新宿の喧騒を抜け、細い路地にひしめき合う提灯の明かり。昭和の残り香が漂う「新宿ゴールデン街」は、酒好きなら一度は憧れる聖地ですが、同時に「一見さんお断りじゃないか」「常連ばかりで浮かないか」という不安もつきまといます。
そんなゴールデン街の重い扉を初めて叩くなら、迷わず「BAR ANCHOR(アンカー)」を目指すべきです。そこには、街の入り口として暖かく迎え入れてくれる最高の時間が待っていました。
勇気を出して階段を上がれば、そこは別世界
花園交番近くの細い階段を上ると、落ち着いた色調の木の扉が現れます。少し緊張しながらノブを回すと、ふわりと漂うお酒の香りと、店主やスタッフさんの「いらっしゃいませ」という穏やかな声。一瞬で外の雑踏を忘れさせてくれるような、適度な包容力がこの店にはあります。
カウンター数席のコンパクトな店内ですが、不思議と圧迫感はありません。むしろ、この狭さが隣り合った人との「ちょうどいい距離感」を生んでくれます。
リアルな体験談:一人飲みでも「居場所」がある幸せ
私が初めて訪れた際、一番驚いたのは客層の幅広さです。仕事帰りのサラリーマン、おしゃれな若者、そして海外から訪れた観光客。誰もが自分のペースでグラスを傾けています。
特筆すべきは、スタッフさんの気配りです。黙って飲みたい時はそっとしておいてくれ、ふとしたタイミングで「今日はどちらから?」と、会話の種を撒いてくれます。このさりげないホスピタリティがあるからこそ、女性一人でも、バー初心者でも、気づけばリラックスして二杯目を注文してしまうのです。
気になる料金とメニュー:明朗会計の安心感
ゴールデン街で一番怖いのは「結局いくらかかるのか?」という点でしょう。アンカーはその点、非常にクリーンです。
- チャージ: 800円前後(席料とお通し代)
- ドリンク: 800円〜
一杯1,500円〜2,000円程度で見積もっておけば、安心して酔いしれることができます。メニューも豊富で、定番のウイスキーからカクテルまで揃っています。個人的なおすすめは、喉を潤すのに最適なハイボール。氷の音を楽しみながら、店内の落ち着いたインテリアを眺める時間は格別です。
知っておきたい「アンカー」を楽しむためのエチケット
ゴールデン街は共有の文化を大切にする街です。アンカーをより楽しむために、以下のポイントを意識してみてください。
- 少人数での訪問: 店内は限られているため、1〜2名での訪問が最もスマートです。
- ハシゴ酒の拠点に: 店名の通り、ここは「錨(アンカー)」を下ろす場所。ここで一杯飲んでリラックスしたら、次はスタッフさんに「おすすめの他のお店」を聞いてみるのも粋な楽しみ方です。
- スマホより対話を: [amazon_link product=”iPhone”]で写真を撮るのも良いですが、まずは目の前の一杯と、その場の空気感を楽しんでみてください。
まとめ:あなたの新宿の夜を「アンカー」に託して
新宿ゴールデン街という迷宮への入り口として、これほど心強い場所はありません。「BAR ANCHOR」は、単にお酒を飲む場所ではなく、この街の温かさと深さを教えてくれる案内所のような存在です。
もしあなたが今、新宿の路地裏で立ち止まっているのなら、その一歩をアンカーの階段へ踏み出してみてください。扉の向こうには、きっと想像以上に優しい夜が待っています。
次は、アンカーで出会った他のお客さんに聞いた「ゴールデン街で外せない2軒目の名店リスト」を作成しましょうか?


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