ASRockのLEDを消したい人が最初に知っておきたいこと
夜に部屋を暗くすると、PCまわりの光が思った以上に気になることがあります。とくに自作PCやゲーミングPCを使っていると、ケース内部の発光だけでなく、マザーボード側のLEDまで目立ってしまい、落ち着かないと感じる人は少なくありません。
私も最初は「Windows上の設定で消せば終わりだろう」と考えていました。ところが、起動中は消えても、シャットダウン後にまたうっすら光る状態が続き、結局もう一度設定を見直すことになりました。この手の悩みは珍しくなく、ASRockのLEDを消したいと検索する人の多くが、同じところでつまずいています。
結論からいえば、LEDを消す方法は一つではありません。起動中だけ消したいのか、電源を切ったあとも完全に消灯したいのかで、触る場所が変わります。ここを理解しておくと、遠回りしにくくなります。
LEDが消えないのは故障ではなく設定の違いであることが多い
まず押さえておきたいのは、PCのLEDにはいくつか種類があるという点です。マザーボード本体の装飾LED、ケースファンのRGB、LEDストリップ、メモリの発光など、それぞれ制御の仕組みが異なる場合があります。
実際に触ってみると、ASRock製マザーボードのLEDだけを消したつもりでも、接続しているRGBファンまでは止まらなかったり、その逆にケース側だけ消えて基板上のLEDが残ったりすることがあります。ここで「設定が反映されていない」と焦りがちですが、単純に制御対象が別れているだけということも多いです。
さらにややこしいのが、Windows起動中の制御と、シャットダウン後の制御が分かれていることです。私も最初はソフト側でOFFにしただけで安心していましたが、夜になってPCを落としたあと、マザーボード上の光が残っていて拍子抜けしました。こうしたケースでは、ソフトの設定だけで完結しないことがあります。
まずはWindows上でLED制御ソフトの設定を確認する
最初に試したいのは、Windows側のLED制御です。ASRock環境では、Polychrome RGB系のユーティリティで発光パターンを変更できることがあります。点灯、点滅、カラー変更だけでなく、消灯に近い設定へ切り替えられるモデルもあります。
ここでの体験として印象的だったのは、「全体をOFFにしたつもりでも、一部の発光エリアだけ残る」ことでした。画面上ではまとめて制御できそうに見えるのに、実際にはマザーボード上の特定エリアごとに設定を切り替えないと消えない場合があります。たとえばヒートシンクまわりや装飾パネル部分など、見落としやすい箇所が残ることもありました。
そのため、ソフトを開いたら全体設定だけを見て終わりにせず、個別エリアの項目まで確認したほうが安心です。特に「同期」「マザーボード」「アドレサブルRGB」などの区分が分かれているときは、それぞれの状態を一度確認しておくと手戻りを減らせます。
シャットダウン後もLEDを消したいならBIOS設定が重要
ここが一番つまずきやすいポイントです。PC使用中のLEDを消せても、電源オフ後の待機状態で発光が残るなら、BIOS側の設定確認が必要になります。
私自身も最終的にはここで解決しました。Windows上でいくら調整しても変わらず、半ばあきらめかけていたのですが、BIOSでS5関連のLED設定を変更したところ、ようやく求めていた状態になりました。感覚としては、ソフトは「動作中の見た目」、BIOSは「電源オフ後の振る舞い」を決める場所、と考えると分かりやすいです。
一般的には、BIOSに入り、シャットダウン時のオンボードLED動作に関する項目を探します。機種によって表記は多少異なるものの、S5状態でオンボードLEDを点灯させるかどうかの設定が用意されていることがあります。ここを無効にすると、電源オフ後の不要な発光が収まりやすくなります。
初めてBIOSを触る人は緊張するかもしれませんが、難しい作業ではありません。再起動してDeleteキーまたはF2キーでBIOSに入り、該当項目を探して保存する流れです。慣れていないと見つけにくいものの、一度場所が分かれば数分で終わる内容です。
実際に困りやすいのは「消えたと思ったのにまた光る」ケース
