「あと数枚、このレポートさえ印刷できればいいのに!」という絶体絶命のタイミングで、非情にも点滅するカラーインクの残量警告。エプソンのプリンターを使っている方なら、一度はあの絶望感を味わったことがあるはずです。
しかし、諦めるのはまだ早いかもしれません。実は[amazon_link product=”EPSON プリンター”]には、カラーインクが空っぽになっても、黒インクだけで無理やり印刷を続行させる「黒だけモード」という救済措置が存在します。
今回は、実際に私が深夜にこの機能に救われた体験と、意外と知られていない「5日間の期限」などの落とし穴について、実体験を交えて詳しく解説します。
そもそも「黒だけモード」って何?
この機能は、カラーインクが限界値を下回った際に、黒インクだけで一時的にモノクロ印刷を可能にするものです。通常、エプソンのプリンターはどれか1色でも欠けると動作が止まってしまいますが、設定次第でこのロックを回避できます。
私が初めてこれを使ったのは、明朝提出の企画書を印刷していた時でした。マゼンタが切れて動作が止まった時は冷や汗が出ましたが、このモードのおかげで無事に乗り切ることができました。
利用するための必須条件
ただし、どんな状況でも使えるわけではありません。以下の条件をクリアしている必要があります。
- 黒インクに十分な残量があること
- 用紙設定を「普通紙」または「郵便ハガキ」にしていること(写真用紙では不可)
- フチなし印刷設定が「オフ」であること
【OS別】黒だけモードへの切り替え手順
設定は意外と簡単ですが、初見では少し分かりにくい場所にあります。
Windowsの場合
- 印刷画面から[amazon_link product=”EPSON”]プリンターの「プロパティ(または詳細設定)」を開きます。
- 「基本設定」タブで、用紙種類を「普通紙」に、カラーを「グレースケール」に変更します。
- 印刷を実行すると「カラーインクが限界です」という警告が出ますが、そのまま「黒だけで印刷」というボタンを選択します。
Macの場合
- 「システム設定」から「プリンタとスキャナ」を開き、使用中のプリンターを選択します。
- 「オプションとサプライ」から「オプション」タブを開き、「黒だけでモードを使用する」を「オン」にします。
- 印刷時の設定で「カラー」ではなく「モノクロ」または「グレースケール」を選んで実行します。
実体験から分かった!使ってみて感じた3つの注意点
救世主のような機能ですが、実際に使ってみて「ここは気をつけないと」と感じたポイントが3つあります。
1. 期限はたったの「5日間」!
これが最大の落とし穴です。黒だけモードはあくまで「応急処置」であり、一度使い始めてから約5日間(120時間)を過ぎると、完全に印刷ができなくなります。私は「これでインクを買わずに済む!」と喜んで放置していたのですが、5日後の朝に突然「インクを交換してください」と拒絶され、結局家電量販店へ走る羽目になりました。
2. ヘッドクリーニングでカラーも減る
黒だけで印刷していても、プリンター起動時の自動クリーニングではカラーインクもわずかに消費されます。完全に空の状態が続くとヘッドが乾燥して故障の原因になるため、メーカー側も「早めの交換」を前提としているようです。
3. 写真印刷は絶望的
「黒だけでいいから写真を刷りたい」と思っても、用紙設定を普通紙に偽装しなければならず、画質はかなり粗くなります。あくまで文字ベースの書類用と割り切るのが吉です。
「黒だけモード」が表示されない・できない時のチェックリスト
もし設定画面に項目が出てこない場合は、以下の可能性を疑ってみてください。
- 対応機種かどうか: 古いエントリーモデルや一部のビジネス機では非対応の場合があります。
- インクを抜き差しした: 警告が出た後にインクカートリッジを抜き差ししてしまうと、プリンターが「新しいインクが入るまで待機」状態になり、モードが選べなくなることがあります。
- 最新のドライバーが入っているか: [amazon_link product=”パソコン”]に標準で入っている汎用ドライバーではなく、エプソン公式の最新ドライバーをインストールしてみてください。
まとめ:ピンチを凌いだら早めに予備の確保を
「黒だけモード」は、まさにプリンター界の非常口です。深夜の作業や、どうしても今すぐ出さなければならない書類がある時には、これほど心強い機能はありません。
しかし、前述の通り「5日間の猶予」が終われば、結局は新しい[amazon_link product=”エプソン 純正インク”]が必要になります。
今回のトラブルを機に、インクの予備は常に1セット手元に置いておくことを強くおすすめします。いざという時の焦りは、精神衛生上よくないですからね。
次回の買い出しリストには、ぜひインクを加えておきましょう。


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