iPhone 17は普段の操作では快適だが、重いゲームを長時間プレイした場合も性能を維持できるのだろうか。
今回は、iPhone 17の512GBモデルを使い、Geekbench 6と3DMark Solar Bay Stress Testを連続して実行した。
結論からいうと、短時間のCPU・GPUテストでは大きな問題は見られなかった。
一方、自然冷却後に3DMarkを20分間実行すると、内部バッテリー温度は34.0℃から42.1℃まで上昇。最低スコアは最高スコアから35.4%低下した。
さらに、直前にGeekbenchを実行し、USB接続したまま測定した条件では、性能低下率が約51.4%まで拡大した。
iPhone 17が普段から異常に熱くなるという結果ではない。しかし、高いGPU負荷が長時間続くと、発熱による性能制御が発生することは実測で確認できた。
iPhone 17の発熱検証結果
今回の主な測定結果は以下のとおりだ。
自然冷却後に測定した2回目では、最低スコアが4,570から6,329へ改善した。改善率は約38.5%だ。
この結果から、iPhone 17の持続性能は測定前の温度や直前の使用状況によって大きく変わることが分かる。
ベンチマークスコアだけを見る場合も、端末が冷えた状態なのか、ゲームや充電の直後なのかを確認する必要がある。
発熱テストに使用したiPhone 17
測定端末の情報は以下のとおりだ。
| 項目 | 測定端末 |
| 製品 | iPhone 17 |
| 容量 | 512GB |
| Product Type | iPhone18,3 |
| Hardware Model | V57AP |
| SoC | Apple A19 |
| アーキテクチャ | arm64e |
| OS | iOS 26.3.1 |
| CPU | 6コア |
| GPU | 5コア |
ストレージの総容量は約488.81GB、測定時の空き容量は約477.49GBだった。
空き容量には十分な余裕があり、ストレージ不足がベンチマーク結果へ大きく影響した可能性は低い。
iPhone 17の発熱を測定した方法
測定は次の順番で実施した。
- Geekbench 6 CPU
- Geekbench 6 Metal GPU
- 3DMark Solar Bay Stress Test
- 自然冷却
- USBケーブルを外す
- 3DMark Solar Bay Stress Testを再実行
3DMark Solar Bay Stress Testは、レイトレーシングを使用した高いGPU負荷を約20分間継続するテストだ。
短時間の最高性能だけでなく、発熱した後にどれだけ性能を維持できるか確認できる。
なお、本記事に掲載している温度は本体表面温度ではない。USB診断から取得した内部バッテリーセンサーの温度である。
そのため、手で触れたときの背面温度や画面温度とは一致しない可能性がある。
短時間のCPUテストでは温度上昇は1.9℃
最初にGeekbench 6のCPUテストを実行した。
| 項目 | 実測結果 |
| シングルコア | 3,631 |
| マルチコア | 9,154 |
| 開始前の内部温度 | 32.7℃ |
| 終了後の内部温度 | 34.6℃ |
| 温度上昇 | 1.9℃ |
CPUテスト前後の温度上昇は1.9℃だった。
Geekbench 6は短時間で終了するため、3DMarkのような長時間負荷とは条件が異なる。
少なくとも今回の端末では、短時間のCPU処理だけで急激に温度が上昇する現象は確認されなかった。
Web閲覧、SNS、アプリ起動などの日常操作が、20分間のレイトレーシング負荷と同じ状態になるわけではない。
GPUのピーク性能にも異常は見られなかった
Geekbench 6 Metalでは37,556を記録した。
| 項目 | 実測結果 |
| Geekbench 6 Metal | 37,556 |
短時間のGPU性能は高く、A19のピーク性能に問題があるような結果ではなかった。
一方、ピーク性能が高いことと、その性能を長時間維持できることは別だ。
そこで、3DMarkを20分間連続実行し、発熱後の持続性能を確認した。
1回目は最低スコアが4,570まで低下
1回目の3DMarkは、Geekbench 6 CPUとMetalを実行した直後に行った。
また、内部情報を取得するためUSBケーブルを接続した状態だった。
| 項目 | 1回目 |
