まず結論を用途で切る。仕事と普段使い中心ならIPS系が無難だ。斜めから見ても色と明るさが崩れにくく、文字の見やすさのバランスが取りやすい。たとえば在宅ワークで「資料、ブラウザ、チャット」を並べるなら、IPS Black系の代表格であるDell U2723QEみたいな“黒を少し強くしたIPS”がハマることが多い。理由は、普通のIPSで気になりがちな黒の浮きが軽減され、白背景の作業でも暗いUIでも落ち着きやすいから。補足すると、サイズを上げて作業領域を稼ぎたい人はDell U3223QEのような32型クラスも候補になる。視線移動は増えるけれど、Excelや編集ソフトの快適さは一段上がる。
映画やアニメ、暗いゲームが中心ならVAが刺さることがある。断定すると、黒が沈む=満足度が上がりやすい。理由はVAの得意分野が高コントラストで、暗部の階調が見やすくなる傾向があるからだ。補足として、VAは“動き”で好みが割れる。スクロールやFPSの振り向きで残像っぽさが気になる個体もある。なので「黒が好き、でもゲームもする」なら、VAの中でもゲーミング寄りの作り込みがあるSamsung Odyssey G7 27インチのような立ち位置をまず確認すると迷いが減る。湾曲が合うかどうかは好みが分かれるので、そこだけは想像で決めず、設置距離を思い出して判断したい。
逆に、競技寄りFPSで「勝ちたい」気持ちが強いなら、パネルより“動きの見え方”が最優先になる。断定すると、ここはTNか高速IPSに寄せる方が後悔しにくい。理由は、応答の癖が少ない個体が多く、残像のストレスがプレイに直結するから。補足として、TNは視野角と発色のクセが出やすいので、普段使いの満足度は下がりがち。その欠点を許容してでも勝ちに寄せるなら、定番のeスポーツ路線であるBenQ ZOWIE XL2546Kのように“目的が明確なモニター”を選ぶのが早い。逆に、普段使いもしたいなら、色と視野角のバランスを持った高速IPSのゲーミング機へ寄せる。たとえば価格と完成度のバランスで評価が高い系統としてLG 27GP850-B、もう少し定番ど真ん中で迷いにくいのがASUS TUF Gaming VG27AQあたり。どちらも「ゲームだけじゃなく作業も」という人が選びやすい。
ここで一度、パネル比較の“見るべき軸”を4つに絞る。視野角、コントラスト、動き(残像)、黒の均一性だ。断定すると、この4つだけ追うと迷いが減る。理由は、細かいスペックはメーカーの言い方が違い、比較がブレやすいから。補足として、黒の均一性はパネル方式より個体差の影響が強い。暗い画面でムラが気になる人は、購入後に「こんなはずじゃ…」となりやすいので、レビューで“暗所の写真”や“ムラの言及”を先に拾うのが効く。
体験の話を混ぜる。昔、IPSからVAに乗り換えたとき、いちばん感動したのは映画の黒背景だった。夜に部屋の照明を落として観ると、黒がグレーに見えにくいだけで没入感が変わる。一方で、同じVAでもブラウザの白背景を高速スクロールしたときに「文字が少し滲む感じ」が気になった個体もあった。だから断定する。VAは“黒の快感”と“動きの癖”のバーターになりやすい。補足として、ゲーム中心ならVAでもチューニング次第で満足できるし、映画中心なら多少の癖は気にならない人も多い。自分が一番長く見るのが、文字か、暗部か、動きか。それを決めるだけで選択が一気に絞れる。
次に「IPSにも種類がある」問題。ここは検索意図に直撃する。断定すると、IPS=全部同じではない。理由は、最近はゲーミング向けに応答を詰めたFast IPSや、黒の弱点を改善したIPS Blackのような派生が増えているから。補足として、前者は“動き優先”、後者は“締まり優先”の方向性。仕事メインで画面を長く見るならIPS Black系のDell U2723QEが候補に上がりやすいし、ゲームとの両立なら高速IPS寄りのLG 27GP850-BやASUS TUF Gaming VG27AQのような“評価が固まっている層”から入るのが安全だ。
そして、いまどき無視できないのがOLED。断定すると、黒と応答という意味では別世界だ。理由は自発光で黒が完全に沈みやすく、動きのキレも出やすいから。補足として、焼き付き(正確には劣化)の心配はゼロではない。だから「同じ画面を固定表示しがち」な人は向き不向きがある。ゲームや映像に振り切るならLG 27GR95QE-B、もう少しガチ寄りのラインとしてASUS ROG Swift PG27AQDMのようなモデルが候補になる。固定UIを放置しない、輝度を無理に上げない、といった使い方の癖を受け入れられるかが分岐点だ。
OLEDほど割り切れないけれど「明るさもHDRも欲しい」ならMini LEDの方向もある。断定すると、液晶でも黒を改善できるルートだ。理由はローカルディミングで暗部を落とせるから。補足として、暗い背景に明るい字幕が出ると“にじみ(ハロー)”が見えることもあるので、好みは分かれる。候補としてはCooler Master GP27UやINNOCN 27M2Vのような、Mini LEDを売りにしたモデルが検索で引っかかりやすい。ここは“スペックが強い=必ず満足”ではなく、部屋の明るさと見るコンテンツで体感が変わる。
最後に、買う前のチェックリストを短くまとめる。断定すると、パネルを決めたら次は「コントラスト」「リフレッシュレート」「レビューのムラ」「保証」の順に見るのが効率がいい。理由は、パネル方式だけでは個体差や作り込みを吸収できないから。補足として、迷ったときは“自分が一番長く見るもの”に寄せる。文字が一番ならIPS系、暗部ならVAやOLED、勝ちたいなら高速IPSかTN、HDRを楽しみたいならMini LEDかOLED。ここまで絞れたら、あとは予算に合わせて現実的な落としどころを探せばいい。
パネルの違いは、性能の優劣というより相性の話だ。毎日触る道具だから、見た目の派手さより、使っているときの小さなストレスが減る方を選ぶ。そこを外さなければ、モニター選びは急にラクになる。


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