ASRockの起動順序を変えたいとき、最初に知っておきたいこと
ASRockの起動順序を変えたい場面は、想像以上に多いです。新しくSSDを増設した直後、USBメモリからOSを入れ直したいとき、別のドライブに入っている環境を試したいときなど、少し設定を触るだけで済むはずなのに、実際にやると意外に迷います。
私も最初は、起動順位を変えればすぐ終わると思っていました。ところが、BIOSには入れたのに保存した設定が反映されなかったり、USBメモリを挿しているのに起動候補に出なかったりして、何度か再起動を繰り返すことになりました。ASRockは設定項目が整理されている一方で、UEFIやBoot Managerの表示に慣れていないと、どれを選ぶのが正解なのか判断しづらい場面があります。
この記事では、ASRockで起動順序を変更する基本手順から、変更したのにうまく起動しないときの見直しポイントまで、体験を交えながらわかりやすくまとめます。
ASRockで起動順序を変更する基本手順
まずは基本の流れです。ASRockの起動順序は、BIOS画面から変更します。
電源を入れた直後にキーボードのF2キーを押し、BIOSに入ります。モデルによってはDeleteキーでも入れることがありますが、ASRockではF2を使う感覚で進めると迷いにくいです。BIOSに入ったら、Bootの項目を開き、Boot Option Prioritiesの欄を確認します。ここに、現在の起動候補が優先順位付きで並んでいます。
通常は、普段使っているOSが入ったドライブが最優先になっていれば問題ありません。たとえばWindowsを普段どおり起動したいなら、Windows Boot Managerが先頭にある状態が一般的です。別のSSDやUSBメモリから起動したい場合は、Boot Option #1を変更して、目的のデバイスを一番上に持っていきます。
設定を変えたら、F10キーで保存して再起動します。ここで保存せずに終了すると、当然ながら変更は反映されません。私はこの保存操作を一度飛ばしてしまい、「さっき確かに変えたのに元に戻っている」と勘違いしたことがありました。落ち着いて見ると、単純に保存前に抜けていただけでした。
毎回設定を変えたくないなら一時起動を使うと楽
起動順序を恒久的に書き換える必要がない場面もあります。たとえば、今日だけUSBメモリから起動したい、回復用メディアを一度だけ使いたい、そんなときは毎回BIOSのBoot Optionを書き換えるより、一時的な起動メニューを使ったほうが早いです。
ASRockでは、起動時にF11キーを押すことでブートメニューを開けることがあります。ここで、その場だけ起動したいデバイスを選べば、普段の起動順序を崩さずに済みます。私はOSの再インストール作業でこの方法を使ったとき、Boot画面で順位を変えるよりずっとスムーズでした。設定を元に戻す手間がないので、作業後に「あれ、なんでまたUSBメモリを見に行くんだろう」と困ることもありません。
常用の起動ドライブを変えたいならBoot Option Priorities、単発で別メディアを使いたいならF11。この使い分けを覚えるだけでも、ASRockの起動順序まわりはかなり扱いやすくなります。
USBメモリから起動したいのにうまくいかない理由
「起動順序を変えたのにUSBメモリから起動しない」という悩みは本当に多いです。私も初めて試したときは、挿せば勝手に最優先で読まれるものだと思っていましたが、現実はそこまで単純ではありませんでした。
よくあるのは、USBメモリ自体は認識されていても、起動可能な形式として正しく見えていないケースです。このときは、同じUSBメモリでも表示名が複数出ることがあります。片方では起動せず、もう片方では問題なく進むこともあるので、候補が複数ある場合は一つずつ確認するのが近道です。
また、作成したインストールメディア側に問題があることも少なくありません。私は古い手順で作ったメディアを使ったとき、起動順位を何度変えても先へ進まず、結局USBメモリを作り直したらすんなり起動しました。BIOS設定ばかり疑っていると見落としやすいポイントです。
起動しないときは、いきなり複雑な設定を疑うよりも、まずF11で候補一覧を出し、目的のUSBメモリが表示されるかを見ると状況を切り分けやすくなります。
