ゲームを始めて最初に混乱するのが「144Hz買ったのに、なんか気持ちよくならない」問題。原因はだいたいシンプルで、モニターのHz(描き換え上限)とPCのFPS(作れる枚数)が噛み合ってないから。ここを整えるだけで、同じ環境でも視点移動の引っかかりが減って、目がラクになる。
HzとFPSの関係を一回で腹落ちさせる
結論から言うと、Hzは“表示できる天井”、FPSは“作れる量”。
たとえばモニターが144Hzでも、ゲームが90〜120FPSを行ったり来たりすると、動きが一定じゃないので「ヌルッ→ガクッ」が混ざる。逆に200FPS出てても、144Hz側が受け止め切れず、タイミングが悪いと画面が横に割れる(テアリング)こともある。
自分はこれ、最初「GPU弱いんだな」で片付けてた。ところが平均FPSはそこそこでも、街中と戦闘でフレームが上下すると途端に気持ち悪い。平均より“揺れ幅”が体感を壊す、ここが盲点だった。
一番効くのはVRR、次に上限FPS
対策の軸は2つだけに絞ると迷わない。
1) VRR(可変リフレッシュ)を使う
FreeSync / G-SYNC Compatible みたいなVRRが効くと、FPSに合わせてモニター側の更新も追従しやすい。ガクつきとテアリングの両方をまとめて抑えやすく、まずここが土台になる。
2) 上限FPSを“Hzより少し下”に置く
VRRを使っていても、FPSが上限に張り付いて振れると挙動が荒れやすい。144Hzなら140FPS前後、240Hzなら230FPS前後みたいに“ちょい下”で止めると落ち着くことが多い。体感が急に均一になる瞬間がある。
体験談:144Hzなのに不快だった日の直し方
自分の失敗は、買って満足して「Hzの設定確認」をサボったこと。Windows側が60Hzのまま、ゲーム側だけ設定触っても当然スッキリしない。
それに気づいて、(1)Windowsで144Hzに変更→(2)GPU側でVRRを有効→(3)ゲーム内で上限FPSを設定、の順に直したら、同じマップでも視点を振ったときの“引っかかり”が目に見えて減った。FPSを上げるより、揺れを抑える方が効いた感じ。
まずやる設定チェック(ここで9割決まる)
- Windowsのディスプレイ設定でリフレッシュレートが最大になっているか
- GPUドライバ側でVRRがオンになっているか
- ゲーム側で上限FPSを設定しているか(無制限のままにしない)
- V-Syncは最後に判断(VRRがあるなら、まずVRRを優先)
この順番にすると、原因が切り分けやすい。混ぜると沼る。
60/144/240Hz、どれを狙うと幸せか
60Hz:安定60FPSが出るなら全然アリ
仕事や動画中心なら十分。ゲームも「安定して60」を守れるなら意外と快適で、設定の悩みが少ない。
144Hz:迷ったらここ、コスパの芯
体感差が分かりやすい帯。視点移動が軽くなって、マウス操作の“遅れ感”が薄くなる。WQHDなら、たとえばHP OMEN 27qsみたいな定番どころを軸に考える人が多い。
240Hz以上:勝ちに行くなら、ただし出せるPCが前提
競技系FPSだと差が出る。ただし、PCが240FPS付近を維持できないと宝の持ち腐れになりがち。ガチ寄りならBenQ ZOWIE XL2566KやBenQ ZOWIE XL2546Xみたいな王道が候補に入ってくる。
モニター選び:製品を当てはめると選びやすい
ここからは「何を買えばいいの?」に寄せる。用途で分けるのが一番早い。
24〜25インチで高Hz、FPS特化
反応速度と見やすさ優先なら、ASUS TUF Gaming VG259QMみたいな系統が刺さる。
もう少し“ゲーミング感”を強めたいなら、Dell Alienware AW2523HFみたいな選択肢も出てくる。
27インチWQHDで速さと作業のバランス
普段作業もしつつ、ゲームもやるならWQHDの144〜240Hz帯が美味しい。たとえばGIGABYTE M27Q Xはこのゾーンで名前が上がりやすい。
没入感寄りの路線ならBenQ MOBIUZ EX270QMみたいに映像体験も意識したモデルが合うこともある。
OLEDで“残像の少なさ”とコントラストを取りに行く
黒が締まって、動きも気持ちいい方向。高いけど満足度が高いタイプで、候補としてLG UltraGear 27GR95QE-BやSamsung Odyssey OLED G60SDみたいな名前が出てくる。ここは好みがハッキリ分かれるので、設置環境(明るい部屋かどうか)も一緒に考えたい。
ケーブルでHzが出ない事故、地味に多い
「買ったのに120Hzまでしか出ない」は、ケーブルや端子の組み合わせが原因のことがある。
DisplayPortを使うなら、VESA認証のDP1.4系が安心で、たとえばCable Matters DisplayPort 1.4 VESA認証みたいな“説明がちゃんとしてる”やつを選ぶと揉めにくい。手に入りやすさ重視ならUGREEN DisplayPort 1.4 VESA規格も候補になる。
PS5や最新GPUでHDMI 2.1が要る場面なら、Anker Ultra High Speed HDMI Cable HDMI 2.1みたいに“Ultra High Speed”を明記してるものが話が早い。
最後に:数字を追うより、揺れを減らす
HzとFPSは、どっちが上かじゃなくて“噛み合わせ”。
WindowsのHz確認→VRRオン→上限FPSをHzの少し下、これで土台が整う。そこから「足りないなら買い替え」だと失敗しにくい。設定だけで改善するケース、思ってるより多い。


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