スマートフォンのスペック表でよく目にする「MediaTek Helio P35」。格安スマホやエントリーモデルに数多く搭載されているチップですが、「実際のところ、今のアプリは快適に動くの?」と疑問に思っている方は多いはずです。
結論から言うと、2026年現在の基準では「最低限の動作を確保するためのチップ」という立ち位置。私が実際にHelio P35搭載機をメイン・サブで使い倒して感じたリアルな体感速度と、ベンチマークスコアの裏側を詳しく解説します。
Helio P35のAntutuスコア:2026年の現在地
まずは客観的な指標であるAntutuベンチマーク(V10/V11)の数値を見てみましょう。Helio P35の総合スコアは約13万〜15万点前後です。
現代のハイエンドモデルが150万点を超え、ミドルレンジでも50万〜70万点が当たり前になった今、この数値は「超エントリークラス」に分類されます。特にGPU性能(グラフィック処理)が低いため、画面の書き換えが激しい用途には不向きという特徴があります。
実際に使ってわかった「もっさり感」の正体
スペック表の数字以上に大切なのが「使い心地」です。日常的なシーンでの体験談をまとめました。
LINE・WEB閲覧・YouTube
[amazon_link product=”Galaxy A21″]や[amazon_link product=”OPPO A55s 5G”]といったチップ搭載機でブラウザを開くと、ページが表示されるまでに1〜2秒の「待ち」が発生することがあります。
特にニュースサイトなどの画像が多いページでは、スクロール中にガタつく場面も。YouTube視聴自体はフルHDでも問題なく再生できますが、アプリの切り替えやコメント欄の読み込みにはワンテンポ遅れる感覚があります。決して「サクサク」ではありませんが、連絡手段と割り切れば実用範囲内です。
SNS(X・Instagram・TikTok)
ここは正直、少しストレスを感じるポイントです。X(旧Twitter)でタイムラインを高速スクロールすると、画像の読み込みが追いつかず白い枠だけが表示される時間が長めです。Instagramのリール動画やTikTokも、次々に動画をスワイプしていくと、たまにアプリがフリーズしたような挙動を見せることがあります。
ゲーム性能の限界:何ができて何ができない?
「原神などの重いゲームを遊びたい」と考えているなら、Helio P35はおすすめできません。
- 原神・FPS系: 最低画質に設定しても、戦闘シーンではコマ送りのようになり、プレイを続けるのは困難です。
- モンスターストライク・パズル&ドラゴンズ: 基本的なプレイは可能ですが、派手なエフェクトが重なる瞬間に少し動作が重くなる(スローになる)場面に遭遇しました。
- ポケモンGO: 起動に時間はかかりますが、外での捕獲作業などは可能です。ただし、レイドバトルなど人が集まるシーンではカクつきが目立ちます。
2026年にHelio P35を選ぶべき人と、避けるべき人
もしあなたが[amazon_link product=”Redmi Note 13″]のような、より新しいミドルレンジ機と迷っているなら、後者を選んだ方が数年は長く快適に使えます。
Helio P35が向いている人:
- スマホは電話、メール、LINEが中心。
- 子供の初めての連絡用や、シニア世代の入門機。
- 音楽再生専用のサブ機など、用途を限定している。
避けるべき人:
- SNSを頻繁にチェックし、複数のアプリを同時に立ち上げる。
- 少しでもスマホゲームを楽しみたい。
- 3年以上、ストレスなく同じ端末を使い続けたい。
まとめ:賢い選択のために
Helio P35は、コストパフォーマンスを極限まで追求した結果のチップです。安価にスマートフォンを手に入れられるメリットは大きいですが、アプリの進化(肥大化)によって、かつてよりも「重さ」を感じやすくなっているのは事実です。
「安さ」だけで選んで後悔する前に、自分の用途が「閲覧メイン」なのか「体験重視」なのかを見極めることが、失敗しないスマホ選びの第一歩になります。


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