夜、部屋が静かになると「ピッ」「キーン」みたいな音が急に気になり始める。あれ、モニター壊れた?と焦るけど、結論から言うと、ビープ音っぽい音は“モニターそのもの”が原因とは限らない。PC本体が鳴っていることもあるし、ケーブルの半挿しやスリープ復帰時の同期で鳴ることもある。
まずは音の出どころを切り分ける。ここが決まると、直し方はかなりシンプルになる。
まず30秒でやる:音の「発生源」を特定する
最初にやってほしいのは、耳で場所を当てること。モニター背面か、机の下の電源アダプタ付近か、PCケースの中か。意外と「モニターのあたりで鳴ってる気がする」だけで決め打ちしてハマる。
次に、鳴るタイミングを見る。
- 起動直後にだけ鳴る → PC側のビープコード(起動診断)の可能性
- スリープ移行や復帰の瞬間に鳴る → 同期、通知音、USB接続音の可能性
- 無信号のときに規則的に鳴る → 入力切替やケーブル接触の可能性
- ずっと高い音が続く → 電源アダプタや部品の高周波(いわゆるコイル鳴き)の可能性
体感としては、昼は気づかないのに深夜だけ刺さる音が一番つらい。原因が分かるだけでストレスが減るので、まずは「どこで鳴ってるか」に集中しよう。
原因1:実はモニターではなく「PC本体」が鳴っている
起動時に「ピッ、ピッ…」と鳴るなら、PCのビープ音(POSTビープ)を疑う。これは起動時のチェックで、メモリやGPUなどに問題があると鳴るタイプ。モニターが壊れたわけじゃなくて、PCが「何かおかしい」と言っている状態だ。
対処はまず最小構成の考え方でいく。
- 電源を落としてコンセントを抜く(放電も兼ねる)
- メモリを一度抜いて挿し直す
- 可能ならメモリ1枚で起動して様子を見る
- グラボ搭載なら、補助電源や挿さり具合も確認する
ここで「ビープ音が止まった」「映像が出た」なら、原因はほぼPC側。もし起動ビープが続くなら、マザーボードやメーカーのビープコード表を確認して、鳴り方(回数や長さ)で絞り込むのが早い。
原因2:映像信号が不安定(無信号・入力切替・ケーブル半挿し)
次に多いのがケーブル系。DisplayPortやHDMIは、刺さっているようで刺さっていない“半挿し”が普通に起きる。特にDisplayPortはカチッと感が弱い機種もあって、抜き差ししたら急に静かになった、はよくある。
ここは切り分けが命。ケーブル交換で一発で終わることも多い。
たとえばHDMIなら、手元に一本予備があると助かる。私は不安なときはまず Anker のHDMIケーブル検索ページ(https://www.amazon.co.jp/s?k=Anker+HDMI+ケーブル&tag=opason-22)で定番を見ておいて、手持ちと入れ替える。国内メーカーで揃えたいなら ELECOM のHDMIケーブル(https://www.amazon.co.jp/s?k=エレコム+HDMI+ケーブル&tag=opason-22)でも十分。
DisplayPort側の切り分けなら Cable Matters のDPケーブル(https://www.amazon.co.jp/s?k=Cable+Matters+DisplayPort+ケーブル&tag=opason-22)や、同じく ELECOM のDPケーブル(https://www.amazon.co.jp/s?k=エレコム+DisplayPort+ケーブル&tag=opason-22)を候補にして、ケーブルとポートを替えて再現するかを見る。
ポイントは「同時にいろいろ変えない」こと。
ケーブルだけ替える→ダメならポートだけ替える。これで原因が見える。
原因3:スリープ時の“ピコン”は同期や通知音、USB接続音のことがある
スリープに入る瞬間、復帰する瞬間に「ピコン」「ポロン」みたいな音が鳴る。これをモニターのビープ音だと思ってしまうケースがある。実際はWindowsのデバイス接続音や、ディスプレイの同期(ハンドシェイク)に引っ張られた挙動だったりする。
まず試すのは、モニターの入力自動切替を固定すること。次に、ケーブルを変える。さらに、USBハブやドッキングステーションが絡んでいるなら、USB周りの切り分けも必要になる。
