冬の朝、モニターのベゼルに指が触れた瞬間に「ピリッ」。静電気だと思って流したけど、金属のモニターアームに触ったときも似た感覚が続いて、さすがに気になった。結論から言うと、アース接続は“全員が必須”じゃない。ただ、必要なタイプの機器をアースなしで使うと、安心感が一段落ちる。モニター周りで違和感が出た人ほど、確認する価値がある。
まず結論:アースが必要になりやすいケース
電源プラグが3ピンのモニター、あるいは説明書で接地を求められている機器は、基本は接地して使うほうが安全。ここを雑にすると「動いてるからOK」に寄りがちで、あとから怖くなる。
逆に、二重絶縁の機器みたいに、構造として接地を前提にしていないものもある。見分けがつかないなら、まずは“電源周りの仕様”を確認して、必要な機器だけ丁寧にやる。これが一番ラク。
アース接続の役割は“ビリビリを消す魔法”じゃない
アース線は、万が一の漏電や異常が起きたときに、電気を人ではなく大地側へ逃がすための道。だから、目的は安全寄りだ。
とはいえ現実は、体感の悩みで検索する人が多い。自分もそうだった。外部スピーカーを足したあたりから、耳を近づけるとブーン音が出たり、USBハブ周りを触ったときに微妙な違和感が出たり。ここで焦って“なんでもアース”に走ると、やらなくていいことまでやり始める。安全の話と、ノイズの話は分けて考えたほうが落ち着く。
手順はシンプル、順番だけ守る
コンセントに接地端子(アース端子)があるなら、やることは単純。アース線を端子へ接続してから電源を挿す。外すときはその逆。これだけで作業中のヒヤッとが減る。
ただ、日本の部屋は2口コンセントが多い。アース端子がそもそもない。そこで出てくる現実的な道具が、たとえば3ピン→2ピン変換プラグ(アース線付き)。ただし、これで“解決”になるのは、アース線をつなぐ先がある場合だけ。変換しただけで接地できた気分になるのが一番危ない。
アース端子がない家の「正攻法」
壁のコンセントに接地端子がないなら、無理に壁の中を触らない。ここは割り切りが大事。
現実的には、接地端子がある別の場所へ“線を持っていく”方向になる。たとえば、接地端子付きの電源タップを使って配線を整理する。こういう用途なら3ピン対応 電源タップ(接地付き/OAタップ)が分かりやすい。机の下がごちゃつく人は、配線の負担が減って、結果的にトラブルも起きにくくなる。
アース線があと少し届かない、みたいな状況ならアース線 延長ケーブル(接地線の延長用)で無理のない取り回しにするのも手。無理に引っ張って線が張る状態は、見た目以上にストレスが残る。
「端子がある電源タップが欲しいけど、メーカーも揃えたい」ならパナソニック アース端子付き 電源タップみたいに探すと早い。
これはNG:つないじゃいけない先がある
金属ならどこでもいい、はダメ。水道管やガス管に結ぶ話が昔は出回ったけど、やらない。怖いから、以上。
もし端子がむき出しで気になるなら、未使用側はコンセントのアース端子カバー(未使用時の保護)みたいな小物で塞いでおくと、作業中に引っかけにくい。
ブーン音・ノイズは、アースより先に効く対策がある
体験として、ノイズは“アースで全部解決”にならないことが多い。自分のケースも、まず配線の位置を変えたら改善が大きかった。電源ケーブルと音声ケーブルを束ねていたのが原因っぽい。こういうの、やりがち。
ノイズが強いときは、電源側で様子を見るのもあり。エレコム 電源ノイズフィルター(ノイズ対策)みたいな方向で探すと、原因が電源由来かどうかの切り分けにもなる。
信号線のほうが怪しいなら、ケーブルに後付けできるクランプ式フェライトコア(HDMI用)を試すのも現実的。USB-C給電の環境ならクランプ式フェライトコア(USB-C/給電ケーブル用)のほうがハマる。
静電気がつらい人は、足元から整えると楽
モニターが悪者というより、部屋の乾燥と衣類の組み合わせで静電気が増えてることも多い。机に座るたびにパチパチするなら、まずは環境側をいじるほうが即効性がある。
自分は静電気除去マット(デスク・機器まわり)を足元に入れたら、あの“触るのが怖い感じ”がだいぶ薄れた。アース以前に、日常のストレスが減る。
どうしても不安なら、数値で確認する手もある
ここまでやってもモヤモヤが残るなら、測って納得する方向もある。接地抵抗計(アーステスター)は用途が限られるけど、「気のせいかも」を終わらせるには強い。仕事道具が多い人ほど、こういう割り切りが効く。
まとめ:アースは“安全の土台”、ノイズは“切り分け”が近道
モニターのアース接続は、必要な機器ならやる。端子がない家は、無理なDIYをしないで、接地できる環境へ持っていく。ノイズやブーン音は、アース一本に期待せず、電源・配線・信号線の順に切り分ける。ここまで整理できると、変に怖がらずに済むし、机の前がちょっと気楽になる。


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