| ベストスコア | 9,410 |
| 最低スコア | 4,570 |
| 性能維持率 | 約48.6% |
| 性能低下率 | 約51.4% |
最高9,410に対して最低は4,570となり、半分近くまで低下した。
ただし、この1回だけで「iPhone 17は常に性能が半減する」と判断することはできない。
直前にCPU・GPUベンチマークを実行しており、端末が完全に冷えた状態ではなかったためだ。USB接続も結果へ影響した可能性がある。
そこで、端末を自然冷却し、USBケーブルを外してから同じテストを再実行した。
自然冷却後でも性能が35.4%低下
2回目の測定結果は以下のとおりだ。
| 項目 | 2回目 |
| 開始時の内部温度 | 34.0℃ |
| 終了時の内部温度 | 42.1℃ |
| 温度上昇 | 8.1℃ |
| ベストスコア | 9,803 |
| 最低スコア | 6,329 |
| 性能維持率 | 64.6% |
| 性能低下率 | 35.4% |
| 開始時のバッテリー残量 | 97% |
| 終了時のバッテリー残量 | 90% |
20分間の高負荷によって、内部バッテリー温度は8.1℃上昇した。
ベストスコアは1回目の9,410から9,803へ改善。最低スコアも4,570から6,329へ改善した。
それでも、最低スコアはベストスコアより35.4%低かった。
端末を冷却すると持続性能は大幅に改善するが、20分間の最高負荷を通してピーク性能を維持することはできなかった。
iPhone 17はゲームで熱くなる?
今回の測定結果から、重いゲームを長時間プレイした場合は、iPhone 17が熱くなる可能性がある。
ただし、3DMarkはレイトレーシング負荷を継続するストレステストだ。すべてのゲームが同じ負荷になるわけではない。
実際の発熱は、次の条件によって変わる。
- ゲームの種類
- 画質設定
- フレームレート
- プレイ時間
- 画面輝度
- 室温
- ケースの種類
- バックグラウンドアプリ
- 充電しながらプレイしているか
- 5GやWi-Fiの通信状態
パズルゲームや軽い2Dゲームと、高画質な3Dゲームでは負荷が大きく異なる。
今回の結果は「すべてのゲームで35.4%低下する」という意味ではなく、約20分間にわたって非常に重いGPU負荷を与えた場合の結果だ。
発熱するとゲームはカクつく?
発熱によって処理性能が低下すると、ゲームでは次のような変化が起きる可能性がある。
- フレームレートが下がる
- 一時的に動きが重くなる
- 画質が自動的に下がる
- タッチ操作への反応が遅く感じる
- 画面輝度が下がる
- 充電速度が制限される
今回の3DMarkでは、最高スコア9,803に対して最低スコアは6,329だった。
ピーク時より処理能力が下がっているため、最高画質・高フレームレートで長時間遊ぶ場合は、ゲーム内でも影響を感じる可能性がある。
ただし、実際のゲームにおけるフレームレートはまだ測定していない。原神などの個別ゲームについて断定するには、ゲームごとの実測が必要になる。
USB接続中は発熱しやすい?
最低スコアは次のように変化した。
USB非接続で自然冷却後のほうが、最低スコアは約38.5%高かった。
ただし、USB接続の有無だけが原因とは断定できない。1回目には直前のGeekbench負荷も含まれているためだ。
「充電しながらゲームをすると何度上昇するか」を正確に判断するには、同じ開始温度で以下を比較する必要がある。
現時点で分かるのは、直前の負荷とUSB接続が重なった条件では、自然冷却後より持続性能が低かったということだ。
iPhone 17の発熱を抑える方法
重いゲームや動画編集で本体が熱くなった場合は、次の方法が考えられる。
充電しながら高負荷アプリを使わない
充電とゲームを同時に行うと、SoCとバッテリーの両方から熱が発生しやすくなる。
バッテリー残量に余裕があるなら、充電を止めてからプレイしたほうが発熱を抑えやすい。
ゲームの画質とフレームレートを下げる
最高画質や高フレームレートはGPU負荷を増やす。
本体が熱くなった場合は、解像度、影、反射、フレームレートなどを1段階下げると改善する可能性がある。
高温の場所を避ける
直射日光が当たる場所や、真夏の車内では端末の温度が上がりやすい。
同じゲームでも、周囲の温度が高いほど冷却しにくくなる。
安全な場所でケースを外す
厚いケースは、落下時の保護には役立つ一方、本体から出た熱が逃げる速度に影響する可能性がある。
