「大きなポスターを作りたいけれど、家にあるのは普通のA4プリンターだけ……」と諦めていませんか?実は、エプソンのプリンター標準機能である「ポスター印刷(分割印刷)」を使えば、A4用紙をパズルのように組み合わせて、A2やA1、さらにはそれ以上の巨大なサイズを作ることが可能です。
今回は、私が実際にEPSON プリンター インクジェット複合機 カラリオ EW-452Aを使って、店舗用の特大POPを作成した際の体験をもとに、失敗しない設定手順と「プロ級」に仕上げる繋ぎ合わせの秘訣を公開します。
1. EPSONプリンターで「分割印刷」を設定する手順
Windowsユーザーであれば、特別なソフトは不要です。標準のプリンタードライバーだけで完結します。
- 印刷したい画像やPDFを開き、「印刷」をクリックします。
- 使用するプリンターを選択し、「プロパティ(または詳細設定)」を開きます。
- 「基本設定」タブ、あるいは「ページ設定」タブの中にある**「割り付け/ポスター」**という項目を探してください。
- プルダウンから**「ポスター(2×2)」や「ポスター(3×3)」**を選択します。
- 2×2ならA4用紙4枚分(A2相当)、3×3なら9枚分の大きさになります。
- 「設定」ボタンを押し、**「貼り合わせガイド」**にチェックを入れます。これが仕上がりを左右する重要なポイントです。
2. 実際に作ってわかった「きれいに繋ぐ」ための必須道具
いざ印刷した紙を並べてみると、意外と難しいのが「ズレ」の修正です。私が試行錯誤の末に辿り着いた、作業効率を劇的に上げる三種の神器を紹介します。
- オルファ(OLFA) カッター:切れ味の鈍いカッターは断面が毛羽立ち、継ぎ目が目立ちます。必ず刃を新しくしておきましょう。
- シンワ測定 アルミ直定規:30cm以上の長い定規があると、一気にカットできるのでズレが減ります。
- 3M スプレーのり 55:液体糊やテープのりだと紙が波打ってしまいます。スプレーのりなら薄く均一に塗れるので、仕上がりが圧倒的にフラットになります。
3. 体験者が語る!継ぎ目を目立たせない「片側カット法」
ここが一番の「コツ」です。印刷されたすべての紙の端を切ってはいけません。
例えば、右の紙と左の紙を繋ぐ場合、「左側の紙の右端(のりしろ部分)」は残し、「右側の紙の左端」だけをカットします。カットした断面を、残した「のりしろ」の上に重ねるようにして貼ると、表面から見た時に継ぎ目の段差が最小限になり、遠目には一枚の大きな紙に見えるようになります。
また、光の反射で継ぎ目が目立つのを防ぐには、光沢紙よりもEPSON スーパーファイン紙のようなマット系の用紙を使うのがおすすめです。
4. Macユーザーや、うまくいかない時の裏技
もしお使いのMacでエプソンのドライバー設定にポスター印刷が見当たらない場合は、無料ソフトのAdobe Acrobat Readerを使ってPDFとして開いてみてください。印刷ダイアログの「ポスター」というボタンから、簡単に分割印刷の設定が可能です。
5. まとめ:家庭用プリンターの限界を超えよう
大きなポスターを外注すると数千円かかりますが、分割印刷ならインク代と用紙代だけで済みます。最初はパズルのようで少し戸惑うかもしれませんが、一度コツを掴めば、学園祭の看板や店舗の案内、子供部屋のデコレーションなど、活用の幅は無限に広がります。
ぜひ、お手持ちのEPSON プリンター エコタンク搭載 EW-M754Tなどで、迫力ある大判印刷にチャレンジしてみてください。
次は、印刷したポスターをシワなく壁に貼るための、剥がせる両面テープの選び方についてもお手伝いしましょうか?


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