Macユーザーがエプソン プリンターを使っていて、真っ先にぶつかる壁があります。それは「ポスター印刷(分割印刷)の項目がどこにもない!」という問題です。
Windowsならプリンタープロパティから簡単に「4分割」や「9分割」が選べるのに、Macのプリント画面をいくら探しても、それらしき設定は見当たりません。せっかく写真用紙や大きな掲示物を作ろうとしても、ここで手が止まってしまうんですよね。
結論から言うと、Mac版の純正ドライバーにはポスター印刷機能が搭載されていないケースがほとんどです。でも、諦める必要はありません。無料のツールを使えば、驚くほど簡単に、しかも綺麗に巨大ポスターを自作できます。実体験に基づいた、失敗しない手順を公開します。
なぜMacではエプソンのポスター印刷設定が出ないのか?
私も最初、MacBook Proから設定画面を隅々までクリックして探しました。「レイアウト」や「用紙処理」など、それっぽい項目はあっても、画像を拡大して複数枚に分ける機能はどこにもありません。
これはMacのOS(macOS)の仕様とエプソンのドライバー設計によるものです。Apple純正の「AirPrint」経由だとさらに設定が簡略化されるため、標準機能だけでポスター印刷を完結させるのは、実は至難の業なのです。
【解決策】Adobe Acrobat Reader(無料)を司令塔にする
最も確実で、私も愛用している方法がAdobe Acrobatの無料版を使うやり方です。これが実質、Macにおけるポスター印刷の「正攻法」と言えます。
具体的な手順
- PDFに変換する: 作成した画像やPages、Wordなどの書類を一度「PDFとして書き出し」ます。
- Acrobat Readerで開く: PDF化したファイルをAcrobat Readerで開きます。
- 印刷ダイアログを開く:
Command + Pで印刷画面を呼び出します。 - 「ポスター」を選択: 画面中央にある「ポスター」というボタンをクリックします。
- 倍率を調整: 「倍率」の数字を200%や300%に上げると、右側のプレビュー画面で「何枚の紙に分割されるか」がリアルタイムで確認できます。
ここで重要なのが**「重なり」**の設定です。デフォルトでは「0」になっていることもありますが、ここを「10mm」程度に設定するのが、後の貼り合わせ作業を天国にするか地獄にするかの分かれ道になります。
実録!ポスターを「プロ級」に貼り合わせる3つのコツ
いざインクジェット複合機から分割された紙が出てくると、次に待っているのが「貼り合わせ」の試練です。私が何度も失敗して辿り着いた、ズレないコツを紹介します。
1. 「のりしろ」は片方だけカットする
両方の紙の縁を切ってしまうと、合わせ目がガタガタになりやすいです。左側の紙の右端は残し、右側の紙の左端だけをカッターナイフで丁寧に切り落とします。残した「のりしろ」の上に重ねるのが一番綺麗に仕上がります。
2. 接着は「貼ってはがせるテープ」で仮止め
いきなり強力な糊を使うのは厳禁です。まずは裏面からマスキングテープなどで仮止めし、全体の絵が繋がっているか確認しましょう。1mmのズレが、4枚重なると大きな歪みになってしまいます。
3. 定規は重いものを使う
カットする際は、アルミ定規のような重みのあるものを使ってください。プラスチックの軽い定規だと、厚手の光沢紙を切る際に滑ってしまい、せっかくの印刷台無しにすることがよくあります。
まとめ:Macでも巨大ポスターは作れる!
Macとエプソンの組み合わせでポスター印刷ができないのは、故障でも設定ミスでもなく、単に「アプリ側のサポートが必要」なだけです。
エプソン 純正インクの鮮やかな発色を活かして、A4を4枚繋げればA2サイズ相当の迫力ある掲示物が完成します。学園祭のポスター、お店のメニュー、あるいは部屋に飾るお気に入りの写真など、ぜひこの方法で挑戦してみてください。
次は、裁断機を使ってよりスピーディーに仕上げる方法も試してみませんか?


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