「Nikonのカメラを買ってメニューをいじっていたら、画質設定のところに謎の★マークがついた項目がある……これって一体何?」
[amazon_link product=”Nikon Z6III”]や[amazon_link product=”Nikon Zfc”]といった最新のミラーレスから、往年のデジタル一眼レフまで、Nikonユーザーが必ず一度はぶつかる壁が、この「画質モードの★(スターマーク)」です。
「FINE」と「FINE★」、どちらを選べばいいのか。容量がもったいないのか、それとも画質が劇的に変わるのか。今回は、長年Nikon機を愛用してきた私の失敗談や実体験を交えながら、この「★」の正体をどこよりも分かりやすく解説します。
そもそもNikonの「★(スターマーク)」の正体とは?
結論から言うと、この★マークは**「画質優先(低圧縮)」**を意味しています。
NikonのJPEG記録には、大きく分けて2つの圧縮アルゴリズムが存在します。
- ★なし(サイズ優先): ファイルサイズがほぼ一定になるようにデータを間引く設定です。SDカードにあと何枚撮れるか予測しやすいのがメリット。
- ★あり(画質優先): 画像の細かさに合わせて圧縮率を変え、ディテールを最大限に残す設定です。複雑な被写体ではファイルサイズが大きくなりますが、ノイズや階調の崩れを最小限に抑えます。
つまり、★が付いている方が「贅沢にデータを使っている」状態なのです。
私が「★なし」から「★あり」に乗り換えた理由
私もかつては「★なし」のNORMAL設定で撮っていました。「JPEGなんてどれも一緒だろう」と思っていたからです。しかし、ある風景撮影でその考えがガラリと変わりました。
夕暮れ時のグラデーションを撮影した際、PCの大きなモニターで見返すと、空の色が滑らかにつながらず、うっすらと段々状の縞模様(バンディング)が出ていたのです。
「せっかく[amazon_link product=”Nikon Z8″]のような高性能なセンサーを使っているのに、記録段階で情報を捨ててどうするんだ」と痛感しました。それ以来、私は**「FINE★」**を常用設定にしています。
実際に比較してみると、等倍まで拡大しなければ分からない微細な差かもしれません。しかし、木の葉の重なりや、動物の毛並み、そして何より「空の階調」において、★付きの設定は粘り強さが違います。
どちらを選ぶべき?シーン別ガイド
「常に★付きで撮ればいい」というのが現代の正解に近いですが、状況によっては使い分けも重要です。
1. 「★あり(画質優先)」を選ぶべきケース
- 風景やポートレート: 繊細な質感や色の変化を大事にしたい撮影。
- 後でトリミングする予定がある: 圧縮ノイズが少ないため、拡大しても画像が破綻しにくいです。
- A3サイズ以上にプリントする: 大判プリントでは、微細なノイズの差が質感の差として現れます。
2. 「★なし(サイズ優先)」を選ぶべきケース
- 連写を多用するスポーツ撮影: バッファ詰まりを少しでも回避し、書き込み速度を稼ぎたい時。
- 記録枚数を正確に把握したい: イベント撮影などで「あと何枚撮れるか」の数字が変動してほしくない時。
- SNSへの速報がメイン: スマホに転送してすぐにアップするだけなら、★なしでも十分すぎるほど綺麗です。
現代のSDカード事情なら「★付き」が基本
一昔前は[amazon_link product=”SDカード 32GB”]などの容量を節約する必要がありましたが、今は[amazon_link product=”SDカード 128GB”]や[amazon_link product=”CFexpress Type B”]が手頃な価格で手に入ります。
容量を数MBケチったせいで、一生に一度のシャッターチャンスの画質が低下してしまうのはあまりにも勿体ない話です。
もしあなたが「RAW現像まではしないけれど、JPEGで最高の画質を残したい」と考えているなら、今すぐメニュー画面を開いて、画質モードを「FINE★」にセットしてみてください。
設定の変更手順(おさらい)
- カメラの「iメニュー」ボタンを押す。
- 「画質モード」を選択。
- ダイヤルを回して「FINE」の横に★が付いているアイコン(FINE★)を選んでOKを押す。
これだけで、あなたのNikon機は真のポテンシャルを発揮し始めます。
Nikonの画質設定にある小さな星印は、あなたの作品に対する「こだわり」を肯定してくれるマークです。次にカメラを持ち出す時は、ぜひこの「★」を相棒にして、空気感まで写し出すような撮影を楽しんでください。


コメント