モニターの「ヘルツ(Hz)」って、結局どれを選べばいいのか迷う。結論から言うと、用途でほぼ決まる。仕事メインなら60〜75Hzでも回るし、快適さを上げたいなら100〜120Hz、PCゲームなら144〜165Hzがいちばん現実的、勝ちにいくFPSなら240Hz以上が視野に入る。ここを押さえたうえで、最後に“出ない問題”を潰せば失敗しない。
ヘルツは「画面の更新回数」 体感が変わるのはここ
Hzは1秒間に画面が何回更新されるか。60Hzは毎秒60回、144Hzなら毎秒144回。数字が上がるほど、マウスの追従やスクロール、ゲームの視点移動がなめらかに感じやすい。
ただし、モニターだけ良くしてもPCやゲーム機側が追いついていないと差が薄い。たとえばPCのフレームレートが安定して出ないと「買ったのに思ったほど変わらない」になりがち。逆に、普段の作業が多い人ほど“スクロールの気持ちよさ”で戻れなくなることもある。
用途別:おすすめHzの目安(ここだけ読めばOK)
仕事・ネット中心:60〜75Hz
資料作りやブラウザが中心なら、まず困らない。4Kで文字をくっきり表示したい人は、ハイリフレッシュより解像度優先で選ぶことも多い。例としては、一般用途の4Kで名前が挙がりやすい Dell S3221QSみたいな路線。画面が大きいと作業は楽になる一方、Hzで劇的に変わるタイプの使い方ではない。
「でも目が疲れる」という悩みは、Hzより明るさや距離、部屋の照明が原因のことが多い。まずは画面の高さと姿勢を整えるほうが効く場合がある。スタンドの自由度が高いモニターとしては LG 32UN880のような方向性も候補になる。
快適さを上げたい:100〜120Hz
体感差が出やすいのがこのゾーン。ゲームをしなくても「ウィンドウを動かす」「長いページを読む」「表をスクロールする」だけで引っかかりが減る。買い替え後に「仕事なのに満足度が高い」と言われるのはだいたいここ。
PCゲームもやる:144〜165Hz(いちばんおすすめ帯)
価格と選択肢のバランスが良い。フルHDで軽快に回すなら ASUS TUF Gaming VG259Qのような定番どころが話題に出やすいし、WQHDで画質も欲しいなら HP OMEN 27qみたいに“解像度もHzも欲張る”選び方が合う。
ウルトラワイドで没入感を取りにいくなら、 Alienware AW3423DWFのような路線が刺さる人もいる。ただし机の奥行きと設置スペースは事前に要確認。買ってから置き場に悩むのがこのサイズ帯あるあるだ。
FPSで勝ちたい:240Hz以上
反応速度や視認性を詰めたい人向け。ここまで行くと、PC性能・設定・ケーブル周りまで含めた“環境勝負”になる。競技寄りで名前がよく挙がるのが BenQ ZOWIE XL2546X。もう少し選択肢を広げるなら ASUS TUF Gaming VG249QM1Aのような高リフレッシュ帯もチェック対象になる。
「240Hzにしたのに変化が薄い」と感じるときは、だいたいゲーム設定が重すぎてfpsが伸びていないか、モニターが本来のHzで動いていない。次の章で落とし穴を潰そう。
“買ったのに60Hzのまま”を防ぐ確認ポイント
端子とケーブルがボトルネックになりやすい
モニター側が高Hz対応でも、ケーブルや接続規格で頭打ちになる。特にPS5や4K/120Hzの話になると、HDMIの世代が絡むことが多い。迷ったら HDMI 2.1 ケーブルを基準に考えると分かりやすい。
PCならDisplayPortが安定するケースも多いので、対応しているなら DisplayPort 1.4 ケーブルを用意しておくと詰まりにくい。ノートPCからつなぐ人は、環境によって USB-C to DisplayPort 1.4 ケーブルが“解決の近道”になることもある。
モニター設定・Windows設定が60Hzに固定されていることがある
接続して満足してしまうと、OS側が60Hzのままになっているケースが本当に多い。Windowsのディスプレイ詳細設定でリフレッシュレートを確認し、モニターのOSD(本体メニュー)でも現在の入力情報を見ておく。ここをやるだけで「買い替えの感動が戻ってきた」パターンがある。
迷ったときの選び方:おすすめは「144〜165Hz+無理のない解像度」
最後に、いちばん外さない選び方をまとめる。普段使い+ゲームも少しなら144〜165Hzがちょうどいい。フルHDで軽快に行くなら ASUS TUF Gaming VG259Qみたいな定番が分かりやすいし、作業領域も欲しいなら HP OMEN 27qの方向がハマる。
逆に、映像制作や色の扱いが中心ならHzだけで盛り上がらないほうがいい。色域や表示品質に強いシリーズとして BenQ PD2705UAのような考え方もある。用途に合わせて“気持ちいいポイント”を取りにいくと後悔が減る。
ヘルツ選びは、数字を追うほど楽しくなる一方で、接続と設定でコケやすい。用途でHzを決める→端子とケーブルを合わせる→OS設定を確認する。この順番だけ守れば、「おすすめは結局どれ?」の迷いはかなり薄くなる。


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