紫の線がスッと出た瞬間、いちばん怖いのは「パネル逝ったかも…」って早合点すること。実際は、ケーブルの接触や端子の相性みたいな地味な原因で起きることも多い。だから順番が大事。ここでは、買い替えに走る前に“最短で切り分ける”手順だけに絞ってまとめる。
まず確認:紫の線は「固定」か「出たり消えたり」か
断定すると、出方で当たりがつく。
- ずっと同じ位置に固定で出る:モニター側(パネル/内部)寄りの疑いが濃くなる
- 角度や振動で出たり消えたりする:ケーブル/端子の接触不良が本命
- 高リフレッシュレートの時だけ出る:帯域不足(ケーブル規格)かGPU設定の影響が多い
自分は「固定っぽい縦線」に見えて、実は端子が少し浮いてただけのことがあった。差し直した瞬間に消えると拍子抜けするけど、まずはそこを狙うのが正解。
最短で切り分ける8ステップ
1)両端を抜き差しして、奥まで挿し直す
理由は単純で、接触不良が一番多いから。特にモニター裏は手探りで刺しがちで、半刺しになりやすい。ぐりぐり回すより、まっすぐ抜いてまっすぐ挿す。
2)ケーブルを“別の1本”に替える
ここで一気に確度が上がる。HDMIなら、4K/120Hzや8K表記のあるAnker HDMI ケーブル (8K) HDMI 2.1みたいな規格が明確なものに替えると話が早い。
「さっきまで紫線出てたのに、ケーブル替えたらゼロ」なら、ほぼ勝ち。
3)モニター側の入力端子を変える
同じHDMIでもポートが複数あるなら挿し替える。端子側が弱ってると、ケーブルだけ替えても再発することがある。
4)解像度とリフレッシュレートを下げる
144Hzや165Hzでだけ出る線は、帯域不足が絡むことが多い。いったん60Hzに落として紫線が消えるなら、ケーブル規格不足の線が濃い。該当するなら、検索で引っかけやすいHDMI 2.1(ウルトラハイスピード)ケーブルへ寄せるのが手堅い。
5)DisplayPort運用ならDPケーブルも疑う
DPは相性やケーブル品質で差が出やすい。DP1.4なら、まずはVESA認証の Cable Matters DisplayPort 1.4 ケーブルみたいに素性が見えるものに替える。
4K高Hz狙いで帯域がギリギリなら、検索ワードをそのまま使えるDisplayPort 1.4 ケーブル(32.4Gbps / 8K60Hz / 4K240Hz)で当てに行くのもあり。
6)USB-C接続(ノートPC/Mac)なら変換系を替える
USB-Cは「ケーブル1本でOK」に見えて、実は変換まわりで不安定になることがある。USB-C→DPならUSB-C → DisplayPort 変換ケーブル(USB4/Thunderbolt対応)、USB-C→HDMIならUSB-C → HDMI 変換アダプタに替えて症状が変わるかを見る。
ここで改善するなら、モニター故障じゃなく周辺が犯人の可能性が高い。
7)端子の汚れ・皮脂・軽い酸化を疑う
抜き差しで一瞬直ってまた出るなら、端子の接触面が怪しい。やるなら“安全に、少量で”。接点クリーナーは便利だけど使い方を間違えると逆に怖いので、作業前に注意書きは必ず読む。候補としては呉工業 KURE コンタクトスプレーあたりが定番。
補足すると、スプレーを端子に直噴射するより、布や綿棒側に少し付けて拭くほうが失敗しにくい。
8)OSD(モニターの設定メニュー)にも紫線が出るかを見る
ここが最終ジャッジに近い。モニターの入力を外して、設定メニューだけ表示しても紫線が残るなら、モニター内部(パネル/基板)寄り。逆に、OSDがきれいで映像だけ乱れるならPC側やケーブル寄りになる。
修理か買い替えの判断ライン
断定すると、次のどれかに当てはまるなら修理相談が現実的。
- ケーブル交換・端子変更・別PCでも紫線が消えない
- 線が増える、太くなる、位置が固定で動かない
- OSDにも線が出る
理由は、パネル由来だとユーザー側で直せる範囲がほぼ無いから。補足として、保証期間内なら無理な作業は避けたほうがいい。変に触って痕跡が残ると、話がややこしくなる。
予防:再発しやすい人の共通点
最後に。紫線トラブルって、配線がピンと張ってる人ほど起きやすい。モニターアームや昇降デスクだと特にそう。ケーブルに“たるみ”を作って、動かしても端子に力がかからない状態にしておくと、同じ症状を踏みにくくなる。そういう地味な対策が結局いちばん効く。


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