「ニコンのレンズを中古で買いたいけれど、種類が多すぎてどれが自分のカメラに合うのかわからない」「ハズレを引いてお金をドブに捨てたくない」……。そんな不安を抱えていませんか?
ニコンは「不変のFマウント」と言われるほど歴史が長く、半世紀以上前のレンズが装着できてしまうのが魅力です。しかし、その歴史の長さゆえに、初心者には判別しにくい「互換性の罠」や、中古特有の「個体差」という高い壁が存在します。
今回は、これまでに数十本のニコンレンズを中古で買い漁り、時には手痛い失敗も経験してきた私の実体験をもとに、中古ニコンレンズ選びで絶対に失敗しないためのチェックポイントを詳しく解説します。
私が中古ニコンレンズ選びで経験した「痛い失敗」3選
まず、初心者が陥りがちな失敗談を共有します。私の授業料(数万円)を、あなたの成功に役立ててください。
1. 「美品」なのにAFが動かない!?モーター非内蔵の罠
初めて中古の[amazon_link product=”AF Nikkor 50mm f/1.4D”]を購入した時のことです。外観はピカピカ、光学系もクリア。「これは掘り出し物だ!」と喜んで私の[amazon_link product=”Nikon D5600″]に装着しましたが、シャッターを半押ししてもピクリとも動きません。
故障を疑いましたが、実はレンズのせいではありません。D3000系やD5000系のボディには「AF駆動モーター」が内蔵されていないため、レンズ側にモーターがない「Dタイプ」以前のレンズではオートフォーカスが使えないのです。
2. 「薄いクモリ」が逆光で牙を向く
オークションで「カビ・クモリなし」と書かれた[amazon_link product=”AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED”]を安く手に入れました。室内で試し撮りした時は完璧に見えましたが、いざ晴天の下で撮影すると、全体が白っぽくフレアまみれに。
強いライトを当ててレンズを覗き込むと、中玉にうっすらと膜のようなクモリがありました。中古屋の「並品」や個人売買の「目視で綺麗」は、あくまで主観であることを痛感した出来事です。
3. Zマウントで「絞り」が制御できない
最新のミラーレスに[amazon_link product=”Nikon FTZ”]を介して、古い「AIレンズ」を装着した際、カメラ側から絞り値が変えられないことに焦りました。オールドレンズはレンズ側の「絞り環」を回す必要があり、これを理解していないと「壊れている」と勘違いしてしまいます。
店舗や通販で必ず確認すべき「プロのチェック項目」
中古レンズを手に取れる環境にあるなら、以下の3点は必ず確認してください。通販の場合は、これらが明記されているか、または質問に対する回答が明確かで判断します。
- フィルター枠の歪みを確認する: 前玉の縁を指でなぞってみてください。落下させて歪んでいると、[amazon_link product=”レンズフィルター”]が装着できません。これは修理費が高くつくポイントです。
- 絞り羽根の「油染み」: レンズの裏側からレバーを手で動かし、絞り羽根が瞬時に開閉するか確認します。羽根に黒いシミ(油)があると、動きが粘って露出オーバーの原因になります。
- 「カニ目」の傷跡: レンズ裏側のネジ付近に、工具を無理やり突っ込んだような傷がないか見ます。素人が分解清掃を試みた跡がある場合、光軸がズレているリスクが高いです。
今、あえて中古で狙うべき「ニコンの神レンズ」3選
私が実際に使い倒して「これはコスパが狂っている」と感じた中古レンズをご紹介します。
1. 最初の1本ならこれ:[amazon_link product=”AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G”]
中古なら1万円台で手に入る、ニコンユーザーの必携レンズです。非常に軽く、ボケ味も素直。最新のZマウント機にアダプター経由で付けても驚くほどシャープに写ります。
2. オールドレンズの質感を楽しむ:[amazon_link product=”AI Nikkor 50mm f/1.4S”]
マニュアルフォーカス(MF)専用ですが、金属のひんやりした質感と、ピントリングの絶妙な重みが最高です。デジタルで撮ってもどこか懐かしい、柔らかい描写が楽しめます。
3. プロの画質を安価に:[amazon_link product=”AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II”]
かつての憧れの「大三元レンズ」も、中古なら驚くほど現実的な価格になっています。重さはありますが、出てくる絵のキレとAFの爆速ぶりは、現代の格安ズームとは一線を画します。
まとめ:信頼できる「目」を持つことが、中古ライフの始まり
ニコンの中古レンズ選びは、最初はマウントの種類の多さに戸惑うかもしれません。しかし、自分のカメラとの互換性を一度理解してしまえば、そこは宝の山です。
まずは、保証がしっかりしている「マップカメラ」や「北村写真機店」などの大手専門店で、コンディションが「良品」以上のものから手を出してみるのが正解です。1本手に入れれば、ニコンが積み上げてきた光学性能の高さに、きっと驚くはずですよ。
「次はどのレンズを狙おうか?」と悩む時間こそ、ニコンユーザーにとって最高の贅沢なのです。


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