Alienware Aurora R7の心臓部であり、多くのオーナーを悩ませる「0VDT73」マザーボード。私が実際にこのボードを弄り倒して分かった、カタログスペックには載っていない「現場のリアル」を凝縮してお届けします。
Alienware 0VDT73(Aurora R7)の基本スペックと「正体」
まずは、[amazon_link product=”Alienware 0VDT73″]がどのようなマザーボードなのか、基本をおさらいしておきましょう。このボードはIntel Z370チップセットを搭載した、LGA1151ソケットの独自規格マザーボードです。
- 対応CPU: 第8世代(Coffee Lake)および、BIOSアップデート後の第9世代(Coffee Lake Refresh)。
- メモリスロット: DDR4 × 4本(最大64GB)。
- ストレージ: M.2 NVMeスロット × 1。
一見すると標準的なMicro-ATXに見えますが、実はDell独自の配線が施された「OEMの塊」です。これが、後々のアップグレードで牙を剥くことになります。
【実録】CPU換装で直面した「VRMヒートシンク」の壁
私が[amazon_link product=”Core i5-8400″]搭載モデルから、[amazon_link product=”Core i7-8700K”]へアップグレードを試みた時の話です。物理的に載せることは簡単ですが、[amazon_link product=”Alienware 0VDT73″]には大きな罠がありました。
実はこのボード、最初から「K」付きモデルを搭載していない個体には、電源回路(VRM)のヒートシンクが装着されていません。そのままハイエンドCPUを回すと、VRMが爆熱になり、数分でサーマルスロットリングが発生してパフォーマンスがガタ落ちします。もし高出力なCPUに載せ替えるなら、海外のオークションサイトなどで専用ヒートシンクを調達するか、社外品のヒートシンクを加工して貼り付ける覚悟が必要です。
第9世代CPU(Core i9-9900K等)への挑戦
「第8世代のボードだけど、[amazon_link product=”Core i9-9900K”]は動くのか?」という疑問。結論から言えば、BIOSを最新(1.0.9以降が目安)にアップデートすれば動作します。
ただし、ここで電源ユニットの壁にぶち当たります。Aurora R7には460Wと850Wのモデルが存在しますが、460Wモデルでi9と[amazon_link product=”GeForce RTX”]シリーズを併用するのは、かなり心許ないです。私は結局、電源も社外品の[amazon_link product=”ATX電源”]へ交換する羽目になりましたが、独自配線のせいで一筋縄ではいきませんでした。
メモリ増設は「相性」との戦い
[amazon_link product=”Alienware 0VDT73″]はメモリの好き嫌いが非常に激しいです。標準では2666MHz動作ですが、市販の[amazon_link product=”DDR4メモリ”]を適当に挿すと、BIOSでエラーを吐くか、あるいは2133MHzまで強制ダウンクロックされることが多々あります。
私の経験上、最も安定したのは[amazon_link product=”Crucial”]製のメモリでしたが、それでもXMP設定がうまく反映されない場合があります。確実に速度を出したいなら、Dell純正のパーツナンバーが付いたメモリを探すのが無難という、自作ユーザー泣かせの仕様です。
結論:0VDT73は「愛せる不器用な相棒」
[amazon_link product=”Alienware 0VDT73″]を弄り回して分かったのは、このマザーボードは「メーカー保証の範囲内で使う分には最高だが、一歩外に出ると迷宮」だということです。
しかし、[amazon_link product=”M.2 SSD”]を最新のものに変え、BIOSの癖を掴んでCPUを最適化すれば、最新のゲームでも十分に戦えるポテンシャルを秘めています。この「不自由さ」を楽しめる人にとって、Aurora R7は最高の遊び場になるはずです。


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