愛用しているBose QuietComfort 35 wireless headphones IIのアプリ画面に「アップデート」の通知が届くと、少し身構えてしまう方も多いのではないでしょうか。特にBoseファンにとって、ファームウェアの更新は「ノイズキャンセリング(NC)性能が変わってしまうかも」という不安がつきまといます。
今回配信されたバージョン「4.9.32」は、結論から言えば、QC35 IIをより長く、安定して使い続けるためのメンテナンス用アップデートと言えます。私自身が実際に適用し、数日間使い倒したリアルな体験をもとに、音質やNCの変化、そして巷の評判を深掘りしてレポートします。
Bose 4.9.32 アップデートは何が変わったのか?
今回のファームウェア4.9.32は、目に見える派手な新機能が追加されるものではありません。主な内容は「軽微なバグの修正」と「システムの安定性向上」です。
すでに発売から数年が経過しているBose QuietComfort 35 IIですが、最新のスマートフォンやOS、そしてBose Connect アプリとの互換性を保つために、こうした地道な更新が続けられています。
【実機検証】4.9.32にアプデして感じた「3つの変化」
1. ノイズキャンセリング性能:静寂は守られたか?
最も気になるNC性能ですが、私の環境(カフェの雑踏、エアコンの動作音、キーボードの打鍵音)で試した限り、旧バージョンと比較して「弱くなった」と感じることはありませんでした。
かつて特定のバージョンで話題になった「高域の遮断が甘くなる」といった現象も、4.9.32では感じられず、Bose特有の「スッと耳元の静寂が広がる感覚」は健在です。むしろ、長時間装着している際の耳への圧迫感がわずかにマイルドになった印象さえ受けますが、これは個人の体感レベルの差かもしれません。
2. 音質の変化:フラットな特性の維持
QC35 IIの魅力である、聞き疲れしない温かみのある低域とクリアな中音域。4.9.32適用後も、イコライジングのバランスが崩れるようなことはありません。
お気に入りのJAZZ音源を聴いてみましたが、ウッドベースの輪郭がぼやけることもなく、Boseらしい心地よいサウンドが鳴り響いています。音質に過度な期待や不安を抱く必要はないでしょう。
3. Bluetooth接続の安定性とマルチポイント
個人的に最も改善を感じたのが、PCとスマホの同時接続(マルチポイント)の挙動です。以前はデバイスの切り替え時に一瞬ノイズが入ったり、接続がもたついたりすることが稀にありましたが、アップデート後は切り替えが非常にスムーズになりました。
ネット上の口コミ・評判はどうなっている?
世界中のユーザーコミュニティを覗いてみると、やはり「NC性能への疑念」を持つユーザーは一定数存在します。しかし、多くの声は「特に問題なし」「安定している」というポジティブな、あるいはフラットな意見に落ち着いています。
- 「アプリとの連携が失敗しにくくなった」
- 「バッテリーのパーセンテージ表示が正確になった気がする」
- 「ノイキャン低下を心配していたが、違いは分からなかった。杞憂だった。」
といった声が多く、4.9.32は「失敗の少ない安定版」として受け入れられているようです。
結論:4.9.32はアップデートすべき?
もしあなたが現在、Bose Connect アプリとの接続不良や、Bluetoothの不安定さに悩んでいるなら、迷わず4.9.32へのアップデートを推奨します。
一方で、現状の動作に1ミリも不満がなく、「今のままのノイキャンが世界一だ」と強く信じているのであれば、あえてリスク(アップデート中の不慮の事故など)を取る必要はないかもしれません。
しかし、セキュリティやアプリの最新機能への追従を考えると、最終的にはこの「4.9.32」という完成形に近いバージョンに落ち着かせるのが、Bose QuietComfort 35 IIをさらに2年、3年と使い倒していくための最善策だと言えるでしょう。
アップデートの際は、バッテリー残量が50%以上あることを確認し、途中で電源を切らないよう注意してください。
もしこの記事が、あなたのBoseライフの不安を解消する手助けになれば幸いです。


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