ここで役に立つのがUSBハブ。たとえば Anker のUSBハブ(https://www.amazon.co.jp/s?k=Anker+USB+ハブ&tag=opason-22)に一度まとめて、どの機器が抜き差し扱いになっているのかを見る。もう少しオフィス寄りなら Sanwa Supply のUSBハブ(https://www.amazon.co.jp/s?k=サンワサプライ+USB+ハブ&tag=opason-22)も選びやすい。
「スリープのたびに鳴る」系は、直すと体感が大きい。毎日の積み重ねでイラッとするやつだから、早めに潰しておくと快適になる。
原因4:モニター内蔵スピーカー由来の雑音・ハウリング
ビープ音というより、短い電子音や「ピー…」に近い場合、内蔵スピーカーが原因のことがある。音量を0にしても鳴る場合は、音声信号が混線していたり、周辺機器のノイズを拾っていることもある。
切り分けとして簡単なのは「内蔵スピーカーを使わない」こと。
外付けスピーカーに逃がすと、驚くほど静かになるケースがある。
定番なら Creative Technology のCreative Pebble(https://www.amazon.co.jp/s?k=Creative+Pebble&tag=opason-22)。省スペースで“とりあえず音が出ればOK”に強い。もう少しPC周辺機器で揃えるなら Logitech のLogicool PCスピーカー(https://www.amazon.co.jp/s?k=Logicool+PC+スピーカー&tag=opason-22)も相性問題が出にくい。
会議アプリを使っている人は、マイクが有効でハウリングを起こしていないかも確認しておくと安心だ。
原因5:電源アダプタや電源環境の高周波音(コイル鳴きっぽい)
「ビープ音」というより、ずっと高い音が続く。モニターの背面や、ACアダプタの近くで耳を寄せると分かる。このタイプは電源まわりが原因のことが多い。たこ足配線、壁コンセントの取り回し、電源タップの品質、アダプタの個体差。いろんな要素が混ざる。
ここは一気にやると効果が出やすい。
- コンセントを変える(別の壁口へ)
- たこ足をやめて電源タップを見直す
- アダプタを床や机に直置きしない(共鳴することがある)
電源タップの交換候補としては ELECOM の雷ガード付き(https://www.amazon.co.jp/s?k=エレコム+雷ガード+電源タップ&tag=opason-22)が手堅い。ノイズ対策寄りなら Sanwa Supply の電源タップ(https://www.amazon.co.jp/s?k=サンワサプライ+電源タップ+ノイズ&tag=opason-22)も検討価値がある。
それでもアダプタから音が出ているなら、交換パーツが買えるメーカーもある。たとえば I-O DATA のモニター用電源アダプタ(https://www.amazon.co.jp/s?k=I-O+DATA+モニター+電源+アダプタ&tag=opason-22)や、 Dell のモニター電源アダプタ(https://www.amazon.co.jp/s?k=Dell+モニター+電源+アダプタ&tag=opason-22)を探して、型番が合うか確認する流れになる。
この手の音は「慣れれば平気」になりにくい。気になり出すと負けなので、電源系で詰めていくのが現実的だ。
ここまでで直らないとき:最短で結論が出る切り分け
最後に、修理相談や買い替え判断を早くするためのテストをしておく。
- モニターを別PCやゲーム機に繋いで、同じ音が出るか
- PCを別モニターに繋いで、同じ音が出るか
これで「モニター側の問題」か「PC側の問題」かがほぼ確定する。
切り分け結果があるだけで、サポートに問い合わせたときの話が早い。
よくある質問:結局どれから試すのが一番いい?
迷ったら順番はこれ。
- 音の場所を特定
- ケーブル抜き差し → 別ケーブルで再現確認(HDMI/DP)
- スリープ時だけなら入力固定とUSB周りの切り分け
- 高周波っぽいなら電源タップ・コンセント・アダプタへ
- それでもダメなら別機器でテストして原因確定
「ビープ音=モニター故障」と決めつけないのがコツ。原因が見えると、止め方もちゃんとある。静かな部屋で作業したい人ほど、早めに一度だけ本気で切り分けてしまうと、その後がずっとラクになる。


コメント