WQHDは、解像度が2560×1440(いわゆる1440p)のモニターを指す言葉。ざっくり言うと「フルHDだと狭い、4Kはちょっと重い」と感じた人が、いちばんハマりやすい中間地点だ。
僕が最初にWQHDへ移った理由もシンプルで、作業中にウィンドウが増えてくるとフルHDが窮屈に感じたから。ブラウザを開きながら資料PDFを見て、チャットやメモも横に置く。これを毎日やっていると、画面が“足りない”瞬間が必ず来る。
WQHDって何がうれしい?まずは「作業域」
WQHDの強みは、画面が広く使えること。フルHDより表示できる情報量が増えるので、同じ27インチでも「1つ1つのウィンドウを無理に重ねない」使い方がしやすい。地味だけど、これが疲れにくさに直結する。
ただし注意点もある。WQHDは精細になるぶん、初期設定のままだと文字が細く感じることがある。ここで「やっぱり合わないかも」と判断する人が多いんだけど、実はスケーリング(表示倍率)を触るだけで印象が変わる。
僕の場合、27インチWQHDは最初100%だと目が忙しかった。そこで125%にすると文字が自然なサイズに戻り、しかも作業域の広さはまだ十分。ここがWQHDの“ちょうどよさ”だと思う。4Kだと倍率を上げる前提になりやすく、設定次第で作業域の旨みが薄れることがあるから。
体感で一番効いたのは「ウィンドウ配置の余裕」
実務っぽい話をすると、WQHDに変えてから一番ラクになったのは“迷子にならない”ことだった。
フルHDの頃は、結局ウィンドウを重ねて切り替える回数が増える。切り替えるたびに集中が途切れる。WQHDだと、比較や参照が多い作業でも、同時表示で済ませやすい。
たとえば、ブラウザ2枚+メモ+エクスプローラーくらいなら、無理なく並べられる。画面の端が詰まらないので、地味にストレスが減る。
ゲーム用途なら「WQHD=画質とフレームレートの折衷」
ゲーム目線だと、WQHDは画質が上がった感が出やすい一方で、4Kほど描画が重くならないライン。もちろんPC性能次第だけど、「高画質で遊びたいけど、フレームも欲しい」人には現実的だ。
この用途なら、リフレッシュレートが高めのWQHDモニターが候補になる。たとえばDellの「G2724D」みたいにWQHDで高リフレッシュなモデルは、定番として名前が挙がりやすい。映像の滑らかさを狙うなら、同じく LGの「27GP850-B」も候補に入ってくる。
仕事寄りなら「目と姿勢」が決め手になる
仕事中心なら、画質の良さより“長時間使っても崩れない”かが大事。ここで強いのが、色の素直さや目の疲れに配慮した系統。たとえばDellの「U2724D」は「仕事用の安心枠」として語られやすい。
姿勢の話も避けられない。WQHDの27インチって、置き方で快適さが変わる。僕は結局「モニターアーム」を導入して、目線の高さと距離を固定したら一気に楽になった。画面が広いほど、正面に置けるメリットが効いてくる。
ここで詰まりがち:必要性能と接続端子
WQHDで「あれ、思ったほど快適じゃない」となる原因は、だいたい2つ。PC性能か、接続のどちらかだ。
PC性能の目安(ざっくり)
- 仕事中心:大抵は問題になりにくい。ブラウザやOffice、軽い画像編集ならWQHDでも普通に回ることが多い
- ゲーム中心:フルHDより負荷は上がる。設定を上げすぎるとフレームが落ちるのは普通に起きる
ここは背伸びしすぎないほうがいい。WQHDにしたのに結局画質設定を落としていたら、本末転倒になりやすい。
接続の落とし穴(意外と多い)
高リフレッシュで使いたい場合、ケーブルや端子の世代がボトルネックになることがある。僕も一度「モニターは対応、PCも対応っぽいのに、なぜか高Hzが選べない」に当たった。原因はケーブル側だった。
迷ったら、まずは「DisplayPort 1.4 ケーブル」を基準に考えると事故が減る。HDMI側で攻めるなら「HDMI 2.1 ケーブル」が話題に上がりやすい。ノートPCから出すなら「USB-C to DisplayPort 変換」が必要になる場面もある。
失敗しないWQHDモニターの選び方
ここは悩みどころだけど、判断軸は意外とシンプル。
- サイズ:迷ったら27インチ
WQHDは27インチが相性良い。32インチにすると文字が大きくなりやすく、距離を取れるなら快適になる。たとえばLGの「32GP850-B」みたいに“32インチWQHDでゲーム寄り”も成立する。ただ、机が浅いと視線移動が増えて疲れることがあるので、置き場を先に考えるのがコツだ。 - リフレッシュレート:ゲームなら144Hz以上を候補に
王道はASUSの「VG27AQ」や、 MSIの「G274QPF-QD」みたいな“WQHD×高Hz”の枠。価格も選択肢も多い。 - 便利機能:KVMやUSB-Cは地味に効く
在宅でPCを使い分けるなら、GIGABYTEの「M27Q」みたいにKVM機能が話題になるモデルもある。仕事の切り替えが多い人には、こういう“楽する機能”のほうが満足度に直結しやすい。 - 音や映像のノリも欲しいなら、ゲーミング寄りで探す
映像の迫力やスピーカーなど、総合的な楽しさを求めるならBenQの「EX2710Q」みたいな路線も出てくる。自分が“何を面倒に感じたくないか”で選ぶと外しにくい。
そして尖った選択肢としてAlienwareの「AW2725D」のようなパネルで勝負するモデルもある。これは値段も含めて好みが分かれるけど、「映像の質を優先したい」人には刺さる。
よくある疑問:QHDとWQHD、2K、結局どれ?
ここで混乱しがちだけど、結論は「2560×1440と書いてあるか」で判断するのがいちばん安全。
QHDと言っていてもWQHDと言っていても、実質同じ2560×1440を指している文脈が多い。一方で「2K」は人によって指す解像度がブレやすい。言葉ではなく数字を見る、これでOKだ。
まとめ:WQHDは“作業がラクになる”解像度
WQHDは、画質が上がるだけじゃなくて、作業の段取りがシンプルになる解像度だと思う。最初は文字の小ささに戸惑っても、倍率を少し調整すると「あ、これが欲しかったやつだ」となりやすい。
選ぶときは、まず27インチを基準にして、用途に合わせて高Hzか仕事向けかを決める。最後に端子とケーブルを確認しておけば、無駄なハマり方を避けられる。購入先はAmazonで探すなら、上で挙げたモデル名で検索して在庫と価格の波を見ておくと、だいたい納得して決めやすい。


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