モニターの郵送は、ちゃんとやれば怖くない。逆に「なんとなく包んで送る」と、だいたい角からいく。断定していい。理由はシンプルで、配送中は想像以上に“落下と圧”がかかるから。ここでは、実際に送るときに迷いやすいポイントを潰しながら、壊さない梱包の作り方をまとめる。
まず結論。モニター郵送は「箱の中で動かない」と「画面に圧がかからない」を作れれば勝ち。やることは少ないけど、外すと一気に事故率が上がる。とくに画面面にプチプチを直で当てて「ふわふわだから大丈夫」と思うのが一番危ない。ふわふわは衝撃には強いけど、面圧には弱い。だから“当て板”が必要になる。
発送前に、最初にやること。電源を落として少し冷ます。熱いまま袋に入れると湿気がこもることがある。次にケーブル類とスタンドを全部外す。スタンドを付けたままだと箱が大きくなって送料が上がるし、箱の中で支点になって割れ方が派手になる。外したケーブルは、金属端子が暴れると本体に当たるので、小物はまとめて守る。ここで便利なのが、付属品をひとまとめにできるエアキャップ袋(平袋タイプ:付属品用)。ガサっと入れて終わりにしないで、端子側だけもう一巻きしておくと安心感が違う。
次は梱包材。全部そろえる必要はないけど、最低限だけは外せない。メインは気泡緩衝材 ぷちぷち(ロール)。これで全体を2〜3周する。ポイントは角を厚めにすること。角は落ちたときに最初に当たるし、フレームの歪みが画面割れにつながりやすい。角の保険として、余裕があればコーナーガード(角保護材)を噛ませると失敗しにくい。
そして最重要が、画面の面圧対策。ここはサボると取り返しがつかない。画面の前に段ボール板を当てる。専用品じゃなくてもいいけど、厚みは欲しい。私は段ボール板(当て板:画面の面圧対策)みたいな素材を使うほうが気が楽だった。画面の上に当て板、さらにその上からプチプチ、という順番。これで「箱の外から押された圧」が画面に直撃しにくくなる。よりソフトにしたいなら、当て板の前に薄くミラーマット(発泡ポリエチレンシート:面保護)を挟むと擦れにも強くなる。
ここまで準備できたら、次は箱の中の固定。郵送で壊れる原因の多くは「中で動いた」だ。なので、箱に入れたら隙間をゼロにする。隙間があると揺れた分だけ角が当たり続ける。詰め物は何でもいいけど、まとめて用意するなら隙間埋め 梱包 緩衝材で検索して出てくる紙緩衝材やエア緩衝材が扱いやすい。私は「箱を閉じる前に軽く揺らして、ゴトッが鳴ったら詰め直し」をルールにしてる。これだけで成功率が上がる。
箱について。理想は購入時の純正箱。発泡スチロールの形がピッタリで、固定が簡単だから。ただ、ない人の方が多い。そういうときは、モニターに近いサイズの箱を探す。通販で買うならモニター 梱包 段ボールみたいな“モニター用”がラク。汎用でいくなら大型 段ボール 家電 発送あたりで探して、箱の中を詰め物で作り込む。ここで大事なのは「箱が大きすぎない」こと。大きすぎると緩衝材が増え、固定が甘くなりやすい。
テープ処理も地味に効く。重い荷物は底が抜ける。冗談じゃなく、底が抜けた瞬間に終わる。封かんは透明のOPPテープ 梱包テープでもいいけど、底面とフタは補強したい。私は底の十字と、左右の継ぎ目に布テープ 梱包を追加することが多い。仮止めや、剥がす前提の固定には養生テープ 梱包が便利。跡が残りにくく、ケーブル束ねにも使える。
発送日の天気が悪いときは、防水もやる。外箱が濡れると強度が落ちるし、伝票も剥がれやすい。外側をぐるっと包むなら梱包用ストレッチフィルムが早い。中の湿気が気になる季節は、念のためシリカゲル 乾燥剤を付属品袋のほうに入れておくと、到着時のヒヤッが減る。静電気が気になるなら、ケーブルや小物は静電気防止袋に入れるのもあり。
外側の表示も忘れない。配達員さんは中身を知らない。だから意思表示する。貼るならワレモノ注意 シール 精密機器みたいな注意シールを、上面と側面の見えるところに。貼りすぎるより、確実に見える位置が大事。
配送会社の補償は、先に確認しておくと心が安い。高額モニターほどここを雑にしないほうがいい。標準補償で足りないなら、発送前にオプションを検討する。送った後に「やっぱり不安」ってなっても遅い。補足だけど、補償の手続きで“梱包が適切だったか”を見られることがあるので、梱包途中と完成後の写真を撮っておくのが実務的に効く。
最後に、発送直前のチェックを1つだけ。箱を持って軽く揺らす。中で動く気配がしたら、もう一回やり直す。面倒に見えるけど、ここで詰め直す5分が、あとで泣く時間を丸ごと消してくれる。モニター郵送は運ゲーじゃない。手順ゲーだ。準備して、固定して、押されない形にする。それだけでちゃんと届く。


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