本体が熱い場合は、落下や傷の危険がない場所に限り、ケースを一時的に外す方法がある。
ただし、今回のテストではケースごとの温度差を測定していないため、特定のケースが何℃変えるかまでは断定できない。
一度アプリを終了して自然冷却する
今回の測定では、自然冷却後に最低スコアが4,570から6,329へ改善した。
発熱したまま使い続けるより、一度負荷を止めて自然に冷やすほうが性能を回復させやすい。
冷蔵庫や氷で急激に冷やさない
冷蔵庫、冷凍庫、保冷剤などで急激に冷却すると、内部や端子周辺で結露する危険がある。
発熱時は、直射日光を避け、風通しのよい室内で自然に冷却するのが安全だ。
iPhone 17の発熱は異常なのか
今回、3DMark終了時の内部バッテリー温度は42.1℃だった。
これは高負荷後の内部温度であり、日常操作中の温度ではない。また、表面温度でもない。
今回の測定中には、温度警告画面、強制終了、再起動などは発生しなかった。
そのため、今回の結果だけで端末が故障している、または異常発熱しているとは判断できない。
一方、次のような現象が頻繁に起きる場合は注意したい。
- 何もしていないのに本体が熱い
- 温度警告が繰り返し表示される
- 充電していないのに急速に電池が減る
- 本体が膨らんでいる
- 充電が頻繁に停止する
- アプリや本体が繰り返し強制終了する
特に本体の膨張や異臭がある場合は使用を中止し、Appleまたは正規サービスプロバイダへ相談したほうがよい。
iPhone 17の発熱に関するよくある質問
iPhone 17は発熱しやすい?
短時間のCPUテストでは、内部温度の上昇は1.9℃だった。
一方、3DMarkを20分間実行すると8.1℃上昇した。負荷の内容と使用時間によって発熱量は大きく変わる。
iPhone 17は何度まで上がった?
自然冷却後の3DMarkでは、内部バッテリー温度が34.0℃から42.1℃まで上昇した。
本体表面温度ではなく、内部バッテリーセンサーの値である。
発熱すると性能はどのくらい下がる?
自然冷却後の測定では、ベスト9,803から最低6,329へ低下した。性能低下率は35.4%だった。
事前負荷とUSB接続がある条件では、約51.4%低下した。
普段使いでも35%遅くなる?
今回の結果は、レイトレーシング負荷を約20分間続けた場合のものだ。
SNS、Web閲覧、メッセージ、短時間の写真撮影などで、常に同じ性能低下が起こるという意味ではない。
ケースを外せば発熱は改善する?
改善する可能性はあるが、今回のテストではケースあり・なしを同じ条件で比較していない。
ケースによる温度差を断定するには、開始温度と負荷をそろえた追加実験が必要だ。
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充電しながらゲームをしてもよい?
使用自体はできるが、ゲームと充電が重なると熱が増える可能性がある。
本体が熱くなった場合は、充電を中断するか、ゲームを終了して自然冷却したほうがよい。
まとめ
iPhone 17の発熱を実測した結果、短時間のCPU・GPU処理では大きな問題は確認されなかった。
Geekbench 6では、シングル3,631、マルチ9,154、Metal 37,556を記録している。CPUテスト前後の内部温度上昇は1.9℃だった。
一方、3DMark Solar Bay Stress Testを20分間実行すると、内部バッテリー温度は34.0℃から42.1℃へ上昇した。
ベストスコア9,803に対して最低スコアは6,329となり、性能低下率は35.4%だった。
さらに、Geekbench実行直後かつUSB接続中の条件では、最低スコアが4,570まで低下した。
以上から、iPhone 17について次のように判断できる。
- 短時間の処理では高い性能を発揮する
- 高いGPU負荷が続くと発熱する
- 発熱後はサーマルスロットリングが発生する
- 冷却すると最低性能は大幅に改善する
- 測定前の温度によって結果が変わる
- 日常操作と20分間の最高負荷は分けて考える必要がある
iPhone 17が常に異常発熱するわけではない。
ただし、重いゲームを最高画質で長時間プレイする人や、充電しながら高負荷アプリを使う人は、発熱による性能低下を考慮したほうがよい。
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