使わなくなったモニター、置き場を取るのに「処分でお金がかかるのはイヤ」ってなる。結論から言うと、売却はセンスじゃなく段取りで決まる。理由はシンプルで、買い手が怖がるポイントを先回りできる人ほど、値下げ交渉が減ってスムーズに売れるから。この記事は、私が何度か売って「ここで詰まるんだよな」を潰していく流れにした。
1. 売り先を決める:手間か、金額か
まず選ぶのは場所。フリマは回転が速い一方で、梱包と送料の見積もりが甘いと赤字になる。オークションはうまく刺されば伸びるけど、説明が薄いと質問が増えがち。時間がないなら買取に逃げるのもアリ。ただ、買取はラクな分だけ金額は控えめになりやすい。
ここで一つだけ断定しておく。モニターは「送料の読み」が全て。特に27インチを超えると、最後に手元へ残る額が一気に変わる。
2. 相場は“売れた価格”で見る:新品価格は忘れる
相場チェックは、同じ型番・同じ付属品・同じ状態の「成約」に寄せる。新品の価格や、希望価格から逆算するとズレる。見ておくのはこの3点だけでいい。
- 画面サイズと解像度が近い
- 付属品(スタンドやケーブル)が揃っている
- キズやドット抜けの扱いが正直
この段階で、ケーブル類が欠品なら用意しておくと売りやすい。たとえば「HDMIがない」は地味に嫌がられるので、手元に無いならHDMIケーブル 2mを添えておくだけで質問が減る。DP派の人もいるからDisplayPort ケーブル 2mもあると安心感が出る。USB-C接続の需要も増えていて、環境次第ではUSB-C to DisplayPort ケーブルやUSB-C ケーブル 映像対応が刺さることもある。
3. 出品前の“動作確認”は最短でいい
買い手が一番嫌うのは「届いてから不具合が発覚」。ここを潰すだけで、値下げの圧が弱まる。
- 入力切替(HDMI/DP/USB-C)
- 白画面・黒画面でムラや線を見る
- ボタン・ジョイスティックの反応
- スピーカー付きなら音
そして初期化。設定をいじったまま渡すと、相手の環境で色味が変に見えて不安になる。最後に初期化して「初期化済み」と書くだけで、変な揉め方を避けやすい。
4. 見た目は“清掃のやりすぎ”より“清掃の不足”が損
ここは体験談っぽく言うと、売れ残る時ってだいたい写真が暗いか汚れが残ってる。完璧に新品みたいにする必要はないけど、ホコリと皮脂は落としておく。やる順番が大事で、いきなり液体をかけない。
- まず風で飛ばす:端子周りはエアダスターが早い
- 乾拭き:画面はマイクロファイバークロスで軽く
- 汚れが強い:画面対応のモニター クリーニングキットを使う
- ベタつく跡:本体の樹脂部なら無水エタノールを少量、慎重に
- シール跡:困ったら粘着剥がし スプレーで“樹脂側だけ”攻める
補足。画面にアルコール系を使うのはリスクがある。パネルやコーティングによっては跡が残るので、画面は基本キットとクロスで済ませるほうが安全。
5. 写真は“情報”を撮る:上手さより安心
売れやすい写真は、疑問が減る写真。最低限、これが揃うと強い。
- 正面(表示あり)
- 背面(型番ラベルが読める)
- 端子部アップ
- キズがあるなら寄り
- 付属品一式
スタンドを外しているなら、ネジ周りも写す。VESA関連が気になる人は多いから、ネジが不安ならVESA ネジ セット M4があると説明がラク。ついでに、モニター周辺機器としてモニター アーム(ガススプリング)やモニタースタンドも話題に出やすい。出品物が本体だけでも、買い手は設置イメージで質問してくる。
6. 説明文は短く、でも逃げない
テンプレはこの順で十分。
- 型番 / サイズ / 解像度(わかる範囲で)
- 使用期間(ざっくり)
- 状態(キズ、ドット抜け、動作)
- 付属品(電源・スタンド・ケーブル)
- 梱包方法と発送目安
電源ケーブルが一般的な形でも、欠品だと不安に見える。必要なら電源ケーブル IEC C13を用意して「付属」と書くと反応が変わる。
7. 梱包と発送:角と画面を守り、箱の中で動かさない
モニターは「角」が一番怖い。画面を守る“面”、角を守る“厚み”、中で動かない“固定”を作る。
まず、画面の前に梱包用 段ボール板を当てて面で守る。次に全体をプチプチ 緩衝材 ロールで巻く。角はコーナーガード 発泡で厚くする。仕上げにストレッチフィルム 梱包を軽く回してズレ止め、テープは強度のある布テープ 梱包と、仕上げに扱いやすいOPPテープ 透明を使い分けると作業が早い。箱の外側にはワレモノ注意 シールを貼っておく。
ここで体験っぽい話を一つ。箱の中でケーブルが暴れて端子部を叩く事故があった。以来、ケーブルはケーブルタイで束ねて別袋にしている。地味だけど効く。
8. 送料の赤字を防ぐ:計測は出品前に終わらせる
送料込みで出すなら、梱包後サイズを先に読む。これを怠ると「売れたのに損」になる。測るのは3辺と重さだけなので、メジャー 5mとデジタルスケール 5kgがあると判断が速い。サイズが確定したら、その送料を含めて価格を決める。ここまでやると、値下げ要求に振り回されにくい。
9. それでも売れない時:値下げ前に“出し直し”
売れない原因は、だいたい写真か説明のどちらか。特に型番ラベルと端子写真が弱いと、検索にも比較にも引っかからない。値下げを続ける前に、撮り直して出し直すほうが動くことがある。
最後に。モニターを売るのは面倒に見えるけど、最初の一回だけ「段取りの型」を作ると、次からは早い。清掃して、動作確認して、写真と説明を整え、送料を読んで、角と画面を守って送る。これでトラブルも値下げも減る。


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