「galleria diginnos」で調べている人が最初に戸惑うのは、本体や起動ロゴにDiginnosと出るのに、購入時はGALLERIAとして案内されていた――そんな“表記のズレ”でしょう。ここで大事なのは、名前に引っ張られず「型番」と「中身の構成」で判断すること。型番さえ掴めれば、仕様確認も増設も一気に現実的になります。
まずは本体側面や底面のシール、購入メール、納品書に残る型番を拾い、同時にWindowsの「システム情報」でCPUやメモリ容量、ストレージの種類を確認します。ブランド名がどう表示されていても、増設の可否を決めるのはパーツ側だからです。ここで“遅さの原因”がストレージ起点だと見えたら、改善はかなり期待できます。
体感速度を上げたいなら、最優先はSSD化かSSDの世代更新になります。旧世代で2.5インチSATAが刺さっているなら、換装先として扱いやすいのがCrucial 2.5インチ SATA SSD 1TBのような定番クラスです。取り付け時にベイの形状が合わないケースもあるので、固定が不安なら2.5インチSSD→3.5インチ変換マウンタも一緒に用意しておくと作業が落ち着きます。さらにSATAポートが空いていない、あるいはケーブルが足りない場面もあるため、予備としてSATA3 ケーブル 2本セットを手元に置いておくと詰まりにくい印象です。
一方、M.2スロットがありNVMe対応の個体なら、換装の満足度がさらに伸びます。候補としてはSamsung 990 EVO NVMe M.2 SSD 1TBのような現行寄りモデルが分かりやすい選択肢になります。ただしM.2は固定ネジが欠けていると作業が止まりがちなので、念のためM.2 SSD 固定ネジセットも準備しておくと安心感が違います。
SSD換装で“起動は速いのに重い”状態が残るときは、メモリがボトルネックになっていることもあります。型番やCPU世代からDDR4世代が濃厚なら、増設候補としてCrucial DDR4-3200 デスクトップ用メモリ 16GB×2(32GB) UDIMMのように相性問題が起きにくい構成を狙うのが無難です。もしDDR5世代のプラットフォームなら、CORSAIR DDR5-5600 デスクトップ用メモリ 16GB×2(32GB) UDIMMのような周波数帯で揃えると調整に時間を取られにくいでしょう。ここは“安いから”だけで選ぶより、規格と本数を合わせるほうが結果として早く片づきます。
作業の失敗を減らすには、道具と静電気対策も軽視できません。ネジ山を潰さないために精密ドライバーセット(PC分解用)を使い、金属に触れて放電しつつ静電気防止リストストラップで保険を掛けると気持ちがラクになります。内部の埃が多い個体は冷却性能が落ち、結果的に動作が重く感じることもあるため、仕上げにエアダスター(PC内部クリーニング)で軽く清掃しておくと後悔しにくい流れです。
さらに長く使うなら、温度対策としてCPU周りを見直すのも一手。高負荷時に温度が上がりやすいなら、塗り直し候補として熱伝導グリス(CPU用)を用意しておくと、タイミングが来たときに慌てずに済みます。いきなり塗り直す必要はありませんが、清掃と合わせて“将来の手札”として持っておくのは悪くありません。
データ移行が不安な人は、先に新SSDへクローンを作ってから換装するほうが安心して進められます。作業台で完結させたい場合はUSB3.0-SATA 変換アダプタ(クローン/データ移行)があると、いまの環境を保ったまま移行しやすくなります。換装後に起動しない場合も、元のドライブを外付けで読めれば復旧の道が残るので、精神的な保険として効きます。
最後に、Diginnos表記が残っていても焦らなくて大丈夫です。「galleria diginnos」は名称の混在で迷いやすいだけで、やるべき手順はシンプルに整います。型番とパーツ構成を押さえ、SSDとメモリを優先して整え、掃除と温度を見て仕上げる——この順番で進めれば、ムダ打ちが減って改善を実感しやすくなるはずです。


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