「手作りのパンフレットを作りたい」「子供の学習用ドリルを小冊子にまとめたい」と思ったとき、エプソンのプリンターがあれば自宅でプロのような仕上がりの冊子が作れます。しかし、いざ設定画面を開くと「とじしろ?」「分割?」「表面から印刷?」と、カタカナや専門用語のオンパレードで頭を抱えてしまう方も多いはず。
私自身、初めてブックレット印刷に挑戦したときは、裏表が逆さまになったり、ページ順がバラバラになったりして、何枚ものA4用紙をゴミ箱送りにしました。そんな苦い経験から学んだ、エプソン製プリンターで**「一発で成功させるためのブックレット印刷術」**を余すことなくお伝えします。
【OS別】エプソン・ブックレット印刷の基本設定
エプソンのドライバーは非常に優秀で、実は「ブックレット」という項目を選ぶだけで、ページ順を自動で並べ替えてくれます。
Windowsでの設定手順
- 印刷したいファイルを開き、「印刷」からエプソンのプリンターを選択。
- 「プリンターのプロパティ(詳細設定)」をクリック。
- 「ページ設定」タブを開き、中央付近にある「両面印刷」にチェックを入れます。
- その右側にある「とじ方設定」をクリックし、**「ブックレット」**を選択。
- 「右とじ(縦書き用)」か「左とじ(横書き用)」を選んでOKを押すだけ。
Macでの設定手順
- プリント画面のドロップダウンメニューから「自動両面印刷設定」を選択。
- 「自動両面印刷」にチェックを入れ、「ブックレット印刷」にチェック。
- 綴じ方向を指定すれば完了です。
実体験でわかった「失敗を防ぐ」3つの黄金ルール
マニュアル通りにやっても、なぜか失敗するのが印刷の怖いところ。以下の3点を守るだけで、成功率は格段に上がります。
1. 原稿は必ず「PDF化」してから印刷する
WordやPowerPointの画面から直接「印刷」ボタンを押すと、フォントのズレやレイアウトの崩れが起きやすいです。まずは一度「PDFとして保存」し、Adobe Acrobat Readerなどのビューワーで開いてから印刷を実行してください。これが最も確実な方法です。
2. 「フチなし印刷」の欲を出さない
写真を大きく見せたいからと「フチなし」設定を併用したくなりますが、ブックレット印刷との相性は最悪です。画像が微妙に拡大され、肝心の文字が綴じ目に隠れてしまう原因になります。「フチあり」で印刷し、後からカッターで周囲を切り落とす方が、結果的に美しく仕上がります。
3. 最初は「2枚だけ」試し刷りをする
いきなり30ページ分を印刷するのはギャンブルです。まずは最初の数ページだけを指定して印刷し、表裏の向きが合っているか、文字が小さすぎないかを確認しましょう。
印刷後の「製本」を劇的に楽にする神アイテム
印刷が終わったら、次は製本です。普通のホッチキスでは中央まで届かず、無理に曲げると紙がシワシワになってしまいます。
ここで活躍するのが、針が回転するホッチくるや、ロングアーム型の中綴じ用ホッチキスです。これ一台あるだけで、作業時間は半分になり、見た目のクオリティは一気に既製品レベルへ跳ね上がります。
また、仕上げに裁断機や、滑り止め付きのカッティング定規を使って上下左右の端(小口)を数ミリ切り揃える「化粧断ち」をしてみてください。これだけで、手作り感が消えて「本」としての風格が漂います。
まとめ:自宅を小さな印刷所にしよう
エプソンのブックレット印刷は、一度コツを掴んでしまえば、会議資料から趣味の冊子まで自由自在に作れるようになります。
「設定が難しそう」と敬遠していた方も、まずは手元の資料をPDF化することから始めてみてください。お気に入りの用紙を選び、丁寧にホッチキスで綴じた一冊が出来上がった時の感動は、画面上でデータを見るのとは全く別物ですよ。
次は、より本格的な仕上がりを目指すために、少し厚手のコピー用紙を選んで、表紙だけカラー印刷にする手法を試してみませんか?


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