「とにかく安くて、そこそこ使えるプリンターが欲しい」
そんな動機でEPSON EW-452Aを使い始めてから1年が経ちました。結論から言うと、この機種は「使う人を選ぶけれど、ハマる人には最高のコスパ機」です。
テレワークの書類出力や、子供の学習プリント。そんな日常の「ちょっとした印刷」に、わざわざ数万円の高級機は必要ありません。しかし、安さゆえの弱点があるのも事実。
今回は、私が実際にEW-452Aを使い倒して分かった、カタログスペックではない「生の使用感」を忖度なしでお伝えします。
1. 設置して驚いた「コンパクトさ」と「設定の楽さ」
まず届いて驚いたのが、その小ささです。EPSON EW-452Aは、リビングのカラーボックスの上にスッポリ収まるサイズ感。圧迫感がまったくないので、インテリアを邪魔しません。
設定も、昔のようにPCとUSBケーブルで繋いで…という煩わしさは皆無でした。専用アプリの「Epson Smart Panel」をスマホに入れるだけで、チャット形式の指示に従えば数分でWi-Fi接続まで完了。このスマホとの親和性の高さは、現代のプリンター選びで最も重要なポイントだと実感しました。
2. 実体験から語る「不満点」:写真は期待しすぎ厳禁
正直に言います。写真を「お店プリント」のようなクオリティで残したいなら、EW-452Aはおすすめしません。
この機種は4色インク構成で、黒には文字がくっきり見える「顔料インク」を採用しています。そのため、文字印刷は非常に綺麗なのですが、写真印刷となると色の深みやグラデーションの滑らかさが、上位モデル(6色染料インク機など)に比べて物足りません。
「年賀状で家族の近況を伝える」「冷蔵庫に貼るメモ代わりに写真を刷る」程度なら十分ですが、額縁に入れて飾るような勝負写真は、ネットプリントに頼るのが正解です。
3. インクの減りは早い?賢い運用術
「プリンター本体は安いけど、インク代で儲ける仕組みでしょ?」という疑念。これは半分正解です。
実際に使ってみると、クリーニングなどでインクを消費するため、たまにしか使わない人ほど「え、もうなくなった?」と感じるかもしれません。特に初期セットのインクは、セットアップ分で消費されるためか、なくなるのが早く感じました。
そこで私が行っている対策は2つ。
- 印刷設定を常に「下書き(速い)」にする:これだけでインク消費を劇的に抑えられます。
- EW-452A 専用インクを常に1セットストックしておく:1色でも切れると印刷が止まるため、ブラック(マグカップ)だけは多めに持っておくのがストレスを貯めないコツです。
4. 買ってよかった!と思える「神機能」
不満も書きましたが、それを上回るメリットが「自動両面印刷」です。
1万円前後の価格帯だと、手動で裏返さないといけない機種が多い中、EW-452Aは勝手に裏返して印刷してくれます。
学校から配布された何枚にもわたるPDFを印刷する際、紙の節約になるだけでなく、裏返す手間がない。これだけで、忙しい朝の時間はどれだけ救われたか分かりません。
結論:EW-452Aは「家庭用事務機」の決定版
EPSON EW-452Aを1年使ってみて、この機種は「写真館」ではなく「優秀な文房具」だと感じました。
- 向いている人: テレワークの資料、Webチケット、子供のドリルをガシガシ印刷したい人。
- 向いていない人: 一眼レフで撮った写真を最高画質でプリントしたい人。
もしあなたが、家のリビングにそっと置いて、スマホからパッと書類をプリントしたいなら、EW-452Aを選んで後悔することはないはずです。この価格でこの利便性が手に入る時代になったことに、ただただ感謝です。


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