「キットレンズだから、そこそこの性能だろう」――もしあなたがそう思っているなら、[amazon_link product=”NIKKOR Z 24-70mm f/4 S”]を一度手にした瞬間、その認識は心地よく裏切られることになります。
Zマウントの幕開けと共に登場したこのレンズは、単なる「セット品」ではありません。ニコンの厳しい光学基準を満たした「S-Line」の称号を冠する、極めて実戦向きな標準ズームレンズです。今回は、私が実際に1年以上、登山や海外旅行、日常のスナップで使い倒して見えてきた「本音の体験」を凝縮してお伝えします。
「重いから持ち出さない」を卒業させてくれたサイズ感
カメラ好きにとって最大の敵は、撮影技術よりも「持ち出すのを躊躇う重さ」ではないでしょうか。[amazon_link product=”NIKKOR Z 24-70mm f/4 S”]の最大の特徴は、沈胴式を採用したことによる圧倒的なコンパクトさです。
実際に登山ザックのサイドポケットや、小さめのショルダーバッグにスッと収まるサイズ感は感動的です。重量は約500g。フルサイズ対応の標準ズームとしては驚異的に軽く、[amazon_link product=”Nikon Z6II”]や[amazon_link product=”Nikon Z7II”]と組み合わせた際のバランスは完璧と言えます。
唯一、撮影を始める際にズームリングを回してレンズを繰り出す「沈胴解除」の動作が必要ですが、これは数日で指が覚えます。むしろ、移動時のあの「短さ」のメリットが、手間を遥かに上回ります。
S-Lineの意地を感じる「絞り開放」からのキレ
描写については、正直言って「反則級」です。かつての一眼レフ時代のキットレンズとは次元が違います。
- 四隅まで流れない解像感: 24mm広角端で風景を撮った際、画面端にある木の葉の一枚一枚まで分離して写っているのを見た時は、PCモニターの前で唸りました。
- 逆光耐性が異常に強い: 太陽を画面内に入れた意地悪な構図でも、ナノクリスタルコートのおかげでフレアやゴーストがほとんど出ません。登山で稜線から朝日を撮るようなシーンでは、この「逆光への強さ」が決定的な差になります。
「F4だと暗いのでは?」という懸念もありましたが、[amazon_link product=”Nikon Zシリーズ”]の強力なボディ内手ブレ補正と高感度耐性を考えれば、室内や夕景でも手持ちで十分に戦えます。
寄れる、撮れる。テーブルフォトでの意外な活躍
このレンズを使い始めてから、マクロレンズの出番が減りました。最短撮影距離はズーム全域で0.3m。被写体にグイッと寄れるため、旅先で出てきた料理や、道端に咲く小さな花をドラマチックに切り取ることができます。
[amazon_link product=”NIKKOR Z 24-70mm f/4 S”]は最大撮影倍率も高めなので、クローズアップ撮影のような使い方が可能です。この「一本で何でもこなせる万能感」こそが、荷物を減らしたい旅行者にとって最大の武器になります。
唯一の悩み:24-120mm f/4 S との比較
今、多くのニコンユーザーを悩ませているのが、上位互換とも言える[amazon_link product=”NIKKOR Z 24-120mm f/4 S”]の存在でしょう。あちらの方が望遠が効くのは事実です。
しかし、あえて今[amazon_link product=”NIKKOR Z 24-70mm f/4 S”]を選ぶ理由は明確にあります。それは「中古市場を含めた圧倒的なコストパフォーマンス」と「軽さ」です。中古やキットバラシ品であれば、驚くほど手頃な価格で手に入ります。浮いたお金で[amazon_link product=”NIKKOR Z 50mm f/1.8 S”]のような単焦点レンズを買い足す方が、写真の表現の幅は間違いなく広がります。
まとめ:Zユーザーなら一度は通るべき「正解」の一本
[amazon_link product=”NIKKOR Z 24-70mm f/4 S”]は、派手さこそないものの、使うほどにニコンの設計者の「本気」が伝わってくるレンズです。
- 肩の凝らない軽さで、どこへでも連れ出せる。
- ズーム全域、絞り開放から安心して使える解像力。
- どんな逆光も恐れないコーティングの信頼性。
もしあなたが、初めてのZマウントレンズ選びに迷っているなら、あるいは重いレンズに疲れているなら、このレンズを選んで後悔することはないと断言できます。足を使って構図を探り、このレンズと共に新しい景色を切り取りに行きましょう。


コメント