ある日いきなりモニターが点滅し始めると、正直かなり焦る。しかも「一瞬ブラックアウトする」「明るさが脈打つ」「特定の場面だけチカチカする」みたいに症状がバラけるから、闇雲に設定を触るほど沼に入る。結論から言うと、点滅はだいたい「信号(ケーブル/端子)」「電源(供給の不安定)」「設定(リフレッシュレートやVRRなど)」のどれかで、順番を決めて潰していくのが最短だ。
まずは症状を3つに分ける。これで作業が一気に楽になる。ひとつ目は一瞬ブラックアウトするタイプ。入力信号が切れたように画面が暗転して戻る。ふたつ目は明るさが周期的に揺れるタイプ。チカチカというより脈打つ感じで、目が疲れる。三つ目はゲームや動画など特定の場面だけ起きるタイプで、VRRやHDRが絡んでいることが多い。
ここから「10分でできる即効チェック」をやる。体感として、これで直る割合がいちばん高い。
最初にやるのは電源の入れ直し。PCの再起動だけで終わらせず、モニターも電源を落としてコンセントまで抜く。数十秒置いてから戻す。地味だけど、突然発生した点滅はこれで落ち着くことがある。次にケーブル。抜き差しだけでも改善することがあるし、差し込みが甘いだけでブラックアウトが出ることもある。可能なら「別ケーブル」と「別端子」に切り替えて再現するかを見る。DisplayPortならまずはVESA認証の規格準拠品に寄せるのが無難で、たとえばVESA認証 DisplayPort 1.4 ケーブル(2m/8K対応)みたいな検索で、長さと対応規格を揃えて探すと失敗しにくい。メーカー指名で探したいならCable Matters DisplayPort 1.4 ケーブル、業務寄りで堅い方向ならStarTech.com DisplayPort 1.4 ケーブル、相性報告が多い系で探すならClub 3D DisplayPort 1.4 ケーブルのように、候補が出やすいワードで当てると早い。
HDMIで繋いでいるなら「認証ケーブル」に寄せると良い。4K60くらいまでならプレミアムハイスピード HDMI 認証ケーブル、4K120やHDMI2.1環境ならULTRA HIGH SPEED HDMI 認証ケーブルやHDMI 2.1 ケーブル(48Gbps/8K)あたりで探すと、変なハズレを引きにくい。
ノートPCでUSB-C接続している場合、ここが落とし穴になりやすい。USB-Cは「映像出力できる口」と「充電専用の口」が混ざっていることもあるし、アダプタが熱や相性で不安定になることもある。まずは変換を新しくしてみるのが早く、DisplayPortに出すならUSB-C → DisplayPort 変換ケーブル(Alt Mode対応)、HDMIならUSB-C → HDMI 変換アダプタ(4K60)で候補を出して、レビューで「点滅」「ブラックアウト」「相性」を拾うと現実的だ。
次に電源。点滅って映像信号だけの問題に見えて、実は電源タップが原因だった、が普通にある。古いタップや延長コードを使っているなら、まず変える。雷ガード付きなら雷ガード付き 電源タップで探すのが手っ取り早いし、環境ノイズが気になるならノイズフィルター付き 電源タップで候補を出すと選びやすい。ブランドで固めるならAnker 電源タップ 雷ガード、国内定番ならエレコム 電源タップ 雷ガード、配線や用途で細かく選ぶならサンワサプライ 電源タップ ノイズみたいに探し方を変えると、候補が一気に実用的になる。
停電や瞬断が疑わしい地域、あるいは仕事で落とせない環境ならUPSという手もある。ここは好みが分かれるけど、「点滅の原因が電源っぽい」と感じたら検討価値はある。定番のUPS(無停電電源装置)APCや、比較的手が出しやすいUPS(無停電電源装置)CyberPowerで、容量と出力波形の話を軽く押さえて選ぶと後悔しにくい。
ここまでやって直らないなら、設定とドライバー側に寄せていく。まずはリフレッシュレート。いつの間にか変な値になっていることがある。例えば「高リフレッシュのはずが60Hzに落ちてる」よりも、「無理なHzに上がってて不安定」のほうが点滅っぽく出ることがある。解像度も同じで、推奨値に戻すと落ち着くケースがある。Windows 11なら、グラフィックスドライバーのリセット(Win+Ctrl+Shift+B)で復帰することもあるので、作業の合間に一回試す価値はある。
ゲーム中だけ点滅するなら、VRR(可変リフレッシュ)やHDRが絡みやすい。ここは「機能を切って安定するか」を先に見るのが早い。安定したら、どれを戻すと再発するかを一個ずつ確認する。面倒だけど、結局これが最短だったりする。
モニター側の設定も見落としやすい。DDC/CIや、ローカルディミング(局所調光)みたいな“賢い機能”は、相性が出ると唐突に点滅っぽい挙動をすることがある。とりあえずOFFで安定させてから戻す。もしケーブル周りのノイズが疑わしいなら、応急処置としてフェライトコア(ケーブルノイズ対策)を噛ませるのも手だ。劇的に変わることもあれば、何も変わらないこともあるけど、「原因がノイズ寄りかどうか」を見る材料にはなる。
長いケーブルや配線経路の都合で信号が弱い環境だと、リピーターで改善する場合もある。DisplayPortならDisplayPort リピーター(信号補助)、HDMIならHDMI リピーター(信号補助)で検索して、目的の解像度・Hzに対応しているものを選ぶ。これも万能じゃないけど、ハマると一発で静かになる。
最後の判断は「別PCに繋いでも点滅するか」。ここで再現するなら、モニター本体側の可能性が上がる。逆に別PCで問題ないなら、PC側(GPUドライバー、OS、相性アプリ、出力端子)に寄っている。点滅が続くほど目も疲れるし、仕事ならストレスが溜まる。だからこそ、ケーブル→電源→設定→ドライバー→モニター機能→別PC検証、の順で淡々と切り分けていくのが一番ラクだ。
点滅は「原因を当てるゲーム」じゃなくて「外堀を埋める作業」だと思うと、気持ちも少し軽くなる。まずは今日、ケーブルを変えるところからでいい。そこが動けば、次の一手も自然に見えてくる。


コメント