ニコンの一眼レフ時代を象徴する「AF-S」の文字。Zマウントという新時代の到来で「もう過去の遺物なの?」と感じている方も多いかもしれません。しかし、実際に現場で使い続けている私から言わせれば、今こそがAF-Sレンズの「黄金時代」です。
なぜなら、かつて憧れだった高級レンズが中古で驚くほど手頃になり、しかもミラーレス機で使えば当時以上の精度でピントが合うからです。今回は、D850からZマウント機まで使い倒してきた私の実体験をもとに、AF-Sレンズの本当の価値を語り尽くします。
そもそもニコンの「AF-S」レンズとは何が凄いのか?
カメラを始めたばかりの方に説明すると、AF-Sとは「SWM(超音波モーター)」を搭載したオートフォーカスレンズのこと。それ以前のレンズと決定的に違うのは、その「静かさ」と「速さ」です。
私が初めて[amazon_link product=”AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G”]を手にした時、シャッターボタンを半押しした瞬間にスッと無音でピントが合う感覚に鳥肌が立ちました。さらに、AFの最中にピントリングを回せば即座にマニュアル操作に切り替わる「M/Aモード」の快感。これは、一度味わうと戻れない直感的な操作性です。
【体験レビュー】ZシリーズでAF-Sレンズを使い倒してわかったこと
私は現在、[amazon_link product=”ニコン Z6II”]にマウントアダプター[amazon_link product=”FTZ II”]を装着して、多くのAF-Sレンズを運用しています。
1. 瞳AFの精度が一眼レフ時代より上がる皮肉
一眼レフ(Fマウント機)では、たまに発生する「前ピン・後ピン」に悩まされることがありました。しかし、像面位相差AFのZシリーズで使うと、古いAF-Sレンズでも瞳にバチバチにピントが合います。[amazon_link product=”AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G”]を装着してポートレートを撮った際、「このレンズ、こんなに解像したのか!」と再発見した時の感動は忘れられません。
2. 重心の変化と機動力
唯一の弱点は、アダプターを挟む分だけ全長が伸びることです。[amazon_link product=”AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR”]のような大口径ズームを付けると、フロントヘビーになりがち。一日中首から下げていると流石に肩にきますが、その「重み」こそがプロ機材を操っているという所有欲を満たしてくれる側面もあります。
今こそ手に入れるべき「AF-S神レンズ」厳選リスト
実際に私が使い、血肉となってくれたレンズたちを紹介します。
最高の日常切り出しレンズ
[amazon_link product=”AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED”]
フルサイズ対応の35mm。軽くて寄れる、まさに散歩の相棒です。最新のZレンズは優等生すぎて時々「味」が足りなく感じることがありますが、このレンズは適度な周辺光量落ちがあり、空気感を含めて写し取ってくれる感覚があります。
圧倒的なコスパを誇る単焦点
[amazon_link product=”AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G”]
中古なら1万円台で見つかることも。これほど安くて、これほど綺麗なボケを楽しめるレンズを私は他に知りません。スマホのポートレートモードでは絶対に出せない、自然な奥行きが手に入ります。
DXユーザーならこれ一択
[amazon_link product=”AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G”]
D3000系やD5000系を使っているなら、これを買わない理由がありません。初めて開放f1.8で背景をぼかした写真を撮ったとき、私の写真人生は変わりました。
結論:AF-Sレンズは「今」が最も賢い選択
最新のZレンズは確かに素晴らしい性能です。しかし、趣味として写真を楽しむなら、あえてAF-Sレンズを選び、浮いた予算で旅行へ行き、より多くのシャッターチャンスを作る方が有意義だと思いませんか?
ニコンが長年培ってきたFマウントの歴史。その結晶であるAF-Sレンズは、ミラーレス全盛の今でも、いや、今だからこそ最高のパフォーマンスを発揮してくれます。
次は、気になるあの一本を中古ショップでチェックしてみませんか?きっと、新しい視界が開けるはずです。


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