コンクリートに何かを固定したいとき、真っ先に思い浮かぶのはアンカーボルトですよね。しかし、施工後にボルトが飛び出しているのが邪魔だったり、後からボルトの長さを変えたくなったりすることはありませんか?そんな現場のわがままを叶えてくれるのが「めねじアンカー」です。
私自身、数多くの現場でアンカーを打ち込んできましたが、めねじアンカーは「スマートに仕上がる」一方で、おねじタイプ(芯棒打ち込み式)よりも少しだけ繊細な技術が求められます。今回は、初心者の方が陥りがちな「失敗あるある」を交えながら、確実に固定するための極意をシェアします。
なぜ「めねじ」を選ぶのか?現場でのメリット
めねじアンカーの最大の魅力は、なんといっても「面一(つらいち)」で仕上がることです。
- 施工後の安全性が高い: 通路などでボルトが飛び出さないため、足元を引っ掛ける心配がありません。
- メンテナンス性が抜群: ボルトを外せば、コンクリート面が平らになります。不要になった際、サンダーでボルトを切断する必要もありません。
- 見た目が美しい: 展示物の固定や、住宅の内装でも重宝されます。
体験比較!めねじアンカーの種類と現場のリアルな声
一言にめねじアンカーと言っても、現場で使われる主要な3タイプにはそれぞれ「性格」があります。
本体打込み式([amazon_link product=”CTアンカー”]など)
これは本体そのものを専用の打込み棒で叩き込むタイプです。
【現場の体験談】
安価でコストパフォーマンスは最強です。大量に打つときは助かりますが、専用の打込み棒を忘れると仕事になりません。以前、適当なボルトで叩いてしまい、中のネジ山を潰して使い物にならなくした苦い経験があります。必ず[amazon_link product=”打込み棒”]をセットで用意してください。
内部コーン打込み式([amazon_link product=”GTアンカー”]など)
本体の中にコーンが入っており、それを上から叩いて拡張させるタイプです。
【現場の体験談】
天井に向かって打ち込む「上向き施工」では、これ一択です。コーンが落ちにくい構造になっているものが多く、脚立の上でのイライラが激減します。
グリップアンカー
スリーブを拡張させるタイプで、最も一般的かもしれません。
【現場の体験談】
手応えがガツンと伝わってくるので、「あ、今しっかり開いたな」という確信が持てます。初心者の方には、この[amazon_link product=”グリップアンカー”]が一番安心してお勧めできます。
実践!めねじアンカー施工で絶対に守るべき「5つの鉄則」
現場で「アンカーが抜けた!」「ボルトが入らない!」と泣きを見ないための鉄則です。
- 下穴の深さはミリ単位でこだわる:深すぎると、アンカーが奥に沈みすぎてボルトが届かなくなります。逆に浅いと頭が出てしまい、面一になりません。私は必ず[amazon_link product=”ストッパー付きドリル”]を使うか、ドリルにビニールテープで目印をつけています。
- 清掃は「やりすぎ」くらいが丁度いい:穴の中の粉塵は、アンカーとコンクリートの密着を妨げる最大の敵です。口で吹くのではなく、必ず[amazon_link product=”ダストポンプ”]やブロワーで粉を出し切りましょう。
- 打込み棒は「専用」を使う:代用品を使うと、せっかくのネジ山を傷つけます。一度ネジ山が潰れると、タップで切り直すという無駄な手間が発生します。
- 「打音」の変化を聞き分ける:最初は鈍い音がしていますが、完全に拡張されると「カツッ!」という高い金属音に変わります。この音の変化が、施工完了の合図です。
- 最後は指でチェック:工具で締める前に、ボルトを指で回してみます。スルスルと入っていけば成功です。
よくある失敗事例と解決策
私が過去に目撃した、あるいは自ら経験した失敗談を紹介します。
- アンカーが空転する: 下穴を大きく開けすぎてしまったケースです。ドリル径がアンカーのサイズと合っているか、[amazon_link product=”コンクリートドリル”]の刃先を再確認しましょう。
- コンクリートの端が割れた: 端っこギリギリに打ち込むと、拡張する力に耐えられず割れてしまいます。端からは一定の距離(縁端距離)を保つのが基本です。
まとめ
めねじアンカーは、事前の「下穴の精度」と「清掃」で勝負の8割が決まります。
道具を揃える手間を惜しまず、[amazon_link product=”ハンマードリル”]で丁寧に穴を開け、音を聞きながら打ち込む。この基本さえ守れば、プロ顔負けの美しい仕上がりが手に入ります。
次に何を固定するか決まったら、まずは適切なサイズの[amazon_link product=”めねじアンカー”]を手に取ってみてください。


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