モニター台を「もう少し高くしたい」と思った瞬間って、だいたい首が前に出ています。画面が低いと、目だけじゃなくて頭ごと落ちていく。気づいたら肩がすくんで、夕方にズーンと重くなる。だから最初に断言すると、モニター台で高さを出す目的は見た目じゃなくて“目線合わせ”です。ここが合うだけで、首と肩の消耗が目に見えて変わります。
ただし、高ければ高いほどラクになるわけではありません。やりすぎると今度は見上げ姿勢になって首の後ろが張ります。基準はシンプルで、画面の上端が目の高さと同じか、ほんの少し下。これが「高め」の正解ラインです。私は以前、勢いで台を高くしすぎて「なんか仕事中ずっとアゴ上がってるな…」となり、1週間で元に戻しました。上げる量って、感覚でやると外しやすいです。
まず3分で決める:あなたの“上げたい高さ”の出し方
やり方は簡単です。イスに深く座って、肩の力を抜いて、視線を正面〜少し下に落とします。その状態でモニターの上端が目の高さに来ていなければ、足りない分だけ上げる。これでOK。
ここでありがちな落とし穴が、午前中だけで決めてしまうこと。午前は姿勢が良くても、夕方はだいたい崩れます。私は午前と夕方に2回だけ測って、平均ぐらいに寄せたら失敗が減りました。ちょっと面倒に見えるけど、買い直すよりずっと安いです。
固定台か、調整式か。迷ったら「調整できる方」に寄せる
モニター台って、見た目は似ていても体への効き方が違います。迷う人が多いので、結論を先に言うと「高さに悩んで検索している時点で、調整式が無難」です。固定台はシンプルで強いけど、ちょうどいい高さに当たらないと永遠にモヤモヤします。
調整式なら、たとえば段階調整タイプのエレコム DPA-VL01BKみたいに「今日は少し下げたい」「姿勢が変わったから上げたい」に対応できる。最初の1台で外したくない人ほど向いています。
一方で、固定台も悪くありません。机の上を整えたいなら、台下にキーボードや小物を逃がせるタイプが効きます。サンワダイレクトだと100-MR102や100-MR198Mのように選択肢が多く、迷いどころが「高さ」と「奥行き」に絞れます。私は固定台を使っていた時期、台下にキーボードをしまえるだけで机が急に広くなって、気持ちが落ち着きました。作業って、地味に“視界のノイズ”に削られるんですよね。
「高め」にするほど重要になる2つ:安定性と腕の高さ
ここは強めに言っておきたいです。高くするほど、安定性は正義になります。ぐらつく台は、タイピングのたびに微振動が来て集中が切れる。最初は気にならないのに、疲れてくると一気に嫌になります。安定性の評判が気になる人は、定番どころの山崎実業 tower モニタースタンドみたいに“どっしり系”を基準に考えると外しにくいです。引き出しが欲しいならtower 引き出し付きモニター台が候補になります。
もう1つが腕の高さ。モニターだけ高くしても、キーボードやマウス位置が上がって肩がすくむと意味がありません。ありがちなのが「台の下にキーボードを入れたら、出し入れのために前腕が浮く」パターン。私はこれで肩が詰まって、結局キーボード収納をやめたことがあります。高めにするほど、画面だけじゃなく“肘のラクさ”もセットで見てください。
もっと自由に追い込みたいなら、モニターアームという選択
「高めにしたい」だけじゃなく、距離や角度までいじりたくなったら、最後はモニターアームが強いです。机を広く見せたい人にも刺さります。定番ならERGOTRON LX 45-241-026。しっかりした個体で、調整が気持ちいいタイプです。コスパ寄りならNB North Bayou F80が候補。私はアームに替えたとき、「高さを合わせる」より「姿勢が崩れた瞬間に戻せる」ことの価値が大きいと感じました。固定台だと一度ズレたら終わりだけど、アームは戻せる。地味だけど毎日効きます。
よくある失敗と、回避のコツ
失敗の代表は2つです。
1つ目は高くしすぎ。首がラクになった気がしても、目線が上がると首の後ろが硬くなります。上端が目の高さ付近、ここから上には行かない。
2つ目は台の下を“収納のための洞窟”にしてしまうこと。たとえばエレコム PCA-DPSP4830BKのような引き出し付きは便利だけど、モノを詰めすぎると、結局机の上が散らかる。入れる物は「毎日使う小物」くらいがちょうど良いです。
台を買う前に、最後のチェックも置いておきます。
画面上端が目線に合っているか。画面までの距離は近すぎないか。肩が上がっていないか。これを一通り見て、それでも「あと少し高い」が残るなら、調整式かアームに寄せた方が早いです。
モニター台って、いかにも脇役なのに、効き方は主役級です。高さが決まると、姿勢が安定して、作業が静かに続くようになる。今日からできるのは、まず“上げたい量”を測ること。その数センチが、毎日の首と肩の負担を分けます。


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