机の上が限界なら、床置きがいちばん早い。デスクを替えずに画面位置だけ理想に寄せられるし、会議や配信みたいに「今日はここ、明日はあっち」をやる人ほど効いてくる。
ただし床置きは、合わないやつを掴むと一気に後悔する。理由はシンプルで、VESA(背面ネジ穴)と耐荷重と安定性が噛み合ってないと、グラつき・高さ不足・配線地獄がセットで来るから。買ってから気づくと戻れないので、先に潰す。
床置きが向くのは「机を捨てない人」
まず断言すると、床置きモニタースタンドは“デスクを主役にしたまま、視界だけ変える”道具だ。机上を片付けたいだけなら卓上スタンドやアームでもいける。でも、クランプ不可(天板が薄い/ガラス/段差)だったり、机がたわんで画面が揺れたり、そもそも置き場所がなくなった人は床置きのほうが楽になる。
自分は一度、机の端にクランプしたアームが微妙にズレて、気づくたび締め直してた。あれが地味にストレスで、床置きに逃げたら締め直しから解放された。代わりに“足元の面積”は増えるので、そこは割り切り。
ここで迷子になる:床置きの3タイプ
床置きは全部同じに見えるけど、使い勝手は別物。結論から言うと「移動するか」「据え置くか」「周辺機器を載せたいか」で分けるのが早い。
移動をよくやるなら、キャスター付きが強い。たとえば会議室と作業机を行き来するなら、サンワダイレクト モニタースタンド 100-LAST003みたいな“高さ調整+移動”の発想が合う。より業務寄りの雰囲気なら、サンワサプライ キャスター付モニタースタンド CR-LAST37BKの系統が選びやすい。
据え置きで“ガタつきの少なさ”を優先するなら、台座がしっかりしたタイプが気持ちいい。テレビ寄りの安定感を狙うなら、ハヤミ工産 HAMILEX ディスプレイスタンド PH-825Sや、サイズ帯を上げたい人ならハヤミ工産 HAMILEX ディスプレイスタンド PH-821Bみたいな“据え置き前提”がハマることが多い。生活感を抑えたいなら、隠しキャスター系のタンスのゲン テレビスタンド 隠しキャスター 45400045も候補に入る。
周辺機器をまとめたいなら、棚付き・ラック寄りが便利。小型PCやAV機器を載せるなら、StarTech.com 移動式PCモニタースタンド WKSTNCARTみたいな“ワークステーション感”が分かりやすい。大画面のテレビスタンド方向なら、StarTech.com 移動式テレビスタンド STNDMTV100や、コスパ寄りのFITUEYES テレビスタンド キャスター付き TT206002GBも現実的。
失敗を防ぐチェックは5つだけ
床置きで外す人は、だいたい同じところでつまずく。ここを買う前に確認すると、ほぼ回避できる。
VESAが合うか
背面のネジ穴ピッチが合わないと始まらない。75×75、100×100が多いけど、サイズが上がると200系が混ざる。迷ったら、いま使ってるモニターの仕様表を先に開く。
耐荷重は“余裕”を取る
耐荷重ギリギリはグラつきやすい。モニターの重量だけじゃなく、アダプタやカメラ、上に載せるものまで想定して余裕を持つ。ここケチると、地味にずっと気になる。
高さ調整幅が合うか
座り作業メインでも、ちょっと立って作業したくなる瞬間がある。調整幅が狭いと、結局「首がつらい」で終わる。買う前に“目線の高さ”をメジャーで測っておくと失敗が減る。
台座の安定性と足元の邪魔さ
安定は正義だけど、台座がデカいと掃除機が当たる。ここは部屋の動線と相談。自分は一度、台座の角に小指をぶつけてから、置き場所を固定するようになった。
キャスターの有無とロック
移動が多いならキャスターは快適。ただ、ラグや段差がある部屋だと途端に扱いづらい。ロックがしっかりしてるかは見ておきたい。
実際に使って分かった「床置きの気持ちいい瞬間」
床置きにして良かったのは、配線替えが圧倒的にラクになったこと。机の上に物が増えないから、片付けの心理コストが下がる。あと、画面をちょっと後ろに下げられるので、視界が広く感じる日がある。
逆に微妙だったのは、“移動できるはずなのに移動しない”状態。キャスター付きでも、結局コンセント位置と配線の取り回しで定位置が決まる。ここは最初から割り切って、据え置き系(たとえばハヤミ工産 テレビスタンド TF-320Bみたいな方向)に寄せたほうが幸せな人も多いと思う。
どれを選ぶか迷ったら、使い方で当てはめる
「とにかく動かしたい」なら、まずサンワダイレクト モニタースタンド 100-LAST003か、もう少し業務向けのサンワサプライ 液晶モニタスタンド CR-LAST1のような定番で考えると早い。
「モニターを医療・店舗っぽく運用したい」なら、可動域や作り込みが強いErgotron Neo-Flex モバイルメディアセンター 24-191-085が分かりやすい。
「机上から降ろしたいだけ」で高さ調整がそこまで要らないなら、床置きより“スタンド強化”で済むこともあって、エルゴトロン Neo-Flex モニタースタンド 33-310-060みたいな選択肢に寄り道するのもアリ。二画面で“机の上を空けたい”欲が強い人は、エルゴトロン Neo-Flex 2画面用 33-396-085の方向も現実味が出てくる。
設置のコツ:倒れない位置は“真ん中”が基本
組み立て自体は難しくない。難しいのは置き方。画面を上げた状態で前に引っ張ると、てこの原理で怖くなるので、台座の中心に荷重が落ちる位置を探すのが先。ケーブルは余裕を持たせて、移動するなら床に引きずらない長さにする。最後にキャスターのロックをかけて、画面を軽く揺らしてみる。ここで不安なら高さを少し下げるだけで安定が増す。
よくある疑問
床置きとテレビスタンドの違いは?
答えは“用途の前提”で、モニター寄りはPC周りの配線や可動を想定していて、テレビ寄りは部屋の見た目と安定を重視することが多い。だから、見た目を優先する人がタンスのゲン テレビスタンド 隠しキャスター 45400045を選ぶ流れも普通にある。
VESA非対応でも付く?
アダプタで逃げられる場合はある。ただし重くなるし、耐荷重に余裕がなくなる。ここは“付けばOK”で突っ込むと危ないので、無理に拡張しないほうが安全。
床置きモニタースタンドは、選び方さえ外さなければ作業環境が一段ラクになる。VESA、耐荷重、高さ、台座、移動。この5点を最初に決めて、あとは部屋の動線に合わせて選ぶ。ここまで決めてから買うと、失敗がかなり減る。


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