デスクで作業していると、「今何時?」がじわじわ効いてきます。スマホを手に取ると通知を見てしまい、気づけば脱線。腕時計もいいけれど、机にいる時間が長い人ほど“視界に時間がある”だけで集中が切れにくくなります。そこで便利なのが、余っているモニターを時計として使うやり方。難しそうに見えて、実は手順はシンプルです。最後に、焼き付きと電気代の不安もちゃんと潰します。
まず結論。モニター時計は3パターンで決まります。
ひとつ目は「スクリーンセーバー型」。離席中や手を止めたときに大きな時計が出るので、手軽さは最強。ふたつ目は「オーバーレイ型」。ゲームや動画、プレゼンみたいに全画面を使っていても時間だけ表示できます。みっつ目は「常駐カスタム型」。デザインまで作り込みたい人向けです。
ここからは、実際に“置き時計化”してみて感じたことを先に書きます。私の場合は、使っていないモバイルモニターを机の端に縦置きして時計専用にしました。選んだのは文字が大きくて離れても読みやすい15.6インチクラス。たとえば、安く始めたいならARZOPA 15.6インチ モバイルモニターみたいな定番のモバイルモニターは候補になりますし、もっとコスパ寄りならEVICIV モバイルモニター 15.6インチも選択肢に入ります。持ち運びも想定して見た目や品質を上げたいなら、ASUS ZenScreen 15.6型 ポータブルモニターみたいな“間違いが出にくい”ラインもあります。国内ブランドで揃えたい人はJAPANNEXT 15.6インチ モバイルモニターのような選び方もできます。
やってみて最初に困ったのは「明るすぎる」問題でした。時計の数字がハッキリ見えるようにと思って輝度を上げると、夜に目が疲れます。逆に、黒背景に白い数字の時計にして輝度を落とすと、同じ“見える”でも体感が一気に軽くなりました。時計の見やすさはサイズよりも、背景と輝度の調整が効きます。
次に「置き場所」。机の上にただ置くと視線移動が大きくなるので、私は“ちょい上”に逃がしました。モニターアームがあると、時計が視界に入りやすい位置に固定できます。手軽に高さと角度を作るなら、グリーンハウス モニターアーム ガススプリング クランプみたいなタイプが便利です。机に穴を開けたくない、クランプも使いにくいなら、机上で完結するVESA 卓上 モニタースタンド 360度回転のようなスタンドでも“時計の居場所”は作れます。
では、具体的な作り方です。Windowsなら、いちばん簡単なのはスクリーンセーバー型。設定でスクリーンセーバーを有効にして、時計系のスクリーンセーバーを入れるだけ。ポイントは待ち時間を短めにすることです。1分〜3分くらいにしておくと、置き時計として成立します。「手を止めたら時間が出る」状態が作れるからです。
Macでも同じ発想でいけます。スクリーンセーバーに時計系を選び、表示までの時間を短くする。OSの設定場所は違っても、やっていることは同じで、離席や操作停止に反応して大きな時計を出します。
ただ、スクリーンセーバー型には弱点があります。マウスを少し触るだけで消えること。ここは割り切りポイントで、私は「時計を見たいのは集中が切れた瞬間か離席前後」という前提にしました。逆に、ゲームや動画視聴で“常に時間が見えないと困る”人は、最初からオーバーレイ型に寄せた方がストレスがありません。
全画面でも時間を見たい人は、時計を常時表示できる仕組みを使います。視界の端に小さく置くだけでも、だらだら延長が減ります。入力を切り替えながら使うなら、HDMI周りも整えるとさらに快適。たとえば複数機器を同じモニターで使っていて「時計専用画面」と「作業画面」を切り替えたいなら、サンワサプライ HDMI切替器 SW-HDR8K21Lのような切替器があると配線が荒れにくいです。
モバイルモニターを時計化するときに地味に効くのが接続の安定感。USB-C一本でいける機種もありますが、PC側の端子事情でHDMI変換が必要になることも多い。そんなときはAnker PowerExpand+ USB-C & HDMI 変換アダプタみたいな定番を1つ持っておくと、時計運用が途切れません。いちいち繋ぎ直していると、せっかくの“無意識で見える時計”が台無しになります。
次に、焼き付きの話。ここは不安な人が多いので先に断定します。OLED(有機EL)の静止画表示は、対策なしで長時間やるとリスクが上がります。理由は、同じ形の数字やコロンがずっと同じ場所で光り続けるから。補足すると、最近のモニターは保護機能が入っていたり、メーカー側も焼き付きの扱いに触れていたりして一概に「絶対ダメ」とは言い切れません。ただ時計用途は“同じ表示が固定されやすい”ので、気になるなら最初からIPS液晶の安いサブモニターに任せるのが安全寄りです。
それでもOLEDでやりたいなら、対策は3つに絞れます。黒背景+低輝度、表示位置が微妙に動く設定、そして一定時間でスクリーンセーバーやスリープに入れる運用。時計は見えればいいので、輝度を下げても成立しやすいのが救いです。
電気代も気になりますよね。これも結論から言うと、輝度を落として使うなら想像より重くありません。一般的にモニターは輝度が高いほど消費電力が増えるので、時計運用はむしろ得意分野です。私は「昼は点灯、夜は自動でオフ」にしてから心理的な負担が減りました。スリープ設定でもいいですが、確実に消したいならスマートプラグが効きます。たとえばSwitchBot プラグミニ(スマートプラグ/タイマー)のようなタイマー運用にすると、「消し忘れたかも」が消えます。時計の役目は“気にせず見える”ことなので、電源管理まで自動化すると完成度が上がります。
最後に、目の疲れ対策。時計は数字がくっきりしているほど見やすい一方で、白地の背景だと光が強く感じやすい。黒背景にするのが基本ですが、それでも気になるならフィルムも手です。たとえばエレコム ブルーライトカット フィルム 15.6インチのようにサイズが合うものを選べば、夜のギラつきが少しマイルドになります。万能ではないですが、暗い部屋で長く作業する人ほど差が出ます。
まとめます。モニター時計は、最初の一歩はスクリーンセーバー型で十分。全画面でも見たいならオーバーレイ型へ、見た目にこだわるなら常駐カスタム型へ。置き方は、アームかスタンドで“視界の端に固定”すると一気に時計らしくなります。焼き付きが不安ならOLEDを避け、輝度を落として黒背景にする。電源はタイマー化して気にしない。ここまでやると、モニターがただの余り物ではなく、集中を支える道具に変わります。


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