PCのOS入れ替えやトラブル復旧の際、避けて通れないのが「ブートメニュー(起動デバイス選択)」の操作です。エプソンのEndeavorシリーズをお使いの方で、「マニュアル通りにやっているのに、どうしてもWindowsが立ち上がってしまう…」と頭を抱えてはいませんか?
実は、エプソン製PCには特有の「癖」があり、単にキーを叩くだけでは解決しないケースが多々あります。今回は、私が実際に数台のエプソン ノートパソコンやデスクトップ機と格闘して見つけた、確実なブートメニューの呼び出し方と、詰まりやすいポイントを実体験ベースで共有します。
エプソンPCでブートメニューを呼び出す基本キー
まず大前提として、エプソン(Endeavor)端末でブートメニューを呼び出すキーは機種の世代によって異なります。基本的には以下のいずれかです。
- [F11] キー:デスクトップ、ノートPCの多くで採用されている標準キー
- [F7] キー:近年の小型モデルやエプソン タブレット型PCに多い
- [Esc] キー:一部のUEFIモデルで見られるパターン
電源を入れた直後、画面に「EPSON」のロゴが表示される前から、これらのキーを「トントントン」と断続的に、少し速めのリズムで連打するのがコツです。
【実録】「F11」を連打してもメニューが出ない時の3大原因
「キーは合っているはずなのに、なぜかブートメニューを素通りしてWindowsが起動する」という現象。これには、現代のPCならではの理由が隠れています。私が実際にハマった落とし穴は以下の3つでした。
1. Windowsの「高速スタートアップ」が邪魔をしている
これが最も多い原因です。最近のWindowsはシャットダウンしても完全には電源が落ちておらず、一種のスリープに近い状態になっています。この状態だと、次回起動時にキーボード入力を受け付ける余裕がなく、一瞬でOSが立ち上がってしまいます。
解決策:
Windows11や10をお使いなら、[Shift]キーを押しながら「再起動」をクリックしてください。これで「完全な再起動」がかかり、マザーボードがキー入力を受け付ける状態になります。
2. ワイヤレスキーボードの認識遅延
私が愛用しているロジクール ワイヤレスキーボードなどのBluetooth接続タイプは、OSが起動するまで接続が確立されません。つまり、いくら連打しても信号がPCに届いていないのです。
解決策:
この作業の時だけは、安価な有線USBキーボードを接続してください。USB接続なら通電した瞬間に認識されるため、確実にブートメニューへ入れます。
3. USBメモリを挿すタイミングが遅い
「ブートメニューは出たけれど、選択肢にUSBメモリが出てこない」というパターン。これは、PCの電源を入れた後にデバイスを挿した時に起こりがちです。
解決策:
必ず「電源を入れる前」にブート用のデバイスを挿しておきましょう。PCが起動時に接続機器をスキャンする際に見つけてもらわないと、メニューに表示されません。
それでもダメならBIOS(UEFI)設定をチェック
もし上記を試してもダメな場合、根本的な設定が原因かもしれません。
一旦、[F2]キー(または[Delete]キー)を連打してBIOS画面に入ってみてください。そこで「Fast Boot(高速起動)」という項目が「Enabled(有効)」になっていれば、これを一時的に「Disabled(無効)」に変更します。これでキー入力の受付時間が確保され、ブートメニューに入りやすくなります。
また、外付けDVDドライブから起動したい場合は、BIOS内の「Boot Priority(起動順位)」でドライブの優先度を上げておくのも有効な手段です。
まとめ:落ち着いて「完全再起動」から試そう
エプソンのPCは質実剛健で使い勝手が良いですが、ブート周りは意外とシビアです。
- USB 有線キーボードを準備する
- Shiftキーを押しながら「再起動」
- ロゴが出る前から[F11](またはF7)を連打
この3ステップを意識すれば、ほとんどのケースで成功するはずです。
もし、どうしても特定のデバイスから起動できない場合は、その回復ドライブやインストールメディア自体が正しく作成されているか、別のPCで確認してみることも検討してください。
次は、ブートメニューから無事に起動できた後の「OSクリーンインストール手順」について詳しく見ていきましょうか?


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