電源ランプは点くのに画面が真っ黒。入力切替も合ってる。ケーブルも抜き差しした。それでも「No Signal」から動かない。こういう時、まず効く可能性が高いのが“放電(電源リセット)”です。結論から言うと、放電の目安は電源ボタン長押し30秒+放置1〜5分。ここで直るなら、故障というより一時的な誤作動の線が濃いです。
放電は何をしてる?効く症状の見分け
放電は、モニター内部に残った電気を逃がして状態をリセットする作業です。だから、効きやすいのは「設定や信号が崩れて固まった系」。たとえばスリープ復帰で固まる、映像入力を見失って戻れない、挙動が不安定でたまに映る──このあたりは放電で復旧することが普通にあります。
逆に、パネルが割れている・焼けた匂いがする・電源が落ち続けるみたいな物理トラブルは、放電で粘るより相談が早い。ここは割り切りどころです。
モニター放電時間の目安:長押し何秒、何分待つ?
放電は短くても効きます。けれど「短すぎて変わらない」もよくあるので、私はいつも段階を決めています。
- まずは10〜15秒長押し。軽いフリーズならこれで戻る
- 反応が薄いなら20〜35秒まで延長。ここで体感成功率が上がる
- それでもダメなら、電源ケーブルを抜いたまま1〜5分放置。雷・停電明けや長時間スリープ明けは長めが効くことがある
長く待つ理由は単純で、残留電力が抜け切るまでタイムラグがあるから。焦って連打すると逆に状態が落ち着かないことがあるので、“長押し→待つ”の型が強いです。
実際の手順:失敗しにくい「放電の型」
ここからは手順どおりにやればOKです。私は夜に作業してて、急いでケーブルを挿し戻してしまい、結局もう一回やり直したことがあります。手順が雑だと時間だけ溶けます。
- 可能ならPC/ゲーム機をシャットダウン
- モニターの電源をOFF
- モニターの電源ケーブルをコンセントから抜く(タップのスイッチOFFだけで済ませない)
- モニターの電源ボタンを30秒長押し(最初は15秒でもいいが、迷ったら30秒で)
- そのまま1〜5分放置
- 電源ケーブルだけ挿して起動 → 映るか確認
- 映ったらHDMI/DPを挿して、入力を合わせる
この順番にしておくと、「放電が効いたのか」「入力がズレてただけか」が見えやすいんですよね。
放電しても映らない時の切り分け:ケーブルと変換を疑う
放電で変わらないなら、次は信号経路の問題を疑います。理由はシンプルで、映像は“ケーブルと変換”でコケやすいから。特に4K/120HzやHDRを絡めると、ギリギリの環境が一気に不安定になります。
まずHDMIなら、ウルトラハイスピード規格のケーブルを一度挟むと切り分けが速いです。たとえば サンワサプライ KM-HD20-USS10 HDMI2.1 ウルトラハイスピード や、長さ2mで試しやすい エレコム DH-HD21E20BK2 ウルトラハイスピード HDMI 2.1 ケーブル 2m を“基準ケーブル”にしておくと、原因が一気に絞れます。PS5で4K120Hz狙いなら、ここを雑にしないほうが結果的に安い。
DP接続なら、ケーブル品質で復帰が安定することがあるので、まず サンワサプライ DisplayPort 1.4 ケーブル 4K120Hz みたいに条件を満たすものに寄せてみる。
USB-C出力のノートPCが絡む場合は、変換が鬼門です。手元だと“たまに映る”状態から、変換を替えただけで安定したことがあります。たとえば USB Type-C to DisplayPort 変換アダプタ 4K120Hz や、HDMI側に出すなら エレコム AD-CHDMIPDBK2 USB-C HDMI 変換アダプター を一度挟むと、放電で直らない系のトラブルがスパッと解決することがあります。ケーブル一体型が好みなら エレコム MPA-CHDMIS2 USB-C HDMI 変換ケーブル の方向もありです。
電源まわりが原因のこともある:雷・瞬断の対策
放電が効く背景に、電源の瞬断やノイズで状態が崩れてるケースがあります。だから復旧だけじゃなく、再発防止もセットで考えるとラクになります。
私は雷の季節に一度ハマってから、雷ガード付きのタップを噛ませています。たとえば エレコム 電源タップ 雷ガード T-Y3A-3720WH みたいな方向。停電が多い環境なら UPS APC Back-UPS を挟むと、そもそも“落ち方”が穏やかになるので、放電案件が減ります。
切替器を使ってる人は要注意:まず直結で検証
HDMI切替器やDP切替器を挟むと、相性で真っ黒になることがあります。放電しても戻らない時は、一回直結で映るかを見るのが近道です。
たとえば HDMI 切替器 4K120Hz を挟んでいるなら、いったん抜いてPC/PS5→モニター直結。DP側も同じで、DisplayPort 切替器 8K を使っているなら直結に戻す。これで映れば、放電の問題じゃなく“中継機器の問題”に話が変わります。
よくある落とし穴:入力切替と「待つ」不足
最後に、地味に多いのが入力切替ミスです。放電でリセットしたあと、モニターが別入力に戻っていることがある。映らない時は、HDMI1/HDMI2/DPを落ち着いて見直すだけで解決することがあります。
そしてもう一つ。放電は“待つ”が効きます。私は昔、30秒長押ししてすぐ挿して「ダメだ」と判断していました。でも1〜3分置いたら普通に復旧したことがある。急いでるほど、ここが抜けがちです。
放電の基本は、長押し30秒+放置1〜5分。これで戻らないなら、ケーブル・変換・切替器・電源の順に切り分ける。流れさえ掴むと、同じトラブルに当たっても慌てなくなります。


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