モニターにスピーカーをつなぎたい。なのに映像は出るのに音が出ない、音が小さい、そもそもどこに刺せばいいのか分からない。ここ、最初に「音の通り道」を決めないと永遠に迷子になる。
結論から言うと、配線は4パターン。あなたの環境に合うルートを選べば、あとは設定をなぞるだけで片付く。
まず決める:音をどこから出したい?
1)モニター内蔵スピーカーから出す(いちばんシンプル)
PCやゲーム機からモニターへHDMI/DisplayPortでつなぐ。モニターにスピーカーが入っていれば、これだけで音が出る…はず。
ただ、体感として「無音」になりやすい。原因はだいたい出力先の設定ミス。モニター側の音量が0、ミュート、あるいはPC側が別デバイスを選んだまま。この3つで8割持っていかれる。
2)モニターの3.5mm端子から外部スピーカーへ(機材少なめで現実的)
ゲーム機やノートPCでありがちな逃げ道。
「ゲーム機 → モニター(HDMI)→ モニターの3.5mm → スピーカー」という流れ。
ここでハマるのが音量。モニターの3.5mmが“ヘッドホン寄り”だと、音量を上げすぎて歪んだり、逆に小さすぎたりする。最初はモニター側50〜70%くらい、スピーカー側で微調整すると落ち着きやすい。
3)PCからスピーカーへ直接(安定重視)
机の上が許すならこれが強い。モニターを買い替えても音の経路が変わらないから、トラブルが減る。
「小さくて場所を取らないスピーカーがいい」なら、机の端に置きやすいCreative Pebble V3みたいなサイズ感が楽。もう少しちゃんと鳴らしたいなら、定番の2.1chであるLogicool Z313も候補に入る。夜用に小さめで済ませるならLogicool Z207も扱いやすい。
4)ゲーム機で外部スピーカーを確実に鳴らす(分離という手もある)
モニターに3.5mmが無い、あるいはノイズが気になる。そういう時は「HDMIの音を分ける」発想が効く。
いわゆる音声分離機(オーディオエクストラクター)で、検索するならこの言い回しが早い:HDMI オーディオエクストラクター 光デジタル 4K。
PS5やSwitchで「モニターは映像だけ、音はスピーカーへ」をやりたい人に刺さる。
Windows:モニターから音が出ない時の最短ルート
体験上、いちばん多いのは「出力先が違う」パターン。だから順番を固定する。
- 画面右下のスピーカーアイコン → 出力デバイスを開く
- “HDMI/DisplayPort”っぽい名前のモニターを選ぶ
- 音が出たら、モニターのOSD(画面メニュー)で音量とミュートも確認
それでも出ないなら、次が怪しい。
・ドライバ更新で“HDMI Audio”が消えている
・無効なデバイス扱いになっている
・DP→HDMI変換アダプタが音声非対応で、映像だけ通っている
このあたりは「昨日まで出てたのに今日だけ無音」になりがちで、地味にストレスが溜まる。まずは出力先の表示が出ているか、そこから。
Mac:外部ディスプレイを音声出力にする
Macも考え方は同じで、「音の出口」を選び直す。
システム設定のサウンドから出力を見て、外部ディスプレイ名があれば選択。表示が無いなら、そのモニターは音声出力を持っていない可能性が高い。
「モニター経由が不安定」「音が薄い」なら、USB DACで固定する方が気持ちが楽。机上の音を整えたいならiFi audio ZEN DAC 3みたいな定番を挟むと、接続トラブルより音量バランスの悩みが減る。もっと軽く始めるならFiiO K3が取り回ししやすい。Bluetoothでも使いたいならFiiO BTR15が便利枠になる。
PS5 / Switch:現場で詰まりやすいポイント
PS5
PS5は基本、HDMIで音も出す。だから「モニターに音声の出口があるか」が勝負。
モニターにスピーカーが無いなら、モニターの3.5mmへスピーカーを刺すか、さっきのHDMI オーディオエクストラクター 光デジタル 4Kで分ける。
Switch
Switchも基本はHDMI出力。モニター側で拾うか、分けるか。
ヘッドホン端子が使える環境ならそっちに逃がしてもいいけど、据え置き中心なら配線を固定できる方がラクになる。
机の上を現実的に整える小物たち
複数の機器をモニターに刺し替えたくない人は、切替器を挟むとストレスが減る。定番の検索ワードはこれ:UGREEN HDMI セレクター 4K。
「PCとPS5をワンタッチで切り替えたい」みたいな用途に向く。
音が途切れたりノイズが出る時は、地味だけどケーブル品質と取り回しが効く。まずは長さを最短にして、電源タップ周辺から離す。どうしても必要なら、基本の一本として3.5mm ステレオミニプラグ ケーブルを用意しておくと、検証が一気に進む。スピーカー側が赤白端子なら3.5mm to RCA 変換ケーブルが必要になる。
光デジタルでつなぐ構成なら、最後にTOSLINK 光デジタルケーブルが出番。テレビ周りのイメージが強いけど、分離機や一部の機器ではまだ現役だ。
無音・音が小さい・遅延する:症状別に切り分ける
映像は出るのに無音
まず出力先。次にモニターのミュート。最後にケーブル/変換の相性。
この順に潰すだけで、ムダに再起動を繰り返さずに済む。
音が小さい/歪む
モニターの3.5mm経由で起きやすい。
モニター音量を100%にして歪むなら下げる。逆に小さすぎるならスピーカー側のゲインを上げる。ここ、設定の“ちょうどいい所”を探す作業になる。
Bluetoothで飛ばしたら遅延が気になる
動画は耐えられてもゲームは厳しいことがある。遅延対策を意識するなら、検索ワードはBluetooth トランスミッター aptX LLが入口。対応イヤホン/ヘッドホンが必要な点だけ注意したい。
まとめ:迷ったら「音の出口」を固定する
モニターで音を出すのは手軽だけど、環境が変わると不安定になりやすい。だから最初に「モニターで出すのか」「モニター経由で外部へ出すのか」「PCから直接出すのか」を決める。ここさえ固まれば、配線も設定もスッとまとまる。
今日すぐ確実に鳴らしたいなら、まずは出力先の確認。音をちゃんと整えたいなら、スピーカーやDACで“出口を固定”。この順でやると、無音地獄から抜けやすい。


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