Windows Boot ManagerとSSD本体表示の違いで迷いやすい
ASRockの起動順序を触っていると、同じドライブに見えるのに表示名が違う項目が出てくることがあります。ここで戸惑う人はかなり多いはずです。私も最初は、「同じSSDなのに、なぜ二つあるのか」と首をひねりました。
よくあるのは、Windows Boot Managerとして表示されるものと、ドライブ名そのものとして表示されるものが並ぶケースです。普段のWindows起動を安定させたいなら、Windows Boot Manager側が優先になっているかを確認したほうが安心です。ここをなんとなくで選ぶと、設定はしたのに起動しない、あるいは別の古い環境が立ち上がる、といったズレが起きやすくなります。
増設したNVMe SSDやSSDがある環境ほど、この表示の違いで混乱しやすい印象があります。私の場合も、古いドライブをつないだまま新しい環境をセットアップしたとき、思っていたのと違う順番で読まれてしまい、原因に気づくまで少し時間がかかりました。複数ドライブ構成では、「どの名前が今使いたい起動先なのか」を一つずつ確認するのが結局いちばん確実です。
起動順序を変えても反映されないときの見直しポイント
設定を変えたのに元に戻るように見えるときは、次の点を順に確認すると解決しやすいです。
まず見直したいのは、保存して再起動できているかどうかです。単純ですが、ここでつまずくことは珍しくありません。次に、接続しているデバイスの状態を確認します。外付けの起動メディアなら、差し込み口を変えただけで認識が安定することがあります。私は前面ポートでは候補に出ず、背面ポートへ差し替えたらすぐ認識された経験がありました。
さらに、複数のストレージが接続されている場合は、使わないドライブを一時的に外して試すのも有効です。これをやると、どのドライブが優先されているのか一気に見えやすくなります。とくに古いOS入りのSSDが残っていると、予想外の起動先になって混乱しやすいです。
設定項目が見つけづらい場合や、想定した選択肢が現れない場合は、Fast Boot系の設定や起動モード周辺も合わせて確認したほうが安心です。深追いしすぎる前に、まずは「一時起動で選べるか」「デバイス自体は認識されているか」を見たほうが、遠回りせずに済みます。
ASRockで起動順序を変更する際に覚えておきたいコツ
ASRockで起動順序を扱うとき、個人的にいちばん大切だと感じたのは、最初から全部を変更しようとしないことです。恒久設定が必要なのか、一度だけ別メディアから起動したいのかを先に分けるだけで、手順の迷いがかなり減ります。
普段の起動先を変えたいなら、BIOSのBoot Option Prioritiesを編集する。作業用のUSBメモリや回復メディアを一時的に使いたいなら、F11でブートメニューを開く。この考え方に切り替えてからは、以前のように何度もBIOSへ戻ることがなくなりました。
もう一つ大事なのは、表示名だけで判断しないことです。同じように見えるドライブ名でも役割が違うことがあります。焦って適当に選ぶと、設定したつもりでも目的どおりには起動しません。面倒でも候補を一つずつ確認したほうが、結果として早く終わります。
まとめ
ASRockの起動順序変更は、やること自体は難しくありません。F2でBIOSに入り、Bootの優先順位を見直して、F10で保存する。この流れを押さえておけば、基本操作で困る場面はかなり減ります。
ただし、実際には「USBメモリから起動しない」「Windows Boot ManagerとSSDの違いがわからない」「変更したのに反映されない」といった小さな壁にぶつかりやすいです。私も何度か同じところで引っかかりましたが、F11の一時起動を使う、候補名を丁寧に見る、不要なドライブを外して試す、この三つを意識するだけでずいぶん解決しやすくなりました。
ASRockの起動順序で迷ったら、まずは恒久変更なのか一時起動なのかを切り分けてください。それだけでも、作業の見通しはかなり良くなります。


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