せっかく高リフレッシュレート対応のモニターを買ったのに、体感が変わらない。これ、わりと起きます。原因はシンプルで、OS側が60Hzのまま動いていることが多いから。たとえば、ゲーム向けで人気のあるBenQ ZOWIE XL2546KやASUS TUF Gaming VG259QMのような高Hz機でも、初期状態のままなら普通に60Hzで表示されます。まずは「設定でちゃんと上げる」。ここがスタートです。
リフレッシュレート(Hz)は、画面が1秒間に何回更新されるか。FPSはゲームが何枚の絵を作れているか。似てるけど別物です。Hzが高いと、スクロールやカーソル移動が細かく追従して、操作が軽く感じやすい。文章作業でも違いが出るタイプの人はいます。逆に、ゲーム側が60FPS固定なら、144Hzにしても「劇的」には変わらないこともある。ここを勘違いして「モニター壊れた?」になりがちです。
まず最初に:60Hz固定の“よくある罠”をつぶす
体感が変わらないとき、設定画面に行く前に確認したいのが接続です。たとえばWQHD165Hzで評判のLG UltraGear 27GP850-Bを買った人が「選択肢が60Hzしかない」と言うとき、だいたいケーブルか端子がボトルネックになっています。
PCからモニターへは、DisplayPortが安定しやすい場面が多いので、迷ったらDisplayPort 1.4 ケーブル 2mを基準に組むと話が早いです。ノートPCでMiniDPが必要ならMini DisplayPort DisplayPort ケーブルが候補になります。
PS5で120Hzを狙う場合はHDMI側の条件が強くなるので、まずはHDMI 2.1 ケーブル 2m 48Gbpsを使って、モニター側の「120Hz対応端子(HDMI 2.1側)」に挿す。この順番が安心です。4K/144Hz級のLG UltraGear 27GP950-Bや、4Kで人気のGIGABYTE M28Uみたいな機種だと、端子の世代が結果に直結します。
それから盲点。モニター本体のOSD設定で、入力の互換モードが有効になっていて上限が落ちていることもあります。ここは機種ごとに名前が違うので、「高速」「互換」「DPバージョン」「深い色」みたいな項目があれば一度見ておくと無駄が減ります。
Windowsでリフレッシュレートを上げる手順(ここが本命)
Windowsは設定が分かれていて、迷子になりやすいです。流れはこう。
設定 → システム → ディスプレイ → 詳細ディスプレイ → リフレッシュレートの選択。
ここで144Hzや165Hz、240Hzが選べたら勝ち。たとえばコスパ系のPixio PX248 Waveや、定番の国産ゲーミング寄りなI-O DATA GigaCrysta EX-LDGC242HTBでも、ここが60Hzのままだと印象が変わりません。
複数モニターの人は、対象ディスプレイを間違えやすい。片方だけヌルヌルで、もう片方は60Hzのまま、みたいな状態が普通に起きます。最近の例だと、メインにDELL G2724D、サブに別モニター、という構成で「サブだけ変えてた」みたいなミスがある。画面上部のディスプレイ番号、ちゃんと見たほうがいいです。
もしWindows側に高Hzが出てこないなら、まず解像度を一段落としてみます。4Kを維持したまま高Hzが出ないなら、WQHDに落としたら選べるようになるケースがある。これは異常じゃなく仕様寄りです。
NVIDIAの設定で直ることがある(最後のひと押し)
Windows設定に出ないのに、実は出せる、というときがあります。NVIDIA GPUなら、NVIDIAコントロールパネルの解像度設定でリフレッシュレートを選べる場合がある。そこで144Hzにして、もう一回Windows側で確認。変に見えるけど、これでスッと通ることがあるんですよね。
Macは「選択肢が出るかどうか」でほぼ決まる
Macは操作が簡単なぶん、選択肢が出なければ接続か対応の問題のことが多いです。外部ディスプレイの設定画面に「リフレッシュレート」が表示されるなら、そこから選びます。出ないなら、変換経路を疑うのが近道。
USB-C直結でDisplayPortに出すなら、素直にUSB-C to DisplayPort ケーブル 1.8mを使うほうが安定しやすいです。アダプタ経由なら、相性が出るのでUSB-C to DisplayPort 変換アダプタの“高解像度・高Hz対応”表記をよく見て選ぶのがポイント。HDMIに逃がすならUSB-C to HDMI 2.1 変換アダプタが候補になります。
ドックや切替器が原因で60Hzになる話(地味に多い)
ノートPC+ドック環境は、映るけど60Hz固定、がほんとに多いです。特に「4K/120Hzを通す」みたいな要件だと、ドックの対応が必要になります。ガッツリ組むならThunderbolt 4 ドッキングステーションが軸になりやすいし、USB-C系で探すならUSB-C ドッキングステーション 4K 120Hzみたいに条件を明示して絞るのが安全です。
切替器も同じ。PCとPS5を行き来したくてスイッチを挟むと、そこで上限が落ちることがある。DisplayPortの切替ならDisplayPort KVMスイッチ 8K、HDMIならHDMI 2.1 切替器 4K 120Hzのように、帯域が足りる製品を選ばないと「なぜか60Hz」に戻されます。
PS5で120Hzが出ないときの考え方
PS5側は設定を「自動/オン」にして、ゲーム側でも120Hzモードを有効化する。ここまでやっても出ないなら、モニターの端子とケーブル、そして“間に挟んでる機器”が原因になりがちです。
たとえばWQHD高Hzのiiyama G-MASTER GB2770QSUや、価格帯で選ばれやすいJAPANNEXT JN27IPSG165WQHDRでも、PS5との組み合わせは「端子の仕様」と「モード設定」で結果が変わります。最後は、直結に戻して確認するのが一番早い。切替器やドックを外して、PS5→モニターをHDMI 2.1 ケーブル 2m 48Gbpsで直結、ここで120Hzが出るなら原因は途中経路です。
まとめ:設定は“3点セット”で決まる
リフレッシュレートは、(1)モニターが対応している、(2)接続経路が帯域を満たす、(3)OS/本体/ゲームの設定が一致する、この3点が揃って初めて上がります。高Hzモニターを買ったのに変わらないときは、焦って設定画面を連打するより、ケーブルと端子をまず疑う。そこを通してからWindowsやMacの設定を見直すと、わりとあっさり解決します。


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