2025年3月、エプソンRun Connectがついに幕を閉じます
長年、Epson WristableGPSを腕に巻き、雨の日も風の日も共に走り続けてきたランナーの皆さん。ついに、その時がやってきてしまいました。エプソンが提供してきたランニングポータルサイト「NeoRun」や「Epson View」、そしてスマートフォンアプリ「Run Connect」の全サービスが2025年3月31日をもって終了します。
私自身、フルマラソンの初完走を支えてくれたのはエプソンの時計でした。あの正確なGPS精度と、武骨ながらも信頼できるバッテリー持ち。サービス終了のニュースを聞いたときは、まるで長年連れ添ったランニングパートナーから「引退」を告げられたような、言いようのない喪失感に襲われました。
しかし、立ち止まっている暇はありません。私たちが積み上げてきた何千キロという走行データは、私たちの努力の結晶です。これらを失わないために、今すぐすべきことを実体験ベースでまとめました。
【体験談】サービス終了の告知を受けて感じた「焦り」と「愛着」
正直に告白すると、私は「サービス終了といっても、時計自体が動くなら使い続けられるだろう」と楽観視していました。しかし、現実は甘くありません。アプリとの同期ができなくなるということは、ラップタイムの詳細な分析も、ルートの視覚的な振り返りもできなくなることを意味します。
SNS上でも「国産の安心感が好きだったのに」「次は何を買えばいいんだ」という悲鳴に近い声が溢れています。多くのユーザーが直面しているのは、単なる機器の買い替えではなく、**「過去の自分(データ)をどこへ移せばいいのか」**という切実な問題なのです。
サービス終了までに「絶対に」完了させるべき3ステップ
データがクラウドから消去されてしまう前に、以下の手順を必ず完了させてください。私も実際に行いましたが、数年分のデータがあると書き出しに時間がかかるため、早めの着手を強くおすすめします。
1. Web版からのデータ一括エクスポート
まずはPCブラウザから「Epson View」にログインしましょう。個別のワークアウトをGPX形式やFIT形式で書き出すことができます。万が一、後述する外部連携に失敗したときのために、生データをローカル環境(自分のPC)に保存しておくのが最も安全な自衛策です。
2. Strava(ストラバ)への自動連携設定
エプソン公式も推奨しているのが、世界中のランナーが利用するStravaへのデータ移行です。Run Connectの「外部サービス連携」からStravaと接続設定を行うことで、過去のデータを一括コピーできる機能があります。
実際にやってみたところ、数年分のログが数十分でスルスルと移行されていく様子は圧巻でした。これだけで「自分の走った軌跡が守られた」という安心感が得られます。
3. 次のデバイスへの「橋渡し」の準備
エプソンのサービスが止まると、新しく走ったログを保存する場所がなくなります。2025年3月を待たず、今のうちに新しいプラットフォームに慣れておくことが、モチベーションを維持するコツです。
エプソン愛用者が選ぶべき「次の一台」はどれか?
私も含め、エプソンユーザーは「派手さよりも実直な性能」を好む傾向があります。そんな私たちが違和感なく移行できるデバイスを検討しました。
- Garmin ForeRunner シリーズ王道中の王道です。Stravaとの親和性が非常に高く、エプソンから移行した際のデータ管理のしやすさはピカイチ。正直、計測の速さには驚かされました。
- COROS PACE シリーズ「かつてのエプソンのような軽さと電池持ち」を求めるならこれ。操作系がシンプルで、過剰な多機能さよりもランニングに特化したストイックさが、エプソンユーザーの気質に合っています。
- Apple Watch Ultra普段使いも重視したいなら選択肢に入りますが、物理ボタンの操作感に慣れた指には、最初は少し戸惑いがあるかもしれません。
まとめ:データは消えても、走った事実は消えない
サービス終了は寂しいものですが、新しいデバイスを手に取ることは、ランニングライフをアップデートする絶好の機会でもあります。
ランニングポーチにスマホを忍ばせ、新しい相棒と共に走り出す準備を始めましょう。エプソンと共に刻んだこれまでのステップをStravaなどの新しい舞台へ引き継ぎ、2025年4月からも変わらず、風を切って走り続けようではありませんか。
まずは今夜、久しぶりに「Run Connect」を開いて、データのバックアップから始めてみてください。


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