在宅ワークが定着し、「自宅でもオフィス並みのスピードで書類を捌きたい」と考える方が増えています。そんな中で候補に挙がるのが、多機能かつコンパクトなEpson WorkForce Pro WF-3820です。
しかし、ネットのレビューを見ると「インクの減りが早い」「Wi-Fiが切れる」といった気になる声も。そこで今回は、仕事でWF-3820を1年以上使い倒している筆者が、実体験に基づいた本音のメリット・デメリットを整理しました。
実際に使って驚いた!Epson WF-3820の3つの強み
1. 「えっ、もう終わった?」と思わせる爆速プリント
まず驚くのが、電源を入れてから最初の1枚が出るまでの速さです。スペック上はモノクロ21枚/分ですが、体感としては「印刷」ボタンを押してプリンターに歩み寄る頃には、すでにトレイに紙が重なっている感覚。朝の忙しい時間に、数十枚の会議資料を急いで用意しなければならない時、このスピードは本当に救いになります。
2. マーカーを引いても滲まない「全色顔料インク」
多くの家庭用プリンターはカラーが「染料インク」で、水に弱く、蛍光ペンでなぞると文字がドロリと滲んでしまいます。しかし、WF-3820は全色に「DURABrite Ultra」という顔料インクを採用。印刷直後に指で触れても汚れず、重要な契約書やプレゼン資料にガシガシ線を引いても文字がくっきり残ります。この「ビジネス品質」こそが、本機を選ぶ最大の理由です。
3. スマホ連携とADF(自動原稿送り装置)の快適さ
専用アプリ「Epson Smart Panel」が非常に優秀です。スマホに入っているPDFをそのまま飛ばして印刷できるのはもちろん、35枚までセットできるADFを使えば、溜まった紙資料を一気にスキャンしてクラウドに保存可能。在宅デスクが書類の山になるのを防げます。
購入前に覚悟すべき「リアルな欠点」
良いことばかりではありません。1年使う中で、いくつか「ここは惜しい」と感じるポイントもありました。
インク代という名の「ランニングコスト」
正直に言いましょう。毎日50枚以上印刷するような「超ヘビーユーザー」には、WF-3820はおすすめしません。カートリッジ式のため、インクの減りはそれなりに早いです。特にカラー写真を多用すると、あっという間にインク交換の通知が来ます。
- 対策: 印刷設定を常に「ドラフト(節約)」に固定しておくことで、インク消費をかなり抑えることができます。
設置スペースと動作音
Epson WorkForce Pro WF-3820は、見た目以上に奥行きが必要です。また、印刷時の「ガシャガシャ」という音は、静かな寝室で夜中に使うには少し勇気がいる大きさ。リビングや専用のワークスペースでの利用を推奨します。
WF-3820はどんな人に向いている?
おすすめする人
- 在宅ワークや副業で、文字中心の書類を扱う人
- 初期費用を抑えつつ、高性能なFAX・スキャン機能が欲しい人
- 1回の印刷枚数は少ないが、とにかく「速さ」と「文字の綺麗さ」を求める人
おすすめしない人
- 1日の印刷枚数が100枚を超えるようなプロユーザー(インク代が安いエコタンク搭載モデルを検討すべきです)
- 写真プリントの鮮やかさを最優先したい人
結論:後悔しないための選び方
Epson WorkForce Pro WF-3820は、いわば「小さなオフィス」をデスクサイドに置けるマシンです。インク代というコスト面での課題はありますが、それ以上に「待たされないストレスフリーな環境」と「プロ級の仕上がり」が得られる価値は大きいと感じています。
「家庭用プリンターの遅さにイライラしたくない」と考えているなら、このWF-3820を選んで間違いありません。まずはデスクのスペースを確認し、快適なワークライフへの一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。


コメント