モニターの色がおかしいとき、原因は「色味の設定」そのものじゃなく、前提が崩れてることが多い。だから最初にやるべきは、RGBをいじる前の整理だ。理由は単純で、夜間モードや自動輝度みたいな“別の仕組み”が動いたままだと、どれだけ調整しても戻ってしまう。補足すると、ここを飛ばすと「昨日は合ってたのに今日は黄ばんでる」みたいな沼に落ちやすい。
まず下準備:ここを固めると一気に楽になる
結論から言うと、色調整は“モニターが安定してから”が本番。理由は、電源を入れた直後は明るさや色が微妙に動く機種があるから。補足として、私は昔、朝いちで設定して昼に見直したら肌色が別人になっていて、結局やり直しになった。
やることは4つだけ。夜間モード(Windowsの夜間モードやMacのNight Shift)、モニター側のブルーライト低減、部屋の照明の色(電球色だと暖かく見える)、そしてモニターのプリセットを「標準」寄りに戻す。いきなり「鮮やか」「ゲーム」みたいなモードで合わせると、後で必ず破綻する。
症状で当たりを付ける:黄ばみ・青白さ・派手すぎ
黄ばんで見えるなら、色温度が低いか、夜間モードが残ってる可能性が高い。青白いならその逆で、色温度が高すぎるか、寒色系のプリセットが刺さってる。理由が分かると、触る場所が絞れる。補足すると、RGBを動かすのは最後でいい。最初に色温度(6500K前後の標準)を当てに行った方が早い。
広色域モニターで「やたら濃い・赤い」みたいなときは、sRGBエミュレーションがあるならまず試す。ここで落ち着くなら、原因は色域とアプリ側の色管理の相性だ。
モニター本体(OSD)で触る順番:迷わないための型
結論:触る順番は固定した方が勝ち。理由は、後の設定が前の設定に引っ張られるから。補足として、私は昔RGBから入って、最後にガンマを変えた瞬間ぜんぶ崩して泣いた。
おすすめの順番はこれ。
- 色温度(K)
- 明るさ(輝度)
- コントラスト
- ガンマ
- 最後にRGBゲイン(必要なときだけ)
明るさは「眩しくない」を基準に落とす。白背景のブラウザで目が疲れるなら高すぎる。コントラストは上げすぎると白飛びして、紙みたいな白が“のっぺり”する。ガンマは黒つぶれ/白飛びのバランスで判断するのがコツだ。
Windowsで色を詰める:目視調整でも意外といける
Windowsなら、まず標準の「ディスプレイの色の調整」でガンマ→明るさ/コントラスト→カラーバランスの順に追える。結論として、ここまでで日常用途は十分整うことが多い。理由は、OS側の補正で“全体のクセ”を戻せるから。補足すると、同じモニターでも昼と夜で見え方が変わるので、夜メインなら夜の部屋で合わせた方が納得感が出る。
「文字がにじむ」問題は色というより視認性の話で、ClearTypeの調整も一緒にやると改善しやすい。色を追い込みすぎて文字が読みづらいなら、シャープネスを標準に戻すのも手だ。
Macはプロファイルが要:合わせるなら“色の地図”を作る
Macの場合、結論としてICCプロファイルの扱いが要になる。理由は、アプリが色管理に対応しているほど、そのプロファイルが効いて見え方が揃うから。補足として、写真編集やデザインをやる人ほど差が出る。
「ディスプレイキャリブレータアシスタント」でプロファイルを作るのも手。ただ、目視の限界はある。作業用の正確さが欲しいなら、次の“測色計”が現実的になる。
ICCって結局なに?派手すぎ問題の正体
結論:ICCは「このモニターはこうズレる」を記録した補正データだ。理由は、同じ“白”でも機種や個体で色が違うから。補足すると、ICCが効かないアプリ(色管理しないゲームや一部の動画プレイヤー)だと、派手に見えたり、妙に濃く見えたりすることがある。
広色域モニターで“色が濃い”と感じたら、sRGBモード+ICCで落ち着くケースが多い。逆に言うと、ここを理解してないと「このモニター、色が変」と誤解しやすい。
もう一段正確に:測色計でキャリブレーションする
仕事や趣味で色を合わせたいなら、結論として測色計が早い。理由は、白色点・輝度・ガンマを数値で固定できるから。補足すると、私は以前、ノートPCと外部モニターの肌色が合わなくて毎回イライラしてたけど、測色計で揃えたら「同じ写真が同じ色」に寄ってストレスが減った。
定番どころなら、Calibrite ColorChecker Display ProやCalibrite ColorChecker Display Plusが候補になる。Spyder系ならDatacolor Spyder Proや、より詰めたい人向けにDatacolor Spyder X2 Elite、環境光まで見たいならDatacolor Spyder X2 Ultraもある。旧名で探す人も多いので、X-Rite i1Display Proみたいな検索も通りやすい。印刷まで絡むならX-Rite i1Studioが視野に入る。
そもそもモニター側で迷いたくない人:色に強いモデルを選ぶ
結論:モニター選びで“色調整の苦労”は減らせる。理由は、工場出荷時の調整や色域モードの作り込みが違うから。補足として、私も安いモニターで頑張ってた時期があるけど、最後は「合わせにくさ」に時間を取られて損をした。
色を最初から固めたいなら、プロ向けのEIZO ColorEdge CG2700Xや、もう少し現実的な価格帯でEIZO ColorEdge CS2740が候補。写真用途ならBenQ PhotoVue SW272Uも人気がある。クリエイター向けの入門としてはASUS ProArt PA279CRVが話題に上がりやすいし、普段使い+作業のバランスならDell UltraSharp U2723QEみたいな選び方もアリだ。
調整後のチェック:ズレに気づける見方だけ覚える
最後に結論。チェック用に「肌色」「グレー階調」「暗部(ほぼ黒)」「白背景」を見るだけで、だいたいの失敗は拾える。理由は、この4つで“色かぶり”“階調つぶれ”“白飛び”が見えるから。補足として、ブラウザと画像ビューアで見え方が違うなら、色管理の有無を疑った方がいい。ここが分かると、調整のやり直しが減る。
色調整は、派手に変える作業じゃない。違和感を消して、いつ見ても同じに寄せる作業だ。だからこそ、順番と前提を守るのがいちばん効く。


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