モニターに線が入る…縦線横線の原因と、自宅でできる切り分け・直し方完全ガイド|買い替え判断も

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朝イチで電源を入れたら、画面にスッと一本の線。縦だったり横だったり、色がついていたり。こういう瞬間って、頭の中が一気に「故障=出費」に飛びます。結論から言うと、線の原因はだいたい「ケーブル・端子」「設定」「PC側」「モニター本体」のどれかで、順番に潰せばかなり高い確率で当たりがつきます。しかも最初の数分で片付くことも多いです。

僕がやらかしたのは、縦線が出た瞬間に「終わった」と思って検索しまくり、修理の値段を見て青ざめたこと。ところが落ち着いてケーブルを抜き差しし、端子まわりを軽く掃除したら、何事もなかったように復活しました。机裏でケーブルが引っ張られていて、微妙な角度で接触が甘くなっていただけ。こんなパターン、実は珍しくありません。

まずは症状を3秒で分類する

線の出方を見て、最初に「常時出ているか」「条件で出たり消えたりするか」を確認します。

  • 常時出る:電源を入れた瞬間からずっと同じ場所に線がいる。これはパネル側(モニター本体)の可能性が上がります。
  • 条件で出る:ゲームや動画再生など負荷がかかったときだけ、あるいはリフレッシュレートを変えたときだけ。これは設定やケーブル、GPU側の可能性が上がります。
  • 角度で変わる:ケーブルを触る、机を揺らす、入力切替をするなどで線が変化する。だいたい接触かケーブルです。

できればスマホで写真か動画を撮っておくと、後で保証や修理の相談をするときに話が早いです。再現しない症状ほど、証拠が強い。

最速チェック:ケーブルと端子で半分は片付く

ここが一番コスパが高いところです。順番はこれ。

  1. ケーブルの抜き差し
  2. 別の端子に挿す(GPU側もモニター側も)
  3. 別ケーブルで試す

高リフレッシュレート環境だと、ケーブルの相性や品質で線が出ることがあります。HDMIならまず「規格対応のケーブル」を疑うのが早いです。手元に心当たりがないなら、例えばAnker HDMI ケーブル(8K/HDMI2.1)みたいに“8K/4K120”対応として売られているものを基準にすると迷いにくい。HDMI認証を取りたい人は、Anker Ultra High Speed HDMI ケーブルのように「Ultra High Speed」表記で探すと方向性が揃います。

DisplayPort派なら、まずはDP1.4相当の定番で試すのが無難です。たとえばUGREEN 8K DisplayPort ケーブル(DP1.4)や、実績のあるCable Matters DisplayPort ケーブル 1.4あたりを1本持っておくと切り分けが楽です。

ノートPCでUSB-C接続の人は、ここが盲点。USB-Cは「見た目は同じでも中身が別」で、映像出力(Alt Mode)対応が前提です。疑うならUSB-C to DisplayPort 変換ケーブル(Alt Mode対応)で評価の高いものを1本用意しておくと、原因がケーブルなのかPCなのかが一気に見えます。

ちなみに、机裏でケーブルが曲がりすぎたり、常にテンションがかかっていたりすると接触が安定しません。僕はまさにこれで、ケーブルを少し動かしただけで線が出たり消えたりしました。ケーブルを固定したいなら、HDMI/DP用のケーブルクリップを使って“引っ張られない状態”を作るだけでも安定します。

「モニターが悪いか」を一発で見抜く:別機器に挿す

ここまでで直らないなら、次は犯人探しです。

  • 同じモニターを別PCやゲーム機に繋ぐ
  • 同じPCを別モニターやテレビに繋ぐ

これで「モニターに付いて回る症状」か「PCに付いて回る症状」かが分かります。もし別機器でも同じ位置に線が出るなら、モニター側が濃厚。逆に別モニターでは出ないなら、PC側(GPU/設定/ドライバー)を疑います。

設定で直る系:リフレッシュレートと解像度のズレ

線が“条件で出る”タイプなら、設定の可能性が一気に上がります。特に高Hz環境は、ちょっとしたズレがノイズや線として出やすい。

まずは一時的にリフレッシュレートを下げてみてください。240Hz→144Hz、144Hz→120Hzのように。ここで線が消えるなら、ケーブル規格の不足、帯域の問題、あるいはVRR(G-SYNC/FreeSync)の相性が疑わしい。次に、HDRやVRRを一旦オフにして挙動を見ます。再現性が取れた時点で対策ができます。

「買ったばかりで線が出る」ケースは、ケーブルがボトルネックであることが多いです。高Hzや4K120を狙うほど、Ultra High Speed HDMI ケーブルや、DPならDP1.4クラスのケーブルに替えるだけで、あっさり安定することがあります。

PC側の原因:ドライバーと相性を潰す

ケーブルが問題なさそうなら、次はドライバーです。最近のアップデート後に出始めた、特定のアプリだけで出る、起動直後に一瞬出る、みたいな場合はここが怪しい。

やることはシンプルで、GPUドライバーを更新して、変化を見る。それでもダメなら、直近で入れたオーバーレイ系(録画、配信、FPS表示)を一旦止めて、原因を分けます。地味ですが、これで線が消えることもあります。

負荷時だけ線が出るなら、熱と電源も見る

ゲーム中だけ、動画編集中だけ、ベンチマーク中だけ。こういう時は、GPUの熱や電源まわりが絡むことがあります。内部に埃が溜まってファンが回りにくくなると、負荷が上がったタイミングで画面が乱れることもあります。

PCのケース内を軽く掃除し、補助電源ケーブルの挿し直し、配線の取り回しもチェック。やりすぎる必要はないけど「触って直る」系のトラブルは意外とあります。

周辺環境の罠:電源タップとノイズ

机周りの電源がタコ足でギチギチ、そこに家電も刺さっている。これ、地味に影響が出ることがあります。特に“瞬断っぽい挙動”や“ちらつき”が絡むなら、電源環境の見直しは候補です。試しにタップを変える、別のコンセント系統にする、雷ガード付きのタップにする。たとえば雷ガード付き電源タップは、安定化のための保険として持っておく人が多いです。

ここまでで直らない:モニター本体の可能性が濃いサイン

次の条件に当てはまるほど、残念ながらパネル側の可能性が上がります。

  • 線の位置が固定で、ずっと消えない
  • どの入力でも出る(HDMIでもDPでも、別機器でも)
  • 画面の一部が帯状におかしい、色が変、線が増える

この場合は、無理にいじるより保証・修理のルートに乗せるほうが結果的に安く済むことがあります。写真と動画、発生条件(いつから、何をしているとき、頻度)をまとめておくと話が早いです。

ついでに:掃除は“やり方”を間違えない

線とは直接関係しないことも多いですが、画面が汚れていると「線っぽく見える」ことがあります。反射や皮脂が帯状に伸びると、目がバグります。掃除はティッシュでゴシゴシが最悪なので、エレコムの液晶用クリーニングクロスみたいな柔らかいクロスで、軽く拭くのが安心です。

まとめ:切り分けは「ケーブル→別機器→設定→ドライバー」の順

モニターに線が出たとき、最初に疑うべきはケーブルと端子です。次に別機器での検証で犯人を特定し、設定(リフレッシュレートやVRR)とドライバーで詰める。ここまでやって残るなら、モニター本体の可能性が濃くなります。

焦ると遠回りします。僕みたいに「壊れた!」と決めつけて検索地獄に落ちる前に、まずはケーブルを替えて、別機器に挿してみる。これだけで、だいぶ心が軽くなります。

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