「印刷ボタンを押してから、もっと早く終わればいいのに」と感じたことはありませんか?エプソンのプリンター設定画面にひっそりと存在する「双方向印刷」という項目。デフォルトでチェックが入っていることが多いこの機能ですが、実は印刷の「スピード」と「品質」を左右する非常に重要な鍵を握っています。
今回は、私が実際に[amazon_link product=”EPSON プリンター”]を使用して感じたリアルな体験談を交えながら、双方向印刷の仕組みや、状況に応じた最適な使い分け術を分かりやすく解説します。
エプソンの「双方向印刷」とは?その仕組み
通常、インクジェットプリンターは「プリントヘッド」と呼ばれる部品が左右に往復しながらインクを吹き付けています。
- 片方向印刷:ヘッドが右から左へ動く時だけインクを出し、戻る時は何もしない。
- 双方向印刷:行きも帰りもインクを出し続ける。
例えるなら、往復路で常に荷物を運び続けるトラックのようなものです。無駄な動きがなくなるため、単純計算で印刷スピードが格段にアップします。
【実録】双方向印刷を使ってわかったメリットと落とし穴
私が長年[amazon_link product=”カラリオ”]シリーズなどを使い倒してきた中で感じた、本音のメリット・デメリットを紹介します。
メリット:とにかく「速さ」が正義の場面で大活躍
会議の直前、30枚以上の資料を大急ぎで用意しなければならない時、双方向印刷の威力は絶大です。「シャカシャカ」という軽快なリズムとともに、次から次へとトレイに用紙が重なっていく快感は、一度味わうと片方向印刷の「待ち時間」がもどかしく感じるほどです。特に年賀状の宛名印刷など、文字中心で枚数が多い時には必須の機能と言えます。
デメリット:文字のガタつきや「しま模様」の発生
一方で、長く使い込んだ[amazon_link product=”エコタンク搭載モデル”]で経験したのが、印刷結果の「ズレ」です。
「Excelの罫線が微妙にカクカクしている」「写真にうっすらと横縞が入ってしまう」といった現象。これは、往路と復路でインクが着弾する位置が、コンマ数ミリ単位でズレることで起こります。特に写真用紙に印刷する際、このわずかなズレが全体を「眠たい印象(ボケた感じ)」にしてしまうのが最大の弱点です。
双方向印刷を「オフ」にすべき3つのタイミング
もしあなたが以下の状況なら、迷わず設定を「オフ」に切り替えることをおすすめします。
- 大切な写真をプリントする時[amazon_link product=”写真用紙 光沢”]を使用して、思い出の1枚を最高のクオリティで残したいなら、スピードを犠牲にしてでも「丁寧な片方向」で刷るべきです。色の重なりが安定し、粒状感のない滑らかな仕上がりになります。
- 細かな図面や表を印刷する時CADの図面や、細い線が密集したグラフなどは、双方向だと線が二重に見えてしまうことがあります。視認性を重視するビジネス文書ではオフが安全です。
- プリンターが古くなってきた時駆動部の摩耗や、社外品の[amazon_link product=”互換インク”]を使用している場合、着弾精度が落ちやすくなります。「最近、印刷が汚くなったな」と感じたら、まずはここを疑ってみてください。
設定変更の手順:どこで切り替える?
設定は非常に簡単です。
- Windowsの場合:「印刷設定」画面から「応用設定」タブ、あるいは「基本設定」内の「詳細設定」を開きます。そこに「双方向印刷」というチェックボックスがあるので、用途に合わせてチェックを外すだけです。
- Macの場合:プリントダイアログのドロップダウンメニューから「プリンタのオプション」または「ドライバの設定」を選択して切り替えます。
※多くの機種では、印刷品質を「きれい」や「最高画質」に設定すると、自動的に双方向印刷がオフになる親切設計になっています。
それでも解決しない時は「ギャップ調整」を
「スピードは落としたくない、でもズレも直したい」という欲張りな悩みには、[amazon_link product=”プリンター お手入れ用品”]を使う前に、まずは本体機能の「プリントヘッドの位置調整(ギャップ調整)」を試してください。
これは、往復のインク着弾タイミングをソフトウェアで補正する作業です。A4普通紙を1枚セットして、最もズレの少ない番号を選ぶだけで、双方向印刷のままでも驚くほどクリーンな結果が戻ってくることがあります。
まとめ:賢く使い分けてストレスフリーな印刷ライフを
エプソンの双方向印刷は、決して「画質を下げる悪い機能」ではありません。
- スピード重視(資料・宛名・下書き)なら「ON」
- 品質重視(写真・提出用・精密な図)なら「OFF」
この使い分けさえマスターすれば、無駄な待ち時間にイライラすることも、仕上がりにガッカリすることもなくなります。次にプリントする時は、ぜひ設定画面を一度覗いてみてください。
もし、設定を変えても改善しないほどヘッドが汚れている場合は、[amazon_link product=”洗浄カートリッジ”]を試してメンテナンスしてみるのも一つの手ですよ。


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