図面の「モニター」って、1個の記号に固定されてない。これが現実。弱電図、防犯図、電気設備図、計装(P&ID)で、モニターの扱い方も呼び方もズレる。だから暗記より、図面の中にある“答えの置き場所”を押さえたほうが早い。
現場で一番ラクになるのは、凡例(シンボル表)→機器表(機器リスト)→平面図の順に追うやり方。これで「それっぽい丸や四角」を当てにいく時間が減る。図面を受け取った初日にやると、後がかなり楽。
まず切り分け:あなたの「モニター」はどれ?
検索で迷う人が多いのは、モニターが1種類じゃないから。ざっくり、よくあるのはこの3つ。
- CCTVの監視モニター(防犯カメラ映像を映す表示器)
- モニター付きドアホン(玄関カメラの映像を見る親機・子機)
- PCモニター(監視卓や事務端末のディスプレイ)
図面によっては「モニター」自体が単体機器じゃなく、監視卓の構成品として機器表にまとめられてることもある。平面図に記号が出ないケース、普通にある。
最短ルート:凡例と機器表を先に読む
断定するけど、凡例を見ないで記号だけ当てると外しやすい。理由は、同じ会社でも担当が違うと略号や描き方が微妙に変わるから。
おすすめの手順はこれ。
- 図面の凡例で「モニター」「TVM」「PC-M」「表示」みたいな項目を探す
- 機器表で略号(例:TVM、PC-M、CCTV、DRなど)を拾う
- 平面図で同じ略号の位置を確定する
PDFなら全文検索が強い。「TVM」「MON」「PC」「CCTV」を順に打つだけで、意外と一発で見つかる。
よく出る略号の読み方(防犯・弱電の肌感)
CCTV(監視カメラ)のモニター
防犯系だと、モニターは「監視卓まわり」に集約されがち。記号が単独でぽつんと出るより、ラックや装置架のそばに略号だけ書かれてることが多い。機器表に「TVM(モニター)」として載っていて、平面図側は略号だけ…みたいなパターンもある。
「監視用モニターってどんな機器?」をイメージしたいなら、例えば 24型 CCTV 監視用モニター(BNC/HDMI対応) みたいなカテゴリを見ておくと、図面で「映像系の一員」として扱われる理由が腹落ちする。HDMIだけじゃなくBNCを想定する世界もまだ残ってる。
ドアホン(インターホン)のモニター
こっちは「モニター付き親機」「カメラ付子機」など、機能名で書かれやすい。図面上も“弱電機器”として記号が用意されていることが多い印象。製品像が浮かぶと読みやすいので、 アイホン カメラ付きドアホン モニター付き親機 みたいな“親機の見た目”を一度見ておくと、図面で「玄関まわり」「受付」「管理人室」にまとまって出るのが納得できる。
PCモニター
PCモニターは、図面上はPC端末や机とセットで扱われることが多い。モニターの専用記号より、「PC」や「端末」側の記号が主役で、モニターは機器表にまとめられることもある。監視室の机に「PC-1」「PC-2」みたいに振ってあって、詳細は機器表で…みたいな感じ。
記号が見つからない時の“逃げ道”3つ
- 凡例が別紙:防犯・弱電だけ凡例が別PDFで納品されてることがある
- 監視卓一式に統合:モニターは監視卓の構成品として機器表にだけ載ってる
- 文字併記運用:規格記号に寄せず、略号と注記で運用している
この3つを疑うだけで、「無い…」って沼から抜けやすい。
もう少し深く学びたい人向け(手元に置く系)
図面の読み方って、結局は“慣れ”なんだけど、慣れるまでの時間を短縮してくれる本がある。
電気・設備の図記号を体系で押さえるなら、 JIS電気用図記号ハンドブック I: JIS C 0617シリーズ を参照できると強い。全部覚える必要はないけど、「記号ってこう整理されてるのか」が見えるだけで迷いが減る。
建築設備図面を“読む側”として鍛えるなら、 やさしい建築設備図面の見方・かき方 みたいな“読み方寄り”の本が取り回しやすい。凡例→機器表→平面図の感覚が掴みやすい。
防犯・防災側の背景を押さえたいなら、 実務に役立つ防災・防犯設備の知識 や、事例ベースで雰囲気を掴むなら 防犯セキュリティガイド: ビル・住まい・まちの最新事例に学ぶ も読みやすい。設備の意図が分かると、略号の意味が頭に残る。
あと、図面を描く側・チェックする側なら、紙で書く場面がまだあるなら 製図用テンプレート(電気・設備 記号ステンシル) が地味に助かる。手書きで記号が崩れると、読む側がさらに迷うから。
弱電図面に寄せて学ぶなら、タイトルどおりの 弱電設備 図面 記号 読み方 本 みたいに検索して、現場に近い本を当てにいくのが早い。防犯・通信・インターホンが一緒に載ってる本が当たり。
まとめ:覚えるより、当てる場所を固定する
モニターの図面記号は「これ!」と断定しづらい。だからこそ、凡例・機器表・略号で確定させる流れを体に入れるのが勝ち。CCTVなら監視卓まわり、ドアホンなら弱電機器、PCなら机と端末セット。ここまで切り分けできると、次に図面を開いたときの迷いが一段減る。


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