モニターのデイジーチェーン接続を完全理解:MST条件・手順・Mac落とし穴と機材・トラブル対策

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デイジーチェーンは、PCからモニター1枚目へ、そのモニターから2枚目へ…と“数珠つなぎ”で映像を回すやり方。机の裏が一気に静かになる。ケーブルが減るだけで、地味に掃除の手間まで減ったのは予想外だった。

ただ、いきなり結論を言うと「条件が揃えば最高、揃わないと一生映らない」タイプ。ここを曖昧にすると、休日がケーブル抜き差しで消える。

デイジーチェーンで必要な条件(ここが9割)

主流はDisplayPortのMST(Multi-Stream Transport)。まず確認するのは2点だけ。

1つ目はPC側。DisplayPort出力(または映像出力できるUSB-C)を持っていて、MSTで複数画面を出せる環境かどうか。Windows機は通りやすい。
2つ目はモニター側。1枚目のモニターに「DP OUT」や「MST」相当の機能があるか。これが無いと、どれだけケーブルを買っても詰む。

ここで機種選びの例を出すと、EIZOならデイジーチェーン対応の定番として、EIZO FlexScan EV2795EIZO FlexScan EV2495が候補に入りやすい。24インチ寄りならEIZO FlexScan EV2490や、少し前の世代で話が通じやすいEIZO FlexScan EV2457もまだ現役。
ビジネス向けだとHP E24u G5(6N4D0AA)みたいに仕様で“デイジーチェーン”を押している機種もある。
ハブ機能をまとめて欲しい人はDell U2724DEが刺さることが多い。配線を減らすのが目的なら、こういう方向が気持ちいい。

一方、Macはここで落とし穴がある。DisplayPortのMSTで素直に増やせないケースが多く、2台目がミラーになったり、そもそも扱いが難しい。Mac中心なら「MSTで行く」より、Thunderbolt系や別ルートで出す前提に寄せた方がラクだった。

つなぎ方(DisplayPort MSTの基本手順)

手順はシンプルなのに、順番を間違えるとハマる。自分が安定した流れはこれ。

まず1枚目のモニターの設定画面(OSD)で、MSTや「DP1.2」などの項目を探してONにする。名称はメーカーでバラけている。
次にPC → 1枚目(DP IN)を接続し、最後に1枚目(DP OUT)→ 2枚目(DP IN)をつなぐ。
ここまで来たら、Windows側のディスプレイ設定で「拡張」にして配置を整える。

このときケーブル品質が意外と効く。私は最初、手元のケーブルでやってチラつきが出た。そこでVESA認証のDisplayPort 1.4 ケーブルに変えたら、スリープ復帰の不機嫌さが減った。ケーブルで直るの、ちょっと悔しい。

USB-Cから出す場合は、USB-C to DisplayPort 1.4 ケーブルが一番話が早いことがある。「給電できるUSB-C=映像も出る」ではないので、そこだけは仕様を見ておくと安心。

Macで組むなら、最初から“別の勝ち筋”を選ぶ

Macでデイジーチェーンを狙うと、時間が溶けやすい。私も「なんで2枚目がミラーなんだよ」と独り言が増えた。
Mac寄りの机なら、ケーブル一本化を狙ってThunderbolt 4 ケーブル+対応ドックのほうがスッと収まる。映像もUSBもまとめたいなら、USB-C ドッキングステーション(DisplayPort MST対応)の方向で“机全体の配線設計”をやり直すほうが、結果的に早かったりする。

解像度とリフレッシュレートの現実(帯域で詰む)

デイジーチェーンは、1本分の帯域をみんなで分ける。だから欲張ると崩れる。
4Kを2枚、しかも高Hzまで狙うと、どこかで無理が出ることがある。体感としては「最初は映るのに、スリープ復帰で崩れる」「たまにブラックアウトする」みたいな形で出た。こういうときは、片方を60Hzに落としたり、解像度を揃えたりで急に落ち着く。面白いほど現金。

よくあるトラブルと、潰し方(焦る前にここ)

2台目が映らないなら、まず疑うのはモニター側のMST設定。ONにしたつもりが保存されていない、別プロファイルに入っている、そもそもDP OUTが“ただの出力口”ではない、ここが多い。
それでもダメなら、DisplayPort MST ハブを挟んで分岐に切り替えると、構成が単純になって解決するケースもある。配線は増えるけど、精神衛生が勝つ日がある。

あと、在宅で仕事PCと私物PCを切り替える人はKVMも絡む。ここも闇が深いので、最初からKVMスイッチ(DisplayPort MST)みたいに“条件を満たす前提”で探すほうが迷いにくい。

まとめ:買う前に見るポイントは3つだけ

最後に、買い物前チェックをギュッとまとめる。

  • モニターにDP OUT(デイジーチェーン/MST)があるか
  • PCがMSTで複数画面を出せるか(Macは特に慎重に)
  • ケーブルと帯域を甘く見ない。迷ったらVESA認証のDisplayPort 1.4 ケーブルに寄せる

条件が揃うと、机の裏が一気に片付く。デイジーチェーンは“効いた瞬間が気持ちいい系”の改善策だった。逆に、条件が揃っていないと頑張りが報われない。だからこそ、最初の見極めだけ丁寧にやる。ここで勝負が決まる。

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