在宅と出社が混ざってくると、モニターって「置きっぱなし」より「ちょい移動」が増える。会議で資料を映したい、撮影の角度を変えたい、掃除のたびに配線ごと持ち上げたくない。そこで刺さるのがキャスター付きのモニタースタンド。結論から言うと、選び方を間違えなければ快適だけど、ロックと耐荷重と段差を甘く見ると一気に怖い。
まず最初に見るのはVESAと耐荷重。ここを外すと始まらない。モニター背面の取付穴が75×75、100×100のVESAなら選択肢が広い。逆にVESAが特殊だと、カート側の対応規格と合わず詰む。自分は最初、見た目だけで選びかけて背面を見て冷や汗が出た。買う前に、背面の穴の間隔をメジャーで測っておくのがいちばん早い。
耐荷重は「モニター重量ぴったり」じゃなく、余裕を持たせた方が気持ちが楽。キャスターで動かすと、段差や方向転換で一瞬だけ負荷が増える。静止状態なら平気でも、移動中にグラつくのが本当にイヤ。だからスペックは強めを狙う。例えば、オフィス寄りの定番ならサンワサプライ キャスター付モニタースタンド CR-LAST37BKみたいな“用途がはっきりした型番”は選びやすい。迷う時間が減る。
次に大事なのがキャスターのロック。ここは断言できる。ロックが弱い、またはロックが付いていないと、入力するたびにじわっと動く。地味にイライラが蓄積する。自分は一度、ロックの効きが甘い個体に当たって、オンライン会議のたびに画面が逃げる感じがして集中力が削れた。ロック付きで、ベースが安定しているタイプを優先したい。移動式としてよく見かけるStarTech.com 移動式テレビスタンド STNDMTV100やStarTech.com 移動式テレビスタンド STNDMTV70みたいな“移動前提”のシリーズは、その辺の思想が分かりやすい。
そして盲点が「床」。床がフラットならだいたい何でも転がる。でも現実は、配線モール、ラグの端、部屋の境目のちょい段差がある。キャスター付きの良さは、ここで簡単に裏返る。対策はシンプルで、移動ルートを決めて、障害物を先にどかすこと。結局、これが一番効いた。さらに言うと、ケーブルの余長を確保しておくのも必須。余長が足りないと、引っ張られて“ヒヤッ”が起きる。モニターだけ動かしているつもりが、机の裏が全部引っ張られる。あれ、心臓に悪い。
高さ調整も妥協しない方がいい。キャスター付きって「移動できる」ことばかり注目されるけど、毎日見るのは画面の高さ。高さが合わないと、どれだけ移動が楽でも首と肩がやられる。目線の少し下に画面上端が来るくらいを基準にして、調整レンジが足りるかを見る。会議室に持ち込むなら、座る椅子が変わるのでなおさら。ここは、買ってから気づくと取り返しがつかない。
「周辺機器も一緒に動かしたい」人は棚板付きが強い。ノートPC、ミニPC、電源タップ、HDMIの変換あたりをまとめて載せられると運用が一気に安定する。自分は最初、画面だけ運んで「PCどうする?」となって、結局ケーブルがだらーん。あの状態で移動させるのは危険だった。収納や棚が欲しいならStarTech.com テレビスタンド 収納付き MBLTVSTNDECみたいな方向性がハマることがある。画面だけじゃなく、現場で必要なものを一緒に運べるのが強い。
一方で、狭い部屋や通路が細い家だと、ベースの大きさが取り回しに直撃する。安定性を取ると足が広がりがちで、ぶつけやすい。ここは生活動線との相性。自分は夜中にこっそり移動させたとき、ベースを机脚に当てて「ガン」と鳴らしてしまった。安定性と取り回し、どっちを優先するかは住環境で変わる。
ガチで“業務用”に振り切るなら、剛性と安心感のあるカートが恋しくなる。例えばエルゴトロン Neo-Flex モバイル メディアセンター UHD 24-192みたいな系統は、価格は上がるけど「揺れが少ない」「使ってて怖くない」方向に寄りやすい。似た文脈でエルゴトロン Neo-Flex LCDカート 24-206-214も候補になる。出番が多い人ほど、ここに投資した満足度が出やすい印象。
国内で会議室運用を想定するなら、ディスプレイスタンド系の定番もチェックしたい。例えばHAMILeX(ハミレックス)ディスプレイスタンド PH-556BやHAMILeX(ハミレックス)ディスプレイスタンド PH-825Bみたいな、型番で話が通じる製品は運用イメージが作りやすい。もう少し大型寄りならHAMILeX(ハミレックス)テレビスタンド XS-84のように選択肢が動く。サイズより重量とVESAが軸、ここはブレない。
最後に、個人的に効いた“安全ルール”を一つだけ。移動は「ロック解除→支柱を両手→ゆっくり」。片手で引っ張ると、キャスターが変な向きになって急にヨレることがある。急旋回もしない。段差は避ける。これだけでヒヤリが減った。キャスター付きは便利だけど、便利な分だけ油断しやすい。そこだけは覚えておくと、買ったあとに後悔しにくい。
まとめると、キャスター付きモニタースタンドは、VESAと耐荷重とロック、そして床と配線の相性で勝負が決まる。あとは自分の使い方に寄せて、棚が欲しいのか、剛性を取りたいのか、取り回しを優先するのかを決める。ここが固まれば、選ぶのは意外と簡単になる。


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