プログラミング用モニター選びで迷ったら、まず結論はシンプルで、「文字がはっきり読めて、姿勢が崩れない構成」を作れるかどうかです。画面が大きいだけだと首が動きすぎたり、逆に小さくて前のめりになったりして、毎日のコーディングがじわじわ苦しくなります。僕も以前、解像度だけで決めてしまい、しばらくして「目と肩の消耗」が先に来たことがありました。そこから選び方を変えたら、作業の疲れ方が露骨に変わります。

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まず押さえたいのはサイズ感です。机の奥行きがそこまで深くないなら、27インチは扱いやすい落としどころになります。視線移動が少なく、ブラウザとエディタの往復も無理がない。逆に机に余裕があるなら、32インチが“姿勢の味方”になりやすいです。文字サイズを無理に小さくしなくて済むので、首が前に出にくい。ここで「4Kにすれば全部解決」と思いがちですが、実際はそうでもなく、4Kは表示倍率(スケーリング)込みで運用を考える必要があります。僕の場合、最初は「広い!」と喜んだのに、結局文字が小さすぎて拡大し、思ったほど作業領域が増えなかった時期がありました。だから、実務的には27〜32インチならQHDを基準にして、4Kは“運用まで含めていける人向け”と考えるのが安定です。

そのうえで、プログラミング向けとして相性がいいのが、USB-Cやハブ機能が充実したモニターです。ノートPC中心の人なら、給電・映像・USB機器を一本でまとめられると、デスクが散らからないどころか、頭も散らからない。例えば、ハブ機能が強くて仕事の相棒になりやすいのがDell U2724DEみたいな系統です。ケーブルが減るだけで、毎日の立ち上げや片付けが軽くなり、地味に作業のリズムが整います。

一方で「長時間の文字読み」を優先するなら、国産系で疲れにくさに振ったモデルに目が行きます。僕が周りのエンジニアからよく聞くのは、目の負担や画面の安定感を気にする人ほどEIZO FlexScan EV2795のような選択肢を検討する、という話です。スペック表の数字だけだと伝わりにくいのですが、「毎日見る文字」がストレスなく読めるのは正義で、集中力が途切れる回数が減ります。

4Kを狙うなら、まずは“無理なく使える定番”から入る方が事故が少ないです。コスパ寄りで4Kに踏み込みたいならDell S2721QSは候補に上がりやすいですし、USB-C運用も視野に入れるならLG 27UP850-Wのようなモデルが話題に出やすい。最近は価格帯が広がっていて、例えばXiaomi A27Uiみたいな選択肢も見かけるようになりました。ただ、4Kは「買って終わり」ではなく、OS側の表示倍率、フォント、アプリの相性まで含めて“落ち着く設定”を作る意識があると失敗しにくいです。

そして、プログラミング用途だと意外と差が出るのが、画面の縦方向です。コードは縦に伸びるので、1行が長くなるより、縦に見える行数が増える方が気持ちよく作業できる場面が多い。そこで、プログラミング特化をうたうモデルを試したい人はBenQ RD280UAのような方向性も面白いです。エディタの表示が“詰まって見えない”だけで、読み間違いが減ります。バグを減らす一番の近道は、実は「読みやすい状態を作る」ことだったりします。

もしプログラミングだけでなく、たまにデザインや画像も触るなら、色の安定と表示の素直さが助けになります。そういう場合はASUS ProArt PA279CV-Jみたいに、制作寄りのシリーズを候補に入れておくと安心感があります。ガチの色管理まで行かなくても、「文字の輪郭が崩れない」「画面が素直」というだけで疲労が違うんですよね。

ただ、ここまで製品を語っておいて何ですが、僕が一番「買ってよかった」と感じた改善は、モニター本体よりも設置です。高さが合っていないと、どれだけ良いモニターでも首と肩がやられます。スタンドが強いモデルならいいのですが、微調整が難しい場合はモニターアームが効きます。例えばエルゴトロン LXみたいな定番は、画面位置を「これだ」という場所に固定できるので、姿勢が安定しやすい。僕はこれで、無意識に前傾になる癖がかなり減りました。画面の上端が目線より少し下に来るようにして、距離を腕一本分くらい確保する。この基本だけで、夕方のしんどさが変わります。

さらに複数PCを使う人は、切り替えの手間がストレスになります。ケーブル差し替えを繰り返すと、作業の集中がプツプツ切れる。そこで便利なのがKVMで、たとえばUGREEN HDMI KVM切替器のような製品を使うと、キーボードとマウスをそのままにPCだけ切り替えられます。開発用PCと私用PCを行き来する人ほど、この差は大きいです。

最後に、目の疲れで悩む人に刺さるのが照明です。暗い部屋でモニターだけ光らせると、目が一気に持っていかれます。部屋全体を明るくできない夜は、モニターライトが効きます。僕はBenQ ScreenBar Haloみたいなタイプを導入してから、夜の作業がかなり楽になりました。派手な改善ではないのに、毎日効く。こういうのが結局いちばんコスパが良かったりします。

まとめると、プログラミング用モニターは「解像度・サイズ」だけで決めると沼ります。文字の読みやすさを作れる解像度を選び、姿勢が崩れない位置に置き、配線と切り替えのストレスを減らす。この順番で整えると、作業が一段ラクになります。もし迷ったら、USB-Cで机をスッキリさせたい人はDell U2724DEの方向、目の疲れや安定感を優先するならEIZO FlexScan EV2795の方向、4Kに挑戦したいならLG 27UP850-WやDell S2721QSのような定番から入る。ここを起点に、自分の机と目と姿勢に合う落としどころを探すのが、いちばん遠回りしません。

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