検索している人がいちばん不満を抱きやすいのは、まさにこの状態です。設定変更直後はうまくいったように見えるのに、再起動やシャットダウンをきっかけに元へ戻ったように感じる場面があります。
私が試したときも、起動中は問題なく消えていたのに、コンセント周りを片付けようと電源を落とした瞬間、基板上の光だけが残りました。これが意外と気になります。昼間なら気にならなくても、夜になると想像以上に存在感が出るからです。
こういうときは、設定ミスよりも「別の階層の設定が残っている」と考えたほうが早いです。Windows側のソフト設定と、BIOS側の待機電力に関する設定は、別ものとして切り分けて確認するのが近道です。ひとつずつ順番に潰していくと、原因にたどり着きやすくなります。
それでも消えないときはDeep Sleepや給電設定も見直す
BIOS設定を変えても光が残る場合、待機電力まわりの項目が影響していることがあります。ここで候補になるのがDeep Sleepです。これを有効にしたことで、ようやく完全に消灯できたという声は少なくありません。
ただし、ここは便利さとの引き換えになることがあります。私も設定を調べていて気になったのですが、Deep Sleepを有効にすると、シャットダウン後のUSB給電が止まるケースがあります。つまり、PCの電源を落とした状態でスマホを充電したり、USB機器へ待機電力を流したりする使い方とは相性がよくありません。
寝室や作業部屋で「とにかく光をゼロにしたい」人には向いていますが、USB給電を活かしたい人には不便に感じる可能性があります。見た目の快適さを優先するか、利便性を残すかで判断したほうが後悔しません。
LEDを消す前に確認したい注意点
LEDを消す作業自体は難しくありませんが、あとから「あれも消えてしまった」と気づくことがあります。たとえば、ケースファンやメモリ、接続したRGB機器まで一括で暗くなり、思っていた見た目と違ってしまうことがあります。
私も以前、基板上のLEDだけを落としたかったのに、同期設定の影響でケース内部のライティング全体が消えてしまい、少し拍子抜けしました。見た目を静かにしたかっただけなのに、PC全体の雰囲気が急にそっけなくなったのです。
そのため、完全に消灯する前に、普段よく見る角度や使う時間帯を想像しておくのがおすすめです。昼間は光っていても気にならず、夜だけ抑えたい人なら、常時OFFではなく控えめな設定にとどめる選び方もあります。全部を消すことが正解とは限りません。
初心者が最短で解決するための確認順
遠回りしないためには、順番が大切です。まずWindows側でPolychrome RGBなどの設定を確認し、起動中の発光が消えるかを見ます。次に、シャットダウン後も光るならBIOSでS5関連のLED設定を確認します。それでも残る場合はDeep Sleepや待機電力の項目を見直す、という流れが分かりやすいです。
この順番で触ると、原因を切り分けやすくなります。いきなりBIOSを深く触るより、まずソフト側で変化を見るほうが心理的な負担も少なく、初心者にも取り組みやすいはずです。
私の感覚では、いちばん時間を無駄にしやすいのは「どこで制御されているか分からないまま何度も同じ場所を触る」ことでした。ソフトでダメならBIOS、BIOSでも足りなければ給電設定、という流れを意識するだけで、驚くほど整理しやすくなります。
まとめ
ASRockのLEDを消したいときは、まず「起動中だけ消したいのか」「電源オフ後も消したいのか」を分けて考えることが大切です。使用中のLEDはWindows側のPolychrome RGBなどで調整しやすく、シャットダウン後の発光はBIOS設定が鍵になります。
実際に触ってみると、ソフトで消えたから終わりではなく、待機状態の光が別に残るケースは珍しくありません。私もそこではまりましたが、原因を一つずつ整理すると、意外なほどすんなり解決できました。
夜のまぶしさが気になる、寝室に置いていて光が邪魔、見た目を落ち着かせたい。そんな悩みがあるなら、まずはWindows側の制御、次にBIOS設定、この順番で試してみてください。余計な光が消えるだけで、PCまわりの快適さはかなり変わってきます。


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