モニターの減価償却で迷わない:10万/20万/30万の境界線

未分類

年末、作業用にモニターを買って「よし、これで効率上がる」と満足したのに、確定申告が近づくと急に不安になります。これ、減価償却? それとも経費で一括? 僕も最初はここで止まりました。特に、仕事用に奮発して4Kにしたり、デュアルにしたりすると金額がちょうど“境界線”に乗りやすいんですよね。

減価償却って、要は「高い道具を買った年だけで全部経費にせず、使う年数に分けていこう」という考え方です。モニターみたいに何年も使うものは、基本はこの枠に入ります。国税庁の説明もこの考え方で統一されています。(国税庁)

ただ、モニターはここからがややこしい。金額によって“ショートカット”が用意されていて、ここを押さえると一気にラクになります。

まず、10万円未満。これは原則、その年に全額を必要経費にできます。(国税庁) たとえば「10万円切るなら一発で処理したい」と思って、僕は値段を見ながら4K 27インチモニター(USB-C給電)を探して、候補を絞ったことがあります。微妙に9.9万円台が出てくると、気持ちがぐっと軽くなる。

次に、20万円未満。ここは「一括償却資産」という扱いを選べて、3年間で均等に落としていく方法があります。(中小企業庁) “買った年に全部落とす”ではないけど、耐用年数で細かく計算するよりシンプルです。利益がそこまで出ていない年だと、無理に当年で落とし切らず、3年に分けたほうが数字が落ち着くこともありました。

そして、いちばん検索されるのが30万円未満。青色申告などの要件を満たす中小企業者等は、取得価額30万円未満の資産を、年間合計300万円までその年に必要経費(損金)にできる特例があります。(国税庁) 期限も明記されていて、たとえば中小企業庁の整理だと2026年3月31日まで、という形で案内されています。(中小企業庁) ここは毎年ニュースが出るので、申告する年の期限だけは必ず確認したほうがいいです。僕はこの“期限”を見落としそうになって一度ヒヤッとしました。

じゃあ「モニターの耐用年数は何年?」という話。感覚では3年くらいで買い替える人もいますが、税務上は別で、区分としては事務機器・通信機器の表を確認する流れになります。国税庁の耐用年数表では、パソコン本体(パーソナルコンピュータ)は4年の区分があり、ディスプレイは“その他の事務機器”側で扱われて5年として処理されるケースが多い、というのが実務でよく見かける線です。(国税庁) デスクトップPCとモニターを別々に買ったなら、同じ年に買っていても“同じ資産”にまとめないで考える、というイメージのほうがハマりにくいです。

ここで、地味に大事なのが「1単位で判定する」という考え方。たとえばデュアル用に同型モニターを2枚買った場合、基本は“1枚ごと”で取得価額を見ます。でも、セット商品として1組で取引されるものは“1組”で判定する例示があります。(国税庁) 現実的には、レシートや明細で「1台いくら」「セットでいくら」がどう出ているかで処理のしやすさが変わります。買う時点でそこまで意識している人は少ないけど、後で効いてきます。

実際の買い方の話もしておきます。作業環境を一気に変えようとして、僕はモニターだけじゃなく周辺機器もまとめて揃えがちでした。たとえば、モニター本体を Dell 27 Plus 4K USB-Cモニター S2725QCみたいなUSB-C対応に寄せると、机の上がスッキリします。その代わり、ノートPC側の端子や拡張の都合でUSB-C ドッキングステーション(デュアルモニター)を追加したり、映像が不安定でUSB-C→DisplayPort 変換ケーブル(DP1.4)HDMI 2.1 ケーブル(ウルトラハイスピード)を買い足したりします。さらに姿勢まで気にしだすと、ERGOTRON LX モニターアーム 45-241-224みたいな定番に手が伸びる。こうやって買い物が連鎖して、結果的に「10万」「20万」「30万」のどこに当たるかが、商品ごとにバラけてきます。

このときの判断軸はシンプルで、当年の利益と、翌年以降の見通しです。利益がしっかり出ていて税負担が気になる年なら、制度の要件を満たす範囲で当年に落とせる方法を選ぶと精神的に助かります。逆に、利益が薄い年に無理して当年で落としても、来年のほうが苦しくなることがある。だから僕は「今の年のために最適化しすぎない」ようにしています。結局、続けるほど気持ちよくなります。

最後に、自宅作業の人だけの落とし穴。モニターって、どうしても私用にもなりやすいので、家事按分が絡みます。ここは“正解の数字”より、説明できる根拠が大事です。平日昼は仕事、夜は動画鑑賞、みたいに使い分けているなら、ざっくりでもいいからメモを残す。証拠っぽいものがあるだけで、判断がブレなくなります。

モニターの減価償却は、難しそうに見えて、実は境界線を押さえれば勝ちです。買ったモニターがLG 27インチ 4K IPS 27US500-Wでも、ゲーミング寄りの JAPANNEXT 27インチ QHD 165Hz JN-27IPSG165WQHDRでも、出張やカフェ作業用にモバイルモニター 15.6インチ(USB-C)でも、見るべきポイントは同じ。金額の区分、要件、そして明細の出方。ここだけ最初に押さえておけば、申告の時期に焦らなくて済みます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました