ASRockのマザーボードでは、USBやPS/2キーボードからPCを起動する機能を設定することができます。この機能は「Wake on Keyboard(キーボードで起動)」と呼ばれ、PCの電源がオフまたはスリープ状態にある時にキーボードでPCを復帰させることができ、非常に便利です。本記事では、その設定方法と実際の体験談を交えたポイントをご紹介します。
1. BIOSで確認すべき設定項目
ASRockマザーボードで「Wake on Keyboard」を利用するためには、まずBIOS設定を確認する必要があります。設定項目としては「USB Keyboard/Remote Power On」や「USB Mouse Power On」などがあり、これらを有効にすることで、USBキーボードやマウスでPCを起動できるようになります。
USB設定の確認
- USB Keyboard/Remote Power On:この項目を「Enabled」に設定することで、USBキーボードからの起動が可能になります。
- USB Mouse Power On:同様に、USBマウスでもPCを起動できる設定です。
もしこれらの設定項目が見当たらない場合は、BIOSのバージョンやマザーボードのモデルによって異なる場合があるため、マニュアルを確認することをお勧めします 。
2. 実際に設定を行う手順
次に、実際に設定を行う手順を紹介します。私のPC(ASRock Z590)で試したところ、以下の設定で問題なくキーボードからPCを起動することができました。
設定手順
- PCを再起動し、BIOSに入るために「DEL」または「F2」キーを押します。
- BIOS設定画面が開いたら、「Advanced」セクションに移動します。
- 「USB Configuration」の項目を選択し、「USB Keyboard/Remote Power On」を「Enabled」に設定します。
- 設定を保存してBIOSから退出します。
これで、PCがスリープ状態またはオフの状態でも、キーボードから復帰できるようになります 。
3. Windows側での追加設定
BIOS設定だけでは動作しない場合があります。特にWindowsの「高速スタートアップ」設定が影響していることがあるので、次にWindows側でも確認する必要があります。
高速スタートアップの無効化
- Windowsの「電源オプション」を開き、「電源ボタンの動作を選択する」を選択します。
- 「高速スタートアップを有効にする」にチェックが入っている場合は、これを外します。
- 設定を保存し、PCを再起動します。
これにより、キーボードからのWakeが安定することが多くなります 。
4. よくある失敗例とその対処法
「Wake on Keyboard」がうまく動作しない場合、いくつかの原因が考えられます。
1. USBポートが非対応
一部のUSBポートでは、ACPI(Advanced Configuration and Power Interface)による電力供給が行われていない場合があります。この場合、別のUSBポートにキーボードを接続することで問題が解決することがあります。
2. Deep Sleep設定の影響
「Deep Sleep」設定が有効になっていると、PCの電源供給が制限され、キーボードからの復帰ができないことがあります。この設定を無効にすることで解決する場合もあります 。
5. まとめ:ASRockマザーボードでキーボードからPCを起動するためのコツ
ASRockマザーボードで「Wake on Keyboard」を使用するには、BIOS設定の確認とWindows側の設定が重要です。特に、USB設定を有効にすることが最も大事なポイントです。また、高速スタートアップの無効化やUSBポートの確認も大切です。これらを正しく設定することで、より快適にキーボードでPCを起動できるようになります。
もしキーボードからの復帰がうまくいかない場合は、まずは設定項目を見直し、次にポートの変更やDeep Sleep設定を確認してみましょう。
【参考文献】
- ASRock公式マニュアル
- ASRock フォーラム
- ASRock FAQ
- Windowsサポート
- PCトラブルシューティングガイド


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