56:16〜17:56:44(日本時間)/楽天最強プラン/Rakuten WiFi Pocket 5G/Windows 11 Pro・2.4GHz接続
Wi-Fiには接続できているのに、Windowsには「インターネットなし」と表示される。このときは、ルーターへの接続、Windowsの接続判定、目的のサイトへの通信を分けて確認したい。
今回のRakuten WiFi Pocket 5GとWindows PCでは、Microsoftの確認用HTTPがIPv4・IPv6とも各5回成功し、GoogleのHTTPSと楽天モバイル公式サイトへのHTTPS・HEAD要求も各5回成功した。Windowsの接続判定は12記録すべてIPv4・IPv6とも「Internet」だった。今回「インターネットなし」の症状は再現していない。障害の修復を実証した記事ではなく、接続状態をどう確かめたかを公開する。
ネット上の疑問:ブラウザーが使えるのに「インターネットなし」はあり得る?
Microsoft Q&Aには、Windows 10で「No Internet, Secured」と表示されながらブラウザー等は通信でき、一部アプリは利用できないという2026年9月29日の相談がある。投稿者は複数の接続方法でも症状が続くと説明している。これはRakuten WiFi Pocket 5G固有の相談ではなく、本記事でも同じ障害の原因を特定していない。相談の原文(Microsoft Q&A)
ここから取り上げる疑問は、「Windowsの表示だけで回線全体の断線と判断してよいか」だ。投稿への回答をそのまま検証済みの対処法とはせず、仕組みはMicrosoftの公式文書で確認し、このPCの状態は新しい実測で確かめた。
Windowsの接続判定NCSIと、実際の通信は別々に確認する
Microsoftの説明では、NCSIは接続状態を判定するWindowsの機能で、確認用のHTTP要求と受信トラフィックを用いる。プロキシや確認先への通信がうまくいかないなど、判定に影響する条件がある。Windows 11ではHTTPによる確認が使われると公式FAQに記載されている。Microsoft:NCSIの概要、Microsoft:NCSI FAQ
そのため、表示がおかしいときは、Windowsが今どう判定しているかと、確認用URLや目的のサイトに実際にアクセスできるかを照合する。確認用のテキストが取得できたことだけで、すべてのアプリのサインインや通信が正常とは言えない。
実測結果:20要求すべて成功、接続判定もInternet
4種類の小さな要求を同時に送り、これを5組実施した。表の時間はcurlで計測した各要求の完了までの所要時間で、DNS解決や接続確立等を含む。Ping値、ページの描画時間、回線のMbpsとは異なる。
Microsoftの2種類は、HTTP 200だけでなく、取得した本文が「Microsoft Connect Test」と一致することも確かめた。各応答は22byteで、5回ずつ合計220byte。Googleは本文を返さない204応答、楽天モバイル公式サイトは本文を取得しないHEAD要求への200応答を成功とした。
通信要求の前後に、各組の前後を加えてWindowsの接続プロファイルを12回読んだ。すべてIPv4Connectivity・IPv6Connectivityが「Internet」で、今回の短い観測中に「インターネットなし」は確認されなかった。接続表示と今回調べた通信先の結果は一致していた。
測定したURL・通信量・条件
- IPv4:
http://www.msftconnecttest.com/connecttest.txtをGETで5回 - IPv6:
http://ipv6.msftconnecttest.com/connecttest.txtをGETで5回 - IPv4:
https://www.google.com/generate_204をGETで5回 - IPv4:
https://network.mobile.rakuten.co.jp/をHEADで5回
1組4要求を並列で開始し、完了して接続判定を読んだ後、次の組まで2.5秒待った。接続確立の上限5秒、要求全体の上限12秒、本文取得の上限100,000byte。リダイレクトは追従せず、20件ともcurl終了コード0で完了した。タイムアウト・HTTPエラー・本文不一致は0件だった。
curlが記録した合計は、応答本文220byte、応答ヘッダー11,615byte、HTTP要求1,940byte。DNS、TCP/IP、TLS等の通信やPCの他の通信を含む総通信量ではなく、my 楽天モバイルの課金・使用量とも同一視できない。大容量転送の速度試験でもない。
接続条件はWindows 11 Pro、Intel Dual Band Wireless-AC 8265、2.4GHz・802.11n・チャネル6、送受信リンク速度144.4Mbps。開始時の信号表示は97%、RSSIは−21dBm。開始・終了時に同じ楽天ルーターへの接続と、IPv4・IPv6の既定経路がWi-Fiであることを確認した。携帯回線側が4G・5Gのどちらだったかは未確認だ。
同じ表示で困ったときに、設定変更の前に確認すること
まずPowerShellで次の読み取り専用コマンドを実行し、IPv4ConnectivityとIPv6Connectivityを確認する。Wi-Fiへの接続とInternet判定を区別するための確認だ。表示がInternetでも、目的のサービスが使えるかは別に確かめる。
Get-NetConnectionProfile | Select-Object InterfaceAlias,IPv4Connectivity,IPv6Connectivity
次にMicrosoftの確認用URLで、期待するテキストが返るかを確認する。今回の手動確認と同じIPv4要求なら、Windows標準のcurlで次のように実行できる。
curl.exe -4 --connect-timeout 5 --max-time 12 http://www.msftconnecttest.com/connecttest.txt
ただし、手動でのアクセスとWindowsサービス自身の判定では、プロキシなどの条件が一致しない場合もある。手動要求が成功したのに表示が異なる場合は、その結果を記録してNCSIのイベントログ等と照合する。Microsoftは切り分け用の確認手順を案内している。Microsoft:NCSIのトラブルシューティング
今回このPCでは、確認機能の有効値を読み取ったところEnableActiveProbingは1だった。レジストリ、DNS、プロキシ、ファイアウォール、ルーター設定は変更していない。MicrosoftはNCSI問題の解決策として確認機能を無効にしないよう案内しており、本記事でも無効化による改善を提案・実証していない。
今回の結果から判断できないこと
測定は約28秒の短い時間帯、各方式5回だけだ。長時間の安定性、別の場所や混雑時間帯、Windows 10での挙動は未検証。症状が出ているPCを修復した試験ではなく、Microsoft 365等へのログインも試していない。
今回はcurlによる確認用URLへの手動要求と、Windowsが返す接続判定を記録した。NCSIサービスの実際の通信をパケットキャプチャーで追跡したものではない。ブラウザーのプロキシ条件、PCや他端末の背景通信、DNSキャッシュも統制していないため、個々の所要時間の差をIPv4・IPv6の性能差とは結論しない。
よくある質問
Rakuten WiFi Pocket 5Gで「インターネットなし」は再現した?
今回のPCでは再現しなかった。Windowsの12記録はIPv4・IPv6ともInternetで、確認用HTTPとHTTPSの20要求はすべて成功した。
Microsoft Connect Testが表示されれば、すべてのアプリが使える?
その要求先に通信できたことは確認できるが、すべてのサイトやアプリの認証・利用を保証しない。今回もアプリのサインインは検証していない。
この結果は回線が高速という意味?
小さな応答を受け取れることの確認で、Mbpsの測定ではない。動画再生や大容量送受信は別の試験として評価する。
関連する実測
送受信速度と負荷時の応答は総合実測レビュー、名前解決の比較はDNS比較実測、両方式での転送はIPv4・IPv6比較実測を参照。測定日時や要求内容が異なるため、以前の値を今回の新しい実測として流用していない。


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