ブラックフライデーでモニターを買うなら、勢いより段取りが勝ち。いちばん得するのは「欲しい条件が固まっていて、相場も把握できている人」だ。セール当日に“安いっぽい雰囲気”に飲まれると、型番違いを踏んだり、思ったより使いにくい機種を掴んだりする。ここでは、モニターのブラックフライデーでよく起きる失敗を避けつつ、ちゃんと得する買い方をまとめる。自分でも何度かやらかして、ようやくコツが掴めた。
まず前提として、ブラックフライデーは1日だけの勝負じゃない。近年は先行セール→本番→延長の流れが当たり前で、値段もポイントもジワジワ動く。だから「当日に見て決める」だと遅い。1週間前くらいから候補を2〜3機種に絞って、普段の価格感を作っておくと当日の判断が速い。自分は過去に、何も決めずに突っ込んで「安いから買った」モニターが、机に置いた瞬間から高さ調整できずに詰んだことがある。安く買ったのに、結局モニターアームまで買い足して高くついた。
まず決めるのは「3つだけ」
ブラックフライデーで迷う最大の原因は、比較軸が増えすぎること。最初に決めるのは3つでいい。サイズ、用途、接続。これだけ固定するとブレが減る。
たとえば仕事が中心で、ノートPCをUSB-C一本でつなぎたいなら、候補は早い段階で絞れる。27インチ4KでUSB-Cという王道を狙うなら、いちばん話が早いのがDell S2722QCみたいな定番だ。テレワークで資料を2枚並べるとき、4Kの余裕は体感で効く。文字を大きくしても情報量が落ちにくい。逆に「USB-C対応」と書いてあっても、給電が弱くてノートPCが充電できないパターンがある。ここは商品ページで給電W数を見ておくと事故が減る。
もう少し“仕事道具としてちゃんとしたい”なら、Dell U2723QEのような上位系を候補に入れるのも手だ。値引き率は派手じゃなくても、ブラックフライデーでポイント還元が厚くなると実質差が縮まることがある。こういう機種は、長く使う前提だと満足度が高い。目の疲れ方や、細かい文字の読みやすさって、数日で判断しづらいからこそ「失敗しない枠」を確保する意味がある。
同じく4K+USB-Cのラインで人気が強いのがLG 27UP850-W。4Kの入り口として検索で出やすいし、比較記事にも混ぜやすい。セールで“ちょうどいい価格”に落ちると一気に売れるタイプなので、狙うなら先行セールの段階からチェックしておくと焦らない。
クリエイター寄りの文脈を入れたいなら、BenQ PD2705Uが使いやすい。写真や動画編集をやる人はもちろん、普段は仕事だけでも「色味が安定しているモニターが欲しい」層に刺さる。ブラックフライデーは“スペックが分かりやすい機種”ほど比較されやすいから、こういう型番は記事内で軸になってくれる。
「とにかく長く使って、目と姿勢を守りたい」方向ならEIZO EV2781のような選択肢もある。値引きは控えめでも、たまに刺さるタイミングがある。価格だけで煽らず、“買い替え頻度を下げたい人向け”として書くと自然にまとまる。
ゲーミングモニターは「解像度×Hz×端子」で落とし穴がある
ゲーム用に狙うなら、ブラックフライデーの主戦場は27インチQHDの高リフレッシュ。ここはセールで動く玉が多い。コスパで話を作るならDell G2724Dが分かりやすい。QHDで165Hz級は、PCゲームでもPS5でも“ちょうどいい”に落ち着きやすい。実際、フルHDから乗り換えると、ゲームだけじゃなく作業の快適さも上がる。ウィンドウを2枚並べても窮屈じゃないのがありがたい。
スピーカー内蔵も含めてエンタメ寄りに寄せるなら、BenQ EX2710Qが話を作りやすい。モニターのスピーカーは期待しすぎない方がいいけど、「とりあえず音が出る」価値は地味に大きい。夜にヘッドホンを付けない時間帯がある人ほど、こういう差が効いてくる。
定番中の定番として比較に入れやすいのがASUS VG27AQ。検索ユーザーはこの辺の型番を一度は見ていることが多いから、「これと比べてどう?」の話が組みやすい。ブラックフライデーは“みんなが知ってる型番”が動きやすいので、記事の説得力も上がる。
型落ちでも“安ければ買い”として出しやすい枠ならLG 27GL850-B。この手のモデルは在庫状況で急に値段が落ちたり戻ったりする。だからこそ、当日だけ見るより、前週から相場を作るのが効く。
そしてブラックフライデーの“罠”を説明するのにちょうどいいのがAcer Nitro XV272U系。派生が多くて、似た名前で別物が混ざりやすい。ここで「商品名じゃなく型番末尾まで確認する」という教訓につなげると、記事が締まる。自分も過去に、同じシリーズだから大丈夫だろうと買ったら、スタンドが簡素版で高さ調整がなく、結局モニター台を買う羽目になった。
国内メーカー文脈も入れるならiiyama G-MASTER GB2770QSU-B1のように、サポート重視の話題を置ける型番が便利。ブラックフライデーは価格が主役になりがちだけど、初期不良や交換の現実もある。そこを自然に触れられる。
予算を抑えて入門機としてまとめたいなら、23.8インチFHDの165Hz級であるAOC 24G2SPE/11みたいな存在が分かりやすい。「初めてのゲーミングモニター」で検索する層とも噛み合うし、ブラックフライデーで価格が落ちると一気に買われるタイプだ。
買う前日までに「相場」を作ると、当日迷わない
セール当日、ページに赤い値引き表示があると気持ちが持っていかれる。でも、真に得しているかは“過去の値動き”を見ないと分からない。前日までに「この機種はだいたいいくらが普通か」を作っておく。これだけで勝率が上がる。自分はメモ帳に候補3つの普段価格と、買っていいラインだけ書いておく。セール開始直後にそれを見ながら判断すると、悩む時間が短くなる。
ポイントアップも同じで、エントリー漏れは普通に損だ。買う前に一度だけ確認する。たったそれだけなのに、疲れていると忘れる。ブラックフライデーは“熱量が高い状態でクリックするイベント”だから、手順をルーティン化した方が安全だ。
届いたら最初にやること:初期不良チェックで詰まない
最後に、買った後が大事。セール品は交換在庫が薄いこともあるから、届いたらすぐ確認する。単色表示でドット抜けや輝点、暗い画面で黒浮きやムラ、入力切替の挙動、ケーブル相性。この辺を先に潰す。早めに判断できれば、返品や交換で引きずらない。
ブラックフライデーは、うまく使えばモニターの買い替えを一段階ラクにできるイベントだ。逆に、準備なしで突っ込むと“安物買いの遠回り”になる。サイズ・用途・接続の3つを先に決め、型番を末尾まで見て、相場を作ってから買う。これだけで、セールの波に飲まれずに済む。


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