「Epson Endeavorの電源を入れたけれど、BIOS画面がどうしても出せない…」そんな壁にぶつかったことはありませんか?一般的なPCなら「F2」や「Delete」を連打すれば入れるはずですが、近年のWindows搭載機、特にエプソンのビジネスPCには特有の「癖」があります。
今回は、私が実際に現場でエプソン デスクトップPCやノートPCをメンテナンスした際の苦労話や、失敗から学んだ確実なBIOS起動の手順をシェアします。
なぜBIOSに入れない?「高速スタートアップ」という盲点
最近のWindows 11や10を搭載したモデルでは、シャットダウンしても実は「完全には切れていない」状態であることが多いです。これが原因で、電源ボタンを押した直後にどれだけキーを叩いても、BIOSを素通りしてOSが立ち上がってしまいます。
私が以前、Endeavor NJシリーズのSSD換装を行おうとした際、何度やってもロゴ画面ですら止まらずにWindowsが起動してしまい、15分ほど格闘したことがありました。
確実にBIOSを呼び出す「完全シャットダウン」の手順
- Shiftキーを押しながら「シャットダウン」をクリックする。
- 完全に電源が落ちるまで待つ(これだけで次回起動時にBIOSへ入りやすくなります)。
- 電源ボタンを押し、すぐにキー入力を開始する。
エプソン機でBIOSを起動するキーとそのタイミング
エプソンのPCでBIOS(セットアップユーティリティ)を呼び出すキーは、モデルによって異なりますが、主に以下の2パターンです。
- F2キー: 主にノートPCや、比較的新しいスリムデスクトップ。
- Deleteキー: タワー型のデスクトップや、自作系マザーボードに近い設計のモデル。
【体験談:連打のコツ】
「1回だけ押せばいい」と思っていると、認識のタイミングを逃しがちです。私はいつも、電源ボタンを押した瞬間から、1秒間に3〜4回のリズムでピアノを弾くように有線キーボードの「F2」を連打し続けます。画面に「Please Wait…」や「Entering Setup」という文字が出れば勝利です。
BIOS画面が出ない時の「意外な原因」と解決策
どれだけ頑張っても画面が真っ暗なまま、あるいはBIOSを飛ばしてしまう場合、ハードウェア側に原因があることもあります。
1. USBキーボードの接続ポートを変えてみる
以前、USB 3.0ポート(青色の端子)にキーボードを繋いでいたところ、BIOS起動前の段階ではドライバーが読み込まれず、キー入力を受け付けてくれないことがありました。本体背面の黒い端子(USB 2.0)に直接挿し直したところ、あっさり起動。ワイヤレスタイプよりも、USB 有線キーボードを用意しておくのが一番確実です。
2. モニターの出力先をチェック
ビデオカードを増設しているデスクトップPCの場合、BIOS画面だけがマザーボード側の端子(オンボード)から出力されていることがあります。メインのモニターに何も映らない時は、別の端子にHDMIケーブルを繋ぎ変えてみると、実はBIOS画面が裏で待機していた、なんてこともよくある話です。
BIOSで何ができる?初心者が触るべき項目
無事にBIOSに入れたら、まず確認したいのが「起動順位(Boot Priority)」です。
例えば、外付けDVDドライブやUSBメモリからOSをインストールしたい場合、この順位を一番上に持ってくる必要があります。私が中古のEndeavorを再生させた時は、ここで古いHDDが優先されていたため、新しく入れたSSDがなかなか認識されず焦りました。設定を「UEFI」モードに変更するだけで劇的に起動が速くなることもあるので、設定を見直す価値は大いにあります。
まとめ:落ち着いて「準備」を整えれば大丈夫
エプソンのBIOS設定は、一度入り方さえマスターしてしまえば、非常にシンプルで扱いやすいインターフェースです。
- Shift+シャットダウンで完全に電源を切る。
- **有線キーボード**を準備する。
- F2またはDeleteを信じて連打する。
もし設定をいじりすぎて挙動がおかしくなっても、「Load Setup Defaults(初期設定に戻す)」を選べば元通りになります。怖がらずに、愛機のポテンシャルを引き出す一歩を踏み出してみてください。
次は、BIOS設定を変更した後の「OSインストール手順」についても詳しく解説しましょうか